イタリア生まれの犬種5選紹介!それぞれの性格や飼育方法を紹介します!

イタリア生まれの犬種5選紹介!それぞれの性格や飼育方法を紹介します!

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みなさんはイタリア原産の犬種をどれほどご存知ですか?ヨーロッパが原産国の犬種は多数いますが、そんな中でも今回はイタリア生まれの犬種5選を紹介します。それぞれの歴史、特徴、性格、毛色また飼育方法もご紹介したいと思います。

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チルネコデルエトナ

芝生にたたずんでいるチルネコデルエトナ

otsphoto/shutterstock.com

次に紹介するのは「チルネコデルエトナ」です。チルネコデルエトナはあまり有名な犬種ではありませんが、細身の中型犬です。

チルネコデルエトナの基本情報

チルネコデルエトナの体長は42~50センチ、体重は約8~12キロの中型犬です。オスの方がやや大きめになっています。

チルネコデルエトナの歴史

チルネコデルエトナは古代エジプト時代、フェニキア商人がシチリア島に持ち込んだ犬だといわれています。

西暦前2~5世紀ごろの貨幣にチルネコデルエトナのような犬が描かれているので、歴史の古い犬ということができるでしょう。

20世紀に入るまでチルネコデルエトナが外部に出ることはなかったようで、チルネコデルエトナは知られていなかったようです。チルネコデルエトナの存在が知られるようになったのは1900年代以降のことです。

チルネコデルエトナの特徴

チルネコデルエトナは上記でも述べたように細身の中型犬です。そのため小さめに感じますが筋肉はしっかりとついています。

頭が細く、目も小さめで琥珀色、ヘーゼル色などをしています。そして鼻の先がとがっています。耳も尖って前を向いています。耳の上の方はかなり間隔が狭く近づいています。

チルネコデルエトナの性格

チルネコデルエトナの性格は外交的で、好奇心が旺盛な性格をしています。飼い主に対しては忠実で愛情深く、褒められることやなでられることが大好きですので、しつけもしやすい方でしょう。

昔は猟犬として活躍していたこともあり、小さな動くものに反応する傾向があります。そのため小さな動物との同居は少し難しいかもしれませんね。

チルネコデルエトナの毛色

チルネコデルエトナは短毛種で短い毛がみっちり生えています。耳や脚の方は柔らかい被毛になっています。

基本的な被毛の色は薄いベージュから暗い茶色と、茶系です。また胸の部分にホワイトが入ることもあります。

チルネコデルエトナの飼い方

チルネコデルエトナは、筋肉質な体つきに猟犬として活躍してきただけあって、エネルギッシュで運動能力が高い犬種です。そのため毎日十分な運動をさせる必要があります。持久力もあるため山道などの散歩も好みます。水を飲んだり餌を食べなくても数日走り回ることができるほどのスタミナを持っています。できるだけたくさん運動をさせるようにしましょう。

短毛種ですので被毛のお手入れも簡単です。ただし美しい光沢を保つためには毎日1回はブラッシングをかけ、週に一回はシャンプーもしくは濡れタオルで拭くようにすることをおすすめします。特に換毛期にはブラッシングを忘れないようにしましょう。

マルチーズ

カメラをじっと見つめるマルチーズ

Dora Zett/shutterstock.com

続いて紹介するのは「マルチーズ」です。日本でもペットとして人気の高い犬種です。

マルチーズの基本情報

マルチーズの体高は20~25センチ、体重は2~3キロ程度の超小型犬です。

マルチーズの歴史

マルチーズはマルタ島が原産地といわれています。紀元前1500年ころに貿易商がアジアから持ち込んだとされており、島の中で発展していったという説がありますが、実際のところははっきりしていません。

その後世界各地に持ち込まれ15世紀には貴婦人の愛玩犬として愛され、19世紀にはイギリスのビクトリア女王にも愛されたようです。日本には1960年ごろ入ってきました。

マルチーズの特徴

マルチーズは温暖なところが原産地なだけあり、シングルコートです。

マルチーズは他の小型犬のように交配によって小さくなったのではなく、最初から小さい犬種です。そのため大きさに個体差はほとんどありません。

全身真っ白の被毛に覆われていますが、鼻、唇、目、足の裏は黒いのも特徴の一つです。またたれ耳です。

マルチーズの性格

マルチーズは落ち着いていて甘えん坊な性格をしています。そのため飼い主さんに抱っこされてもおとなしくしています。そんな落ち着いている反面、遊ぶことが大好きで遊ぶ時は活発に遊びます。飼い主と一緒におもちゃで遊んだり散歩することが大好きです。

また飼い主に対して愛情深く従順ですのでパートナーに最高です。ただしきちんとしつけをしないと上下関係が逆転することがあります。気が強い面もあるためしつけをせずに甘やかしてしまうと自分勝手な子に成長し、吠え癖や噛み癖のある子になってしまうかもしれませんので、きちんとしつけをしてあげましょう。

マルチーズの毛色

マルチーズといえば「純白」の被毛ですね。

中には黄みがかった白やごく淡いベージュのような白色の被毛のこともあります。

マルチーズの飼い方

マルチーズはシングルコートですので換毛期の抜け毛がほとんどありません。しかし絹のような長い被毛はからみやすいため毎日のブラッシングが欠かせません。また定期的にトリミングをしないと床に届くほど毛が長くなります。

顔周りの毛が長くなると目に入ったりして、涙やけの原因となりますので、リボンで結んでいる方が多いですね。こまめに涙は拭いて清潔を心がけましょう。

超小型犬ですので運動量はそこまで必要としません。気分転換程度の短めの散歩でも十分です。

ボロニーズ

芝生を歩くボロニーズの子犬

islavicek/shutterstock.com

最後は「ボロニーズ」です。

ボロニーズの基本情報

ボロニーズは体高25~31センチ、体重約3~4キロの小型犬です。

ボロニーズの歴史

ボロニーズは11世紀から存在していたといわれているほど歴史のある犬種です。

貴族の愛玩犬として愛されており、宝石付きの首輪をつけるなど、人間の貴族のように大切に扱われていた犬もいたようです。

大戦後は庶民の間にも広がり、今は日本でも人気の犬種となっています。

ボロニーズの特徴

最大の特徴は縮れ気味のボリューム感のある被毛です。むく毛の犬種です。

マズルは短めで耳は垂れています。しっぽが巻き尾でかわいらしい飾り毛があります。

ボロニーズの性格

ボロニーズはおとなしくて温厚な性格をしています。人懐っこく家族にはよく甘えてきますので、小さい子供や他の動物に対しても友好的で仲良くすることができます。

ただし自分よりも体の大きな犬に対しては臆病になる傾向があります。

ボロニーズの飼い方

ボロニーズは愛玩犬として作られた犬です。ですから多くの運動量は必要としません。1日10~20分程度の散歩を1日1~2回する程度で十分です。

人と遊ぶことが好きなのでボールやおもちゃを使って一緒に遊んであげると喜びます。

また飼い主に従順なためよく理解ししつけも簡単な方です。

ボロニーズはシングルコートですので、抜け毛に悩むことはないでしょう。毎日ブラッシングを行い1か月に1回程度トリミングすると良いですね。

白い被毛なので汚れが目立ってきたら濡れたタオルで拭いてあげてください。

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