犬を電車に乗せても良い?電車に乗せる際の注意点や事前にできるトレーニングを紹介します!

犬を電車に乗せても良い?電車に乗せる際の注意点や事前にできるトレーニングを紹介します!

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犬を連れて電車に乗ったことはおありでしょうか?人が多く密集するような条件下で、愛犬が果たして大人しく言うことを聞いてくれるかどうか不安に感じる飼い主の方もいることでしょう。ここでは犬を電車に乗せる際の注意点や、移動をストレスなく行うために事前にできるトレーニングについて詳しく取り上げていきます!

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犬と電車に乗るために知っておきたいこと

電車に乗る犬

PongMoji/shutterstock.com

犬を連れて電車に乗ったことはおありでしょうか?日本でもペットを連れて出入りできる場所はどんどん増えていますから、電車も1本や2本乗った経験がおありかもしれません。

しかし、人が多く密集するような条件下で、愛犬が果たして大人しく言うことを聞いてくれるかどうか不安に感じる飼い主の方もいることでしょう。

ここでは、犬と電車に乗る際の注意点について取り上げます。マナーやしつけ、料金など犬を取り巻く電車の環境について見ておきましょう。犬を電車に慣れさせるために事前にできるトレーニングについても解説します!

犬を電車に乗せても良いの?

犬と電車を待つ男性

Gutesa/shutterstock.com

そもそも犬を電車に乗せても良いのでしょうか?答えは“イエス”です。

盲導犬や介助犬など、存在が必須とされる犬はもちろんのこと、それ以外の犬でも後述する一定の条件を満たせば可能です。日本の公共交通機関では犬は手荷物の一部とみなされるため、条件を満たせばどんな犬でも交通機関を利用できます。

盲導犬や介助犬は「法に定める表示等を行っている場合」かつ「使用者本人が随伴する場合」に連れ込めます。当然、彼らをキャリーバッグなどに詰め込む必要はありません。

犬を乗せる際のルール

基本的には「犬の体が見えないようにすること」が必要です。犬をすっぽりと覆えるクレート(持ち運び用の犬小屋のこと。電車移動の際にもよく使われる)やキャリーバッグに入れ、電車内はおろかホームでも外に出すことは厳禁です。

静かにできるかどうか、おとなしいかどうかにかかわりなく、抱っこしたりバッグから顔を出したりしている状態での乗車もできません。

■JR JRでは全線共通で規定を設けており、それらを守れない場合は乗車を拒否されることもあり得ます。以下にJRの規定をご紹介します。

「小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物(猛獣やへびの類を除く)で、長さ70センチメートル以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチメートル程度のケースに入れたもの、かつケースと動物を合わせた重さが10キログラム以内のもの」

つまり体重が10キロを超えている場合、自動的にJRには乗れないことになります。規定によれば、他の乗客に著しく迷惑がかかると職員が判断した場合もやはり乗車拒否になる場合があります。料金は280円です。

上記のガイドラインを見ると、実質利用できるのは小型犬から一部の中型犬といったところで、盲導犬などの使役犬以外の大型犬と電車で移動することは不可能だということが分かります。

首都圏や関西の鉄道会社のガイドラインも見ておきましょう。いずれにしても、電車内やホームで犬を出すことはほぼ禁止に近いニュアンスで書かれています。

■東京メトロ、TX、京成電鉄、東急電鉄、京急電鉄、小田急電鉄、東武電鉄、西武電鉄 「クレートの長さが70センチ以内、縦横高さの合計が90センチ程度、クレートと動物を合わせた重さが10キロ以内。料金は無料」

■りんかい線 「クレートの長さが70センチ以内、縦横高さの合計が90センチ程度、クレートと動物を合わせた重さが20キロ以内。料金は無料」

■都営地下鉄、京王電鉄 「クレートの長さが70センチ以内、縦横高さの合計が90センチ程度、クレートと動物を合わせた重さが30キロ以内。料金は無料」

■大阪市営地下鉄 「見えないように覆うこと。料金は無料」

■近畿日本鉄道、南海電鉄、阪急電鉄、阪神電車、京阪電車 「クレートの長さが70センチ以内、縦横高さの合計が90センチ程度、クレートと動物を合わせた重さが10キロ以内。料金は280円」

