犬が歯を見せるのはなぜ?2つの対照的な理由と対策をご紹介!

犬が歯を見せるのはなぜ?2つの対照的な理由と対策をご紹介!

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犬は言葉で人間と意思を通わせることができない分、何気ない行動やしぐさを使って自分の感情や気持ちを飼い主に伝えようとしています。犬が見せるサインから気持ちを読み取って、飼い犬との信頼関係を強くしていきたいことでしょう。ここでは犬が「歯を見せる」ことにどんな心理が隠されているのか取り上げます。

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犬が歯を見せる時にできる対策

怒ってる犬

Kuricheva Ekaterina/shutterstock.com

犬が喜んでいる時に歯を見せているのであれば、それは一緒に遊んであげるとか抱っこをしてあげる、撫でてあげるといった対策をすれば十分でしょう。犬は、自分と同じように飼い主が喜んでくれているのが分かれば、気持ちが伝わったことを知って満足するに違いありません。

では怒っている時や威嚇している時はどんな対策をしたら良いでしょうか。

まずできることは、犬が怒っている理由を突き止めることです。警戒心や不安の気持ちから威嚇したり怒ったりしているわけですから、そうした不安を取り除いてあげなければなりません。

もしかしたら自分のテリトリーに入ってこられて怒っているのかもしれませんし、大好きなおもちゃを取り上げられて怒っているのかもしれません。あるいは知らない人や他の犬に接触されて、ストレスや不安から歯を見せて威嚇ポーズを取っているのかもしれません。

いずれの理由にしても、威嚇している犬に対してさらにこちらまで威嚇するような態度を取ったり、大声で怒鳴ったりするのは良い方向には向かいません。むしろ飼い主と飼い犬の信頼関係が無くなってしまうことにもなりかねないのでやめましょう。

もし、飼っている犬が見知らぬ人に対して警戒心が強い場合はどうしたら良いでしょうか。犬によっては、知らない人に触られるのを嫌がる犬もいます。

もちろん嫌がっている犬に対して、無理やり見知らぬ人に触れさせようとするのは良くありません。それはますます犬の不安や警戒心を増してしまうだけですし、さらに見知らぬ人への警戒は強くなってしまいます。

他の人に慣れさせたいのであれば、少しずつ慣らしていくようにしましょう。他人に触れてもらった時に、犬をいっぱい褒めてあげることです。

そうするなら、「触らせてあげると、飼い主からいっぱい褒めてもらえる」と犬は学習するようになり、少しずつ他人への警戒心が薄らいでいくかもしれません。

まとめ

大きな口を開ける犬

Sarij/shutterstock.com

犬は人間と言葉でコミュニケーションを取ることができない分、体のさまざまなパーツを使って、自分の気持ちや感情を飼い主に伝えようとしています。

また気持ちを伝えるだけではなく、飼い主の声のトーンや表情をよく観察して、人間の取るコミュニケーション方法についても学習しようとしていることも分かりますね。

ここでは「犬が歯を見せる」ことには、犬のどんな気持ちや心理が隠されているのか取り上げてきました。

犬が歯を見せてくる時、それはまったく対照的な犬の気持ちの表れであることがあります。「威嚇や怒り」の感情であることもあれば、「喜びや嬉しさ」を人間を真似て、笑顔で表している時もあります。

歯を見せているというひとつのしぐさだけでは怒っているのか、それとも喜んでいるのか特定するのは難しいかもしれません。

その時の状況や犬のほかのパーツなどもよく観察し、愛犬の気持ちを少しでも多く理解できるようになっていけたらいいですね。

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