白い被毛をもつ犬種のまとめー原産国や歴史、サイズや性格すべて紹介します!
新たに犬を家族に迎えようとする時はどんな犬を飼おうかものすごく迷ってしまうものです。どんな犬を飼うか選ぶ際に決め手となるポイントの一つに「犬の毛色」があります。ここでは「真っ白い毛色」を単色で持つ犬種についてまとめてみたいと思います。原産国や歴史、サイズや性格について詳しくご紹介します!
白い犬を飼ってみたい
Eric Isselee/shutterstock.com
新たに犬を家族に迎えようとする時はどんな犬種にしようか、大型犬がいいか小型犬にしようかと、どんな犬を飼おうかものすごく迷ってしまうものです。
どんな犬を飼うか選ぶ際に決め手となるポイントの一つに「犬の毛色」があるかもしれません。また、ロングコート(長毛)にするか、スムースコート(短毛)にするかという点も決めるポイントに含まれることでしょう。
犬の毛色はたくさんあります。大まかに分けるとホワイト系、ブラック系、レッド系、ブラウン系、イエロー系、クリーム系、ゴールド系、グレー系、ブルー系、といった具合に分けることができます。さらに言えば、犬の毛色や被毛は単色カラーというよりも、いくつかのカラーが混在していることも多いです。
そんなたくさんの被毛カラーを持つ犬ですが、ここでは「真っ白い毛色」を単色で持つ犬種についてまとめてみたいと思います。
白くてふわっふわな被毛を持つ犬は光沢感を持ち、気品があって高貴な雰囲気もするので、犬の中でも人気が高い毛色の一つです。
白い犬がいいかな…と考えている方はぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです!それぞれの犬の原産国や歴史、体高や体長、体重、または性格や気質についてもできる限り載せていきますので、参考にしてくださいね☆
小型犬の白い犬種まとめ
ではまず、小型犬の中で白い被毛を持つ代表的な犬種をいくつか取り上げていきます。
マルチーズ
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一つ目の犬は「マルチーズ」です。真っ白でふわふわな姿はとても可愛らしく、その姿から「白い貴婦人」とか「白い宝石」などという名称が付いています。
■マルチーズの原産国と歴史 マルチーズの原産国は、イタリアの南に位置する、地中海にあるマルタ島と言われています。
マルチーズの歴史はとても古く、詳しいことははっきりしていないようですが、交配によって小型犬になっていったわけではなく、もともと小さい犬であったことから「世界最古の愛玩犬」とも呼ばれています。
マルチーズは他の犬との交配ではなく、マルチーズだけでの近親交配を繰り返すことで、真っ白い毛色の犬として確立するようになります。もともとは白以外の毛色の犬もいたようですが、性質が固定化されることで真っ白い毛色の犬になりました。
その後マルチーズは、マルタ島から貿易商人などによって世界各国へと持ち出されていくようになります。特にヨーロッパでは、貴婦人の愛玩犬として貴族たちから愛されるようになり、イギリスのビクトリア女王もマルチーズを飼っていたと言われています。
日本にマルチーズが入ってきたのは1960年頃で、1968年から15年にわたって登録数ランキングで1位になるほど、人気を集めてきた犬でもあります。
■マルチーズの体高や体重、被毛の特徴 マルチーズの平均体高は20センチ~25センチ、体重は2kg~3kgと、とても小柄なのが特徴です。オスメス共に体高や体重はそれほど個体差がありません。
被毛の特徴としては、温暖な地中海地方で産まれたというだけあってアンダーコート(下毛)を持っていません。真っ白でまっすぐなロングコートが体全体に垂れ下がり、鼻先からしっぽの付け根に至るまでずっと覆われているのがマルチーズの特徴です。
■マルチーズの性格や気質 マルチーズの性格はとても温厚で、飼い主や家族に対しては従順で愛情深い性格です。とっても甘えん坊で、いつもべったりくっついてきます。抱っこされるのを喜びます。
一方で活発な一面も持っていて、走り回るのもとても大好きです。さらに神経質でシャイな一面も持っているため、飼い主や家族など、信頼している人以外には警戒心を強く持って吠え続けることもあります。
この警戒心は番犬という役割を果たす点ではメリットが大きいですが、子犬の頃から甘やかし過ぎて育ててしまうと、来客に対して誰彼構わず吠え続けることもあるので、しつけを正しく行うことも大切になってくるでしょう。
ボロニーズ
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■ボロニーズの原産国と歴史 ボロニーズの原産国はイタリアのボローニャ地方で、ボロニーズという名前は地方に由来して名付けられました。
全身が真っ白い被毛で覆われているのが特徴的なボロニーズですが、マルチーズやビションフリーゼといった犬種と同じ祖先を持つ犬であると考えられています。