これらは現在インターネットで確認できる一例です。利用の際は各鉄道会社の最新情報を確認してください。

重さに関して比較的厳しい規定が目立ちます。あくまで小型犬や子犬を対象にしており、移動の危険性を減らしたいようです。

他の利用者のアレルギーなどを考慮してか、基本的に全身を覆える状態を乗車の最初から最後まで保持するのが原則です。被毛が飛散することで、狭い車内でアレルギーを発症してしまう事態への対策です。

大阪市営地下鉄はサイズや重さに関して規定を設けていないため幾分自由に利用できますが、全身が入るクレートでも「見えないように覆う」ことが求められます。格子状のドアを採用したクレートに全身が入っていても、見えないように布などで覆わなければなりません。

犬を電車に乗せる料金って?移動の際のマナーについても解説。

最近は、犬も一緒に家族として出かけたり、旅行することが多くなりました。移動の際に、犬も電車に乗せることができますか?どんな注意点があるでしょうか?また、犬を電車に乗せる時のマナーや料金についても紹介します。

https://mofmo.jp/article/4686

電車に乗る際のマナー

犬はケージに入れて

Dorottya Mathe/shutterstock.com

では、犬を連れて乗る際にはどのようなマナーを守るべきでしょうか?

欧米ほどペットを連れることに対する理解がないため、日本では存在を感じさせないようにする工夫が求められます。先ほどの各鉄道会社の規定で、全身を覆えるクレートに入れることが定められているのはそのためです。

犬を非常に怖がってしまう方もいるため、犬が収まりきらない場合は素直に別の交通手段を探すしかありません。

キャリーバッグやクレートの中には、格子状のドアが付いているだけで中身は見えてしまうものも非常に多くあります。そのような場合、バッグやクレート全体を布や服で覆ってしまうのがいいかもしれません。

すべての鉄道会社が中が見えないようにすることを規定している訳ではありません。しかし目立たなくすることで,、必要以上に周りの注意を引かなくて済むかもしれません。

また犬にとっても、周りの喧騒が少し減ることでより少ないストレスで移動できることでしょう。これには犬の個体差や気質も関係しているため、何度かの試行錯誤を経て最適な方法を見つけることが必要となるかもしれません。

そういった理由から、電車が混雑する時間は利用を避けるのが賢明です。ラッシュ時には人ごみの中を歩くことになるため、特に愛犬が電車移動に慣れていない場合は非常に大きなストレスを感じ、以後はキャリーバッグやクレートを見ただけで入るのを拒むようになるかもしれません。

車両を選ぶ際も人が多い車両ではなく、遠くても人が少ない車両を選ぶべきです。犬にも周りの人にもストレスが減ります。立つしかない場合は足元にバッグを、座れる場合は膝の上にバッグを置き、周りの人が極力スペースを有効活用できるようにしましょう。自分への負担が幾分増えますが、周りの理解を勝ち得ることが出来るかもしれません。

万が一犬が吠えてしまうこともあるかもしれません。十分なトレーニングを積んでいるとか、何度も乗車して慣れている犬ならともかく、そうでなければ恐怖やストレスから普段以上に敏感になってしまうものです。

犬が吠えてもバッグやクレートを開けることは我慢してください。指を差し入れて撫でるなどして何とか落ち着けてやりましょう。吠える度におやつをあげると、吠えることをおやつと結びつけてしまうので注意が必要です。

赤ちゃんを世話するように、鳴き止むまで何とかあやして、鳴き止んだタイミングを見計らっておやつを与えましょう。

どうしても泣き止まない場合はとりあえず下車し、駅のホームや構内で落ち着くまで待ってあげましょう。移動を少しずつ行うと時間がかかりますが、犬にはストレスが少なくなるでしょう。最善を尽くすことで、やはり周りの理解を得られるかもしれません。

吠えたから開ける、吠えても聞こえないふりで時間が過ぎるのを待つといったことは、よほどの理由がない限りやめましょう。責任感の無い行動は、世の中の犬の飼い主の評価を下げることにつながります。

