寝相でわかる犬の心理や健康状態。愛犬はどんな体勢で寝てる?

寝相でわかる犬の心理や健康状態。愛犬はどんな体勢で寝てる?

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ワンちゃんは一日の大半を寝て過ごすことがあります。ワンちゃんの寝姿はなんともかわいいものですが、実は寝ている姿から色々な心理状態が分かるんです。今回はワンちゃんの寝相と心理・健康状態との関係について迫りたいと思います。

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睡眠中の犬の行動

ぬいぐるみと一緒に寝る犬

Smit/shutterstock.com

犬の睡眠時の行動をじっと見ていて、どういう意味があるのか気になったことはありませんか?

体の一部をくっつけて眠っている、寝ているのに動いている、寝言やいびきをかいているなど、些細な行動を取っている場合がありますが、その一つ一つに意味があるのかもしれません。ここではそういった睡眠時の行動について紹介していきます。

飼い主の横で寝る

ソファなどに座っていたら、飼い犬がピタッと体の一部をくっつけて寝始めたなんてことはありませんか?この状況は犬の祖先の習性が関係していると思われます。

犬の祖先は集団行動で生活することによって仲間同士が寄り添いながら体温を保つようにしたり、敵から身を守るために寄り添っていました。そのため、その習性が残り、飼い主さんの横で寝ている可能性が高いのかもしれません。飼い主の横で寝るのは、飼い主を信頼している状態といっても過言ではないといえそうです。

おもちゃや毛布やタオルと一緒に寝る

犬は、自分のニオイがついているものに安心感を抱きます。自分がお気に入りのおもちゃや毛布などと一緒に眠るというのは、安心して眠りたいという気持ちのあらわれといえます。

犬を家に迎えたばかりの子犬のころには、母親と離れてしまった寂しさからなかなか眠ってくれないこともあります。そんなときに母親のニオイがついたおもちゃや毛布が寝床に置いてあり、一緒に寝れるようにしてあげると落ち着くことがあります。

子犬の時だけではなく、成長してもニオイで安心することは多く、おもちゃや毛布やタオルなどのお気に入りグッズを活用して安眠できるようにしてあげてもいいかもしれません。

からだの一部がピクピクと動いたり、走ったりする

愛犬が寝ている姿というものはとってもかわいいものです。愛らしい寝姿をじっと観察していると飼い犬の体がピクピクとして動いていたり、まるでそこで走っているかのように足をパタパタと動かしている瞬間を目撃することがあるかと思います。睡眠時のこの動きというのは、人間と同じように夢を見ている状態なのだそうです。

飼い犬が寝ている時にいきなり動き出すと突然で驚くかもしれませんが、実は楽しい夢をみている最中かもしれませんので、なにも異常が感じられなければ、そのまま眠らせてあげましょう。

寝言やいびき

犬も眠った状態でクンクンとか、クーンといったように寝言を言うことがあります。犬には人間と同じようにレム睡眠とノンレム睡眠があり、レム睡眠中に脳が記憶を整理しているために寝言を言う場合があるようです。

ただ寝言を言うことに関しては問題ないですが、愛犬がいびきをかいていたら注意が必要かもしれません。人間も疲れているといびきをかいてしまうことがありますが、犬も人間と同じように、疲れていたらいびきをかきます。いびきが一時的なものであれば心配する必要はないですが、危険なのは慢性的にいびきをかくという場合です。

いびきを慢性的にかいていると、呼吸は邪魔されます。そうすると体全体に酸素が行き渡りづらくなってしまいます。犬にとって呼吸というのは体内の温度調節も兼ねていますので、呼吸が狂って体温調節が困難になると、夏場は熱中症といった病気を引き起こす可能性があります。

またいびきの原因が病気という場合もありますので、あまりに激しいいびきをかいていたり、寝ている姿が苦しそうだと感じるのであれば、早めに動物病院で診てもらうようにしましょう。

肥満犬や、パグやブルドッグ・フレンチブルドッグ・シーズーなどの短頭種などはいびきをかきやすいともいわれています。喉や気管や鼻になにか異常が起きている時もいびきをかきますので注意してください。

睡眠時にわかる犬の健康状態

必ずしも「寝ている時にいびきをかいていないから安心」というわけではありません。いびき以外にも睡眠時に分かる病気があります。もしも飼い犬が寝ているときに激しく動く様子が見えたら、それは要注意です。その動きを慢性的に、そして長時間繰り返している場合には脳の病気が疑われます。

しかし、特別な検査機器がなければ、脳の病気かどうか獣医師も判断ができないですので、少しでも気になったらその様子を動画などに撮っておいて、かかりつけの獣医師に相談してみることができるかもしれません。

また、老犬でもないのに必要以上に長い睡眠をとっている場合も何か病気が隠れている可能性がありますので、すぐに異変に気づけるよう日頃からよく観察したり、スキンシップをとってあげておくことをおすすめします。

犬の寝相は安眠と健康のバロメーター

飼い犬が眠っている時にはそっとしておいてあげて、起きているときに目一杯可愛がってあげるようにしましょう。もし飼い犬が大きないびきを慢性的にかいていたり、なにか異常な行動をとっていると思った場合には、早めに動物病院で診てもらうようにできます。

その際には、異常な行動がどんな様子なのかが分かるように動画が用意しましょう。獣医師も緊急性があるものなのか、そんなに危険なものではないのかについてより判断しやすくなると思います。

まとめ

人のように言葉を話すことはできない飼い犬ですが、彼らなりに色んな方法を使って気持ちを伝えてこようとしてくれます。是非、寝相の裏に隠されている飼い犬の気持ちや健康状態に敏感であるようにしてください。何気ない寝姿を、大事な家族である愛犬の健康についてしっかり考えてみるキッカケにしてみてあげてくださいね。

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