犬を電車に乗せても良い？電車に乗せる際の注意点や事前にできるトレーニングを紹介します！

外国での犬と鉄道移動の事情

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最後に、日本以外の犬と鉄道の様子を幾つかお伝えしましょう。これを見ると、日本は公共の場所での犬の扱いに厳しいと言えます。

〇アメリカ ペット大国のアメリカは、日本の10倍以上の数の犬が飼われています。ニューヨークの地下鉄では、犬が何らかのバッグに入っていれば使用可能で、田舎の州ではそのような規定すらないところも珍しくありません。

大都市のニューヨークですら、トートバッグやリュックサックから犬が顔を出している様子が毎日見られます。犬が大人しいことも関係しており、よほどの犬嫌いでなければ周囲も気に留めることはありません。

〇イギリス イギリスも犬を飼いやすい国として知られています。電車や地下鉄は無料、犬用の料金は徴収されません。大型の犬でもお構いなしに、人々は犬を公共交通機関に連れ込みます。

リードでつなぐことが周知のマナーのようですが、クレートに詰め込んで移動する様子はあまり見られません。犬にとってはニューヨークよりもさらに開放的な環境と言えます。

〇スウェーデン ペットの保険加入率の高さでも世界でトップクラスに入るスウェーデンは、犬を丁寧に扱う文化が浸透しています。電車では犬が座席に座ることも珍しくありません。タオルを敷いたりリードを付けたりするなどのマナーがありますが、犬にはやはり開放的で快適な条件が整えられています。

こう見ていくと、日本での犬を取り巻く環境はかなり厳しい部類に入ることが分かります。犬にかかるストレスも高くなるため、電車移動を無事こなした際には、普段の倍以上のおやつやスキンシップを持ってご褒美を与えていきたいものです。