ボロニーズの歴史は古く、11世紀ころには存在していました。その真っ白で気品のある姿は王族や貴族から愛され、王室への贈り物として献上されることが多かったようです。当時の画家が描いた絵画の中には、貴族と一緒にいるボロニーズの姿が描かれています。
その後中世から近代に入ると、王族や貴族の地位が下がったことで、ボロニーズも含め愛玩犬の人気も少しずつ衰えていくようになります。しかし、ボロニーズを愛する王族や貴族により大切に育てられ続け、存続危機に至ることはありませんでした。
戦後になると一般家庭でも飼われるようになり、1980年代後半にはイギリスやアメリカといった海外への輸出や、ドッグショーへの出展も積極的に行われるようになります。
それでも、マルチーズのように流行の犬種になることもなかったため、原産国であるイタリア以外では個体数が少ない犬でもあります。
希少で手に入りにくいこと、真っ白い犬種はほかにもたくさんいるといった理由から、日本ではほとんど見かけることがない犬です。
■ボロニーズの体高や体重、被毛の特徴 ボロニーズの平均体高は25~28センチほどで、体重は3~4kgとなっています。オスの方がメスよりもやや大きめのサイズのようです。
ボロニーズの特徴的なところは、体高と体調がほとんど同じ長さで、スクエアな形をしているところです。頭部は卵型をしていて目がダークカラー、垂れ耳が特徴です。
そしてなんといっても、ふさふさの真っ白い被毛が長くカールしていて、全身がきれいな被毛で覆われているのがボロニーズの特徴と言えるでしょう。しっぽもふさふさで、ゆるく巻いた状態で背中に向いています。
■ボロニーズの性格や気質 ボロニーズの性格はとても穏やかで人懐っこく、ペット犬としてとても飼いやすいと言われています。飼い主に従順で忠実であり、明るく素直な性格をしています。
見た目もとても上品ですが、それ以上に性格も気品のある犬のようです。人に構ってもらうことが好きな犬なので、愛情深い犬であると言えるでしょう。
ウエスト・ハイランド・ホワイトテリア
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■ウエスト・ハイランド・ホワイトテリアの原産国と歴史 ウエスト・ハイランド・ホワイトテリアはイギリスのスコットランド地方が原産国で、ウェスティーという愛称で親しまれています。
スコッチウィスキーのキャラクターとしても知られている犬ですが、ウェスティーの歴史はそんなに古くなく、犬種として登録されたのはなんと20世紀に入ってからです。
ウェスティーの祖先は、スコティッシュテリアやダンディ・ディンモントテリア、スカイテリア、ケアーンテリアといったスコットランド地方で飼われてきたテリアの犬種です。その中から白色の個体を選別して固定化されたものが、ウェスティーであると言われています。
ウェスティーは原産国のイギリスだけではなく、アメリカでもとても人気がある犬種です。犬の人気ランキングでは常にベスト10に入るほどの人気犬種となっています。日本ではマルチーズの方が人気が高いようですが、テリアを愛する愛犬家に根強い支持を集めています。
■ウエスト・ハイランド・ホワイトテリアの体高や体重、被毛の特徴 ウエスト・ハイランド・ホワイトテリアの体高平均は28センチ前後で、体重は7~10kgが平均の大きさです。
真っ白い被毛は剛毛のダブルコートが特徴で、保温のためというよりも、猟の際にケガをしないための被毛の特徴だと言われています。長毛でなおかつ剛毛なので、定期的なブラッシングやカット、トリミングが大切になるでしょう。
手足や胴が短いのも特徴で、体高よりも体長の方が長いスクエア体型となっています。頭は大きめ、とがった耳とアーモンド型の目、短くてシザーズ・バイトの組み合わせが特徴のあごを持っています。
■ウエスト・ハイランド・ホワイトテリアの性格や気質 好奇心旺盛で活発、陽気な性格をしています。飼い主や家族に対しては甘えん坊で、忠誠心が強い性格でもあります。
その一方で、勇敢で負けず嫌いなテリア特有の気質も持ち合わせているので、知らない人や他の動物に対しては攻撃的な一面もあります。番犬としての性格としては抜群です。
基本的にテリアは、わがままで頑固な一面を持っているのでしつけが難しいと言われていますが、テリアを愛する人にとってはそこが魅力でもあるようです。
信頼関係がとても大切になってくる犬種なので、厳しく叱るのではなく褒めながら、根気よくしつけを行うのがポイントになります。
その他の白い小型犬
全部を取り上げることができませんが、白い犬で小型犬の種類としては他に「ビションフリーゼ」や「日本スピッツ」、「ダンディ・ディンモントテリア」「アメリカン・エスキモードッグ」といった犬種が挙げられます。
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我が家のトイプードルは、暇さえあれば肉球を舐めています。やめさせる方法はないでしょうか?