老齢犬が水を飲み過ぎてる?ひょっとしてそれは病気のサインかも!

老齢犬が水を飲み過ぎてる?ひょっとしてそれは病気のサインかも!

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老齢犬の中には水を多飲するようになる子がいます。単にのどが渇いているだけだと思う飼い主も少なくないと思いますが、実は水の多飲は病気のサインである可能性もあります。今回は老齢犬が水を飲み過ぎる場合に考えられる病気についてご紹介します。また詳しい症状についても解説するので参考にしてみてください。

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肝臓病

肝臓病は肝臓の機能が衰える病気の事です。老犬になると身体の変化も多いのでついつい肝臓病の症状を見逃しがちになってしまいます。身体全体に影響が出るので、肝臓病も早期発見できると良いでしょう。

・どんな病気なの? 肝臓は栄養素を分解・合成したり、糖をグリコーゲンとして蓄えたりします。また体の毒素を処理する働きもあります。この肝臓の機能が低下することで上手に栄養を活用できなくなったり毒素が身体に溜まってしまったりします。

・原因は? 肝臓病は主に食事などが原因でおこります。長年栄養の偏った食事を与えているなら、肝臓に負担がかかり肝臓病になりやすくなります。

高齢になって運動量が減ることも原因になり得ます。運動量がへっても食べる量を変えないかもしれません。そうなると、オーバーカロリーとなり肥満になります。肥満な犬は肝臓病になりやすいので注意が必要です。

他にも感染症が原因であったり薬物や毒素などが影響していたりします。肝臓病の原因は多種多様なので特定しづらいものなのです。

・どんな症状? 肝臓病はなかなか症状に表れにくい病気です。一番わかりやすい症状が多飲・多尿です。水をたくさん飲むようになり、尿の量も増えます。症状が進むなら、栄養失調になったり下痢や嘔吐があったりする場合もあります。

子宮蓄膿症

子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)は高齢のメス犬に多い病気です。避妊手術を受けていないメスがかかりやすいとされています。子宮蓄膿症は死に至ることもありますので注意が必要です。

・どんな病気なの? 子宮蓄膿症は子宮内に細菌が入り込むことによって炎症を起こす病気です。炎症によって子宮内に膿が溜まることで子宮が破裂したりすることもあるのです。子宮内の毒素が身体をめぐることで急死することすらあります。

・原因は? 子宮蓄膿症の原因は陰部から子宮に細菌が入り込むことが原因です。特に発情期には子宮までの通り道が広くなります。それで細菌も入りこみやすくなるのです。細菌が子宮内に入りこんだときに、抵抗力が低くなっているならそのまま細菌が繁殖してしまいます。

避妊手術をしていない老犬に多い病気とされています。該当する犬を飼っている場合は十分注意してくださいね。

・どんな症状? 子宮蓄膿症になるとたくさんの水を飲むようになります。肝臓の働きが弱くなることで毒素が身体をめぐることになり、腎機能が衰えてしまうからです。腎機能が衰えることによって腎不全と同じ症状がでて水を欲するようになるのです。

他にも元気がなくなったり、食欲がなくなったりするなら要注意です。子宮蓄膿症が進むなら、子宮に溜まっている膿が漏れることもあります。このような症状を観察したならすぐに病院に連れていくようにしましょう。

まとめ

老犬が水をたくさん飲む原因についてご紹介しました。老犬たちは病気にかかりやすいものです。老犬の小さな変化にも敏感であってください。水をたくさん飲む原因は病気かもしれません。

もしかしたら、糖尿病や慢性腎不全、副腎皮質機能亢進症、肝臓病などにかかっているかもしれません。水の量が増え始めたのであればすぐ獣医さんに相談しましょう。そのような初期症状で病気を発見・治療できるなら、大きな問題に陥らなくて済むでしょう。

老犬になったとしても、出来るだけ長く生きて欲しいものです。健康を保てるなら長生きするだけでなく幸せに生きることができます。飼い犬の事を愛しているのであれば、日々の小さな変化に敏感になってくださいね。

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