今後のより良い犬との共存社会に貢献するためにも、ルールを守りながらできることを行わなければなりません。口を縛り付けるわけにもいかないため、犬が吠えることをコントロールすることはできません。

犬嫌いの乗客に囲まれている場合、できる限り努力している姿勢を見せることで、周りの恨みを買わないような最善の結果を得られます。

犬にも準備させる

電車に乗る際には、犬にも準備させてストレスやトラブルの少ない移動をさせてやりたいものです。

まずはトイレです。出かける前におしっこもウンチも終わらせておくのが理想的です。散歩に行って済ませる、運動させておくなどの方法があります。

散歩や運動で疲れていると、移動中は大人しくしてくれるかもしれません。エネルギーが有り余っているようであれば、バッグの中でも元気に動こうとしてしまいがちです。可能であれば、事前に運動を済ませましょう

同じ理由で、エサを食べさせることも移動のしばらく前に終わらせておくべきです。できれば2~3時間前には終わらせ、それ以後は食べ物を与えないでください。

食べた胃の重さや不快感で酔うこともあり、そうなると排せつだけでなく嘔吐でも汚してしまいかねません。愛犬が粗相したとなると、電車移動の苦労も倍になってしまいます。

できれば2~3時間前には食事も散歩も終わらせておくのがベストです。いつも酔ってしまうという犬の場合、動物病院で犬用の酔い止めを処方してもらうのも一つの方法です。

電車移動に慣れるトレーニングをしておこう

トレーニングを受ける犬

WilleeCole Photography/shutterstock.com

どうしても電車移動しなければならなくなったり、移動回数が増えたりするようであれば、事前に家でトレーニングを積んでおくことが役に立ちます。

まずは、ハウスに入るトレーニングから始めましょう。キャリーバッグであれクレートであれ、ハウスに入ることを嫌がる犬もいます。おやつをその中に入れて、「ハウス」の号令で取りに行くようにしましょう。

おやつを取って戻ってきたら、食べ終わるのを待ってから思い切り褒めます。「ハウス」と言っておやつをキャリーバッグやクレートの中に取りに行くことに慣れれば、そのうちおやつがなくても「ハウス」の号令で中に入るようになります。

おやつを使っても使わなくても、大げさなほど褒めることは欠かさないでください。

ハウスに入ること自体に慣れてきたなら、今度は硬いガムのようなおやつを使ってハウスの中でおやつを食べるようにさせてあげましょう。ハウスのドアを閉めても、外に出ずに中でおやつを食べることが目標です。

これにも慣れたら、ハウスに入らせておやつを後から入れるなどの方法でさらに慣らしていきます。

ハウスに入ると飼い主に褒めてもらえる、さらにはハウス(キャリーバッグやクレート)自体が心地よく安心できる環境であることを覚えると、「ハウス」の指示で入ってくれるだけでなく、その中で居心地よく感じてくれるようになるでしょう。

中にいることに慣れたら、今度はそのバッグやクレートを持って出かけます。まずは部屋の中を移動したり、外に出たりするだけでもいいでしょう。移動の際は常に声をかけ、飼い主の声で安心できるように覚えさせていきましょう。

10分程度のお出かけから20分程度、30分と徐々に移動時間を長くしていきます。中に入って移動するトレーニングの後は、必ず外で遊ばせたり周辺で散歩に連れて行ったりなどのご褒美を与えましょう。バッグやクレートでの移動のあとは楽しい予定があると思うことで、移動中も耐えてくれるようになります。

短い距離でも落ち着かないなどの状態が続いても、辛抱強く少しずつ慣らしていきましょう。褒めることや出先で散歩するなどのご褒美を欠かさなければ、移動と楽しい予定を結び付けてくれるはずです。

愛犬との電車移動には入念な準備を!

以上のようなトレーニングやテクニックを駆使すれば、愛犬と電車で移動することも苦ではなくなるかもしれません。しかしどんなにトレーニングを積んでも、何かの拍子に吠えたり粗相してしまったりすることもあるものです。

途中下車で一度リセットしたり、声をかけて落ち着けることを繰り返したりすれば、大抵は時間と共に慣れていってくれるものです。ラッシュ時間を避けるだけでも犬の様子がずいぶん違ってくるかもしれません。

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