アニマルセラピーとは?どんな効果がある?動物たちの癒す力が今注目されている!

アニマルセラピーとは?どんな効果がある?動物たちの癒す力が今注目されている!

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アニマルセラピーという言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは名前の通り動物たちを使ったセラピーのことです。動物たちは不思議と私たちの心を癒してくれる力がありますが、現代のようなストレス社会において、この力が注目されています。今回はアニマルセラピーの効果や特徴についてまとめました。

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アニマルセラピーの効果

セラピードッグにハグする女性

Monkey Business Images/shutterstock.com

アニマルセラピーには具体的にどのような効果があるのでしょうか。代表的なものを挙げてみましょう。

生理的効果

まずは生理的効果です。この効果には「ストレス対策」が含まれます。犬や猫と触れ合うことでその人の心の奥にあるストレスを軽減させ、元気を出してもらったり前向きな考え方や感じ方ができるようにします。

人間がストレスを感じると身体には「ストレスホルモン」が出ます。ストレスと対面した時に人間は『頑張る』か『我慢するか』のどちらかを選ばなければなりません。

頑張ると、血圧が上昇して心臓がドキドキします。呼吸数や脈拍数は増え、体温や血圧は上昇します。この状態が長続きすると人間は我慢するようになります。すると慢性的なストレス状態に入ってしまいます。このような場合にアニマルセラピーが有効です。

表情豊かなわんちゃんに話しかけたり、もふもふとしたねこちゃんの体に触るだけで、体内には「幸せホルモン」と呼ばれる「オキシトン」が分泌されます。

わんちゃんやねこちゃんに話しかけたり触れたりしていると、穏やかな気持ちになり、なんとなく肩の荷が下りたような気がすることはありませんか?それは人間の脳内で「オキシトシン」が放出されているからです。「オキシトシン」は気持ちを落ち着かせて、不安や恐怖感が抑えられる「セロトニン」や、やる気が出て楽しい気分にしてくれる「ドーパミン」などの神経伝達物質の分泌も促してくれます。

わんちゃんねこちゃんに話しかけ、撫でたりしている時に、私たちの体には「オキシトシン」が行き巡っているためストレスを跳ね返す力も行き巡り、リラックスすることができるのです。

体がリラックスすると、結果的に血圧の安定・コレステロール値の減少・痛みの緩和・筋緊張が低下するということにも繋がります。

心理的効果

一度動物と接して楽しい経験をすると、「この前のわんちゃん、かわいかったなぁ〜」、「あの時のねこちゃんのもふもふにまた触りたいなぁ〜」などと思い起こすだけで、その時の楽しいという感情が再現されるようになります。日常的に楽しいとい感情が増えてくると、抑うつ状態の改善にもつながります。

その結果、モチベーションが向上し、自分自身の病気を考え過ぎなくなり、「また、ねこちゃんに会いたいから頑張ろう」とか「またわんちゃんと散歩したいからリハビリがんばろう!!」という思考回路ができあがってくるのです。

社会的効果

社会的効果とは、動物が潤滑油になって、人と人との交流が円滑になり、つながりが広がることと言えるでしょう。かつて飼っていたわんちゃんやねこちゃんの記憶がよみがえり、会話が少なかった方たちも犬や猫の話で盛り上がり人間関係の輪も広がるようです。

震災後に人間関係が希薄になってしまっていた仮設住宅において、「ペットが住民たちの会話の潤滑剤になってくれる」といったこともあります。これも社会的効果の一つと言えます。

アニマルセラピーの効果をまとめてみると以下のようになります。

  • 生理的効果:リラックス効果、血圧の安定、コレステロール値の減少、痛みの緩和、筋緊張の低下。
  • 心理的効果:モチベーションが向上し活動欲求が高まり、病気や障害を克服しようとする気持ちにつながる。
  • 社会的効果:人間関係の構築や強化につながり協力関係ができあがる。そうなると人間関係が円滑になる。

生理的効果、心理的効果、社会的効果はそれぞれ密接に関わっていて、相乗効果を生み出しているようです。

アニマルセラピーの注意点

セラピードッグの訪問を喜んでいる小さな女の子とその家族

Monkey Business Images/shutterstock.com

アニマルセラピーはとても良いものですが、以下のような注意点もあります。

無理に勧めない

誰もが動物が好きとは限りません。動物が苦手な人やアレルギーを持っている人もいます。訪問先の人の気持ちを尊重して、動物とのふれあいを望まない人に対しては無理に進めないようにしなければなりません。また、訪問先の方と動物に負担にならないように、長時間の滞在は避けることが重要です。

衛生面

抵抗力が低下している患者さんや高齢者、また小さなお子さんの場合、「人獣共通感染症(ズーノシス)」の予防対策が必要です。動物たちの健康診断は欠かせませんし、予防注射の接種も必要です。寄生虫の駆除はもちろん、定期的なシャンプーやブラッシング、爪のお手入れなど衛生面に配慮する必要があります。また動物たちが抵抗力が下がっている方たちの口を舐めたりなどしないようにし、動物たちを触った後には必ず手を洗うようにしてもらうことが大事です。

訪問先との連携が重要

アニマルセラピーに参加する動物たちは基本的なしつけや行動のコントロールができていることが前提になっていますが、ハンドラー(飼い主)は動物にいつもと違う表情や行動が見られた場合は活動を中止することもあります。また、訪問先の人が動物たちに暴力を振るうなどのリスクなどがあるかどうかなども、事前に施設の方と話し合っておく必要があります。

動物たちの健康

生後8か月以内の子犬や、高齢犬の参加は好ましくないと考えられています。また、動物たちが食べてはいけない食べ物もありますので、人間の食べ物は与えないように、訪問先に人にお願いするなど工夫が必要です。

まとめ

動物の介入があると、人と人とのコミュニケーションは非常にスムーズになります。例えば、一人で散歩している時に向こうから同じように一人で散歩してくる人に親しみを込めて声をかけることは現代社会においてなかなか難しいことですが、犬や猫など動物を連れてきた人には、気軽に声をかけやすいのではないでしょうか。

アニマルセラピーは動物と人の心がつながるだけではなく、動物を通して人と人が触れ合えることもできます。同様の効果はセラピードッグやセラピーキャットとして働いている動物たちだけではなく、一般家庭で飼われている愛犬や愛猫にもあります。傍らにいてくれるその小さな存在は、私たちが思っている以上に、私たちの生活を豊かにしてくれているのかもしれません。

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