犬がウンチする時に見つめてくるのはなぜ？犬の不思議な行動の心理に迫る！

犬がウンチをした後に見せる行動とその意味

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ここまでで犬がウンチをするときに飼い主さんを見つめてくる理由と、ウンチの前にクルクルと回る理由についてみてきました。では最後に、犬がウンチをした後に見せる行動とその意味についてみてみましょう。

あなたの愛犬はウンチをした後、どのような行動をしますか？用をしている最中はずっとあなたのことを見つめていても、用が終わるとウンチのニオイを嗅いだり、地面を蹴ったり・・などの行動を見せるのではないでしょうか。

犬にとってウンチをするということは、ただ老廃物を排泄するだけでなく、犬の持つ習性が関係しています。飼い主さんがその習性を理解していれば、愛犬との絆がますます強まることでしょう。

では、ウンチをした後に見せる5つの行動とその隠された意味についてご紹介しましょう。

その①後ろ足で地面を蹴る

散歩中に愛犬がウンチをした後、後ろ足で”シャッシャッ”と地面を蹴るような行動を見たことがあるのではないでしょうか？外にいる場合は、猫のように土を被せてうんちを隠そうとしている行動のように見えます。

しかしこの行動はマーキングの一種と言われています。犬は足裏のニオイを地面につけ、ウンチをした周辺にニオイをわざと残すことでマーキングをしているのです。犬の足の裏には汗腺があるのでニオイを出し、地面を蹴るような動作をすることでニオイを地面につけています。

猫の場合は、ウンチをした後に似たような動作をしますが、他の動物に自分の居場所や存在が分からないよう自分のニオイを消す目的として排泄物を隠します。

このように犬と猫は似たような動作をしていても、全く逆の意味や目的があるのです。

その②ウンチを食べる（食糞）

特に子犬に見られる行動として、ウンチをした後に食べてしまう子がいます。成犬になっても食糞をすることもあります。考えられる原因には栄養不足や、食べることがクセになっている、おもちゃにしていることなどが挙げられます。

栄養不足の場合は、粗悪なドッグフードを与えていると食べる量が少なくて満足できず、特にビタミン類が不足気味で十分な栄養が摂取できていないことが考えられます。

ウンチを食べることがクセになっていたりおもちゃにしていたりする場合は、愛犬がウンチをしたらすぐに片付けることで食糞を回避できるでしょう。

その③飼い主さんに教えに来る

特に室内でペットシーツの上で排泄をした後には、「ウンチをしたよ～」とか「ペットシーツを取り替えて～」という意味を込めて、飼い主さんに教えに来る子がいます。

おそらく子犬時代、ペットシーツの上で排泄をした際たくさん褒めてもらったとか、おやつをもらった記憶が残されており、飼い主さんに報告することでご褒美がもらえると思っているのでしょう。

その④お尻のニオイを嗅ぐ

ウンチをした後にお尻のニオイを嗅ぐ子はたくさんいます。この行動はウンチが全部でたか、お尻は汚れていないか、ニオイに異常はないかなどを確認しているのではないかと言われています。

その⑤水を飲む

ウンチをするとそれと一緒に水分も排出されます。そのため、喉に渇きを感じるために水を飲むのかもしれません。ウンチした後に水を飲むという習慣が付いているなら、いつでも新鮮な水が飲めるような環境を提供してあげましょう。

まとめ

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犬がウンチをするとき見つめてくる理由についてみてきましたが、いかがでしたか？

ウンチをするときに限らず、愛犬が見つめるのは必ず理由があります。いずれにせよ愛犬が見つめるという行動は、愛情や信頼関係に基づいているものです。それにより幸せホルモン・オキシトシンがたくさん分泌され、飼い主さんだけでなく愛犬にも良い影響を及ぼします。

ウンチをするときだけでなく、普段から愛犬とたくさん見つめ合って、さらに幸せになっていきましょう。

また、犬がウンチをする前や後に見せる何気ない行動ひとつひとつにも、意味が隠されていることが分かりました。愛犬がウンチをする際には、是非安心して用が足せるようにその習性をそっと見守ってあげましょう。