犬が前足を曲げるのはどうして?犬のしぐさに隠された犬の心理や気持ちを知ろう

犬が前足を曲げるのはどうして?犬のしぐさに隠された犬の心理や気持ちを知ろう

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みなさんは、犬が前足を内側に向けて曲げている様子を見たことはありますか?犬が前足を曲げるポーズは特定の犬だけに見られるものではなく、個体の大きさや犬種を問わずに見られる仕草のひとつとなっています。犬が前足を曲げるこのポーズにはどのような理由があるのか、この記事で取り上げます。

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愛犬が喜びリラックスできるマッサージをしてあげよう!

マッサージで気持ちよさそうな犬

Rasulov/shutterstock.com

人間だけでなく、犬にとってもマッサージはリラックスできる至福のひとときです。

さまざまな種類がある犬のマッサージ

近年、犬用のマッサージの本やDVDなども販売されるほど、犬のマッサージが注目されています。

そもそもマッサージという言葉は、フランスで生まれた手技で血流や筋肉などに皮膚の上から刺激を与えることを意味していましたが、今では中国の揉みを中心としたあん摩、日本のツボを刺激する指圧などもマッサージとして扱われています。

つまり、犬に対しても血流や筋肉に沿って刺激を与えることもできますし、揉んだりツボを刺激したりすることもできます。そのためには、犬の骨格や筋肉の付き方をある程度把握しておくことは大切です。

また、マッサージは基本気持ちがよくリラックス効果があるものですが、犬の中には体を触られることに慣れていないとマッサージを嫌がる子もいます。体に触られることに徐々に慣れてもらう必要があるので、まずは触っても大丈夫な部位からマッサージをスタートするようにしましょう。

ただし、関節や背骨のトラブル、ケガ、手術後など何かしらのトラブルを抱えている場合、マッサージにはそれらの症状を和らげる効果を期待できますが、素人判断で行うと逆効果になってしまうこともあるので、かかりつけの獣医師さんに相談されることをおすすめします。

犬が喜ぶマッサージ

では、犬が喜ぶマッサージのコツをご紹介しましょう。

①目とその周辺 愛犬の目が疲れているときや目ヤニが多いときは眼窩の周囲、つまり目を囲んでいる骨の先端部分を指先で軽く撫でながら一周しましょう。涙が出やすい犬種の場合、目頭付近を重点的にマッサージしてあげると喜ぶことでしょう。

目やその周辺をマッサージする際には、誤って指先が目の中に入らないように十分気を付けてくださいね。

②耳とその周辺 耳もよく動かしている部位のひとつです。耳を立てたり寝かせたり、音がする方向に向けたり・・などあらゆるシーンで耳を動かしています。つまり、耳やその周囲の筋肉も緊張しやすいので、マッサージをしてあげましょう。

コツは指の腹を使いながら親指と他の指の間に耳を挟むようにして手をあて、耳の根元から先端へ向かって軽く引っ張ったりしながら軽くマッサージしていきます。慣れてきたら耳の淵を指先でつまみ、軽く刺激を与えてみましょう。

③口周り 口周りのマッサージは大脳辺縁系に刺激を与えます。口周りをやさしくタッチし、小さな円を描きながらマッサージしていきましょう。特に吠え癖などの問題行動を抱える犬に対して興奮を静める作用があると言われています。問題行動の予防にもつながるので、すべてのワンちゃんに効果的です。

④首 犬は四つ足で歩行していることに加え、大好きな飼い主さんとコミュニケーションを図るために常に上を見上げる姿勢をしているため、首の後ろの筋肉は疲れています。

疲れている犬の首の後ろを軽くつかみ、さすりながらマッサージをしたり、少し引っ張り上げたりして、同じようにゆっくり元に戻すという動きを繰り返して行うと、筋肉の緊張がほぐれるだけでなく血行も良くなり、血液の循環を良くする効果を期待できます。

⑤背中 背骨は体を動かすのに大事な役割を常に果たしています。まず背骨に沿って、首の後ろから腰にかけて手の平で優しく撫でていきましょう。続いて肩から前足の先に向けて、その後腰から後ろ足の先に向けて手の平で撫でていきます。

数回撫でることで血流の循環を促すため、血行促進などの効果を期待できますし、気持ちいいのでリラックスしていくことでしょう。

背中は普段からよくブラッシングをする部位でしょう。ブラッシングにマッサージを加えることで、さらに愛犬の健康維持へとつながりますよ。

⑥お腹 胃腸が弱い犬や消化機能が低下しているシニア犬などは、お腹をマッサージしてあげることで腸に刺激を与え、蠕動運動を促す効果を期待できます。愛犬を抱き抱えて、手の平を使い、お腹を右回りに円を描くようにやさしく撫でていきましょう。

⑦後ろ肘 犬は自分の足を使って体を掻くなどケアすることができますが、どうしても届かない部位もたくさんあります。その中のひとつが後ろ肘です。

後ろ肘は、走ったりジャンプしたりするときなどにダメージがかかるため、疲れも蓄積されやすい部位です。肘先から肘の付け根に向けて、血液やリンパを流すようにマッサージしてあげましょう。また、アキレス腱のマッサージもおススメです。つまむようにし、やさしく刺激を与えましょう。

⑧足先 指を一本一本軽く引っ張ったり、くるくる回したりなどして刺激を与えてみましょう。特に運動不足気味の子や介護を受けているシニア犬などは、筋肉が固まってしやすい傾向にあるので、足先をしっかりマッサージして血行を良くしてあげましょう。

⑨足 足の付け根から足先に向かっての筋肉を、手のひらを使って撫でたり揉みほぐしたりしてマッサージしてあげましょう。その際、各関節がどの程度曲がるかをチェックしておくなら、万が一関節トラブルが生じたときにも気付きやすくなります。

まとめ

面白い格好で寝る犬

Yuri Kravchenko/shutterstock.com

犬が前足を曲げる理由についてみてきましたが、いかがでしたか?

犬が前足を曲げているときは、たいていリラックスしている気持ちのあらわれです。しかし犬がリラックスしているときには、前足を曲げる仕草だけでなくさまざまな仕草をしますので、是非愛犬がリラックスできるような環境を提供してあげてくださいね。

また、愛犬とのコミュニケーションを図るだけでなく、健康維持の促進にもつながるマッサージを生活に取り入れて、愛犬のリラクゼーションタイムを作ってあげるなら、楽しいペットライフにつながるでしょう。

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