犬も人見知りをする?人見知りの犬がとる行動と克服させる方法を紹介!

犬も人見知りをする?人見知りの犬がとる行動と克服させる方法を紹介!

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犬も人見知りをします。でも人間が感じるような人見知りとは違い、犬の人見知りは自分より高い位置から見下ろしてくる人間や動物など生物全般に対して本能的に警戒することでする行動です。ここでは犬がどんな時に人見知りのような行動をするのか、また克服させるためにできることについて取り上げます。

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犬が人見知りを克服する方法

走る二匹の犬

otsphoto/shutterstock.com

では、犬が人見知りを克服するためにどんなことをすればよいのでしょうか?次のような方法を試してみましょう。

生活環境を見直してみる

犬が人見知りになった原因は、人間社会に触れさせる経験が少なかったのかもしれません。それでこの機会に生活環境を見直してみるのはどうでしょうか?具体的な案として、散歩ルートを変更してみる、人と触れ合う機会を増やしてみることなどができるかもしれません。

初対面の人に会う機会を増やしてみる

初対面に会う人を増やし、経験を重ねることも人見知りの克服につながります。ただし、初対面の人に対して攻撃的な態度をする可能性もあるので、まずは飼い主さんの知り合いの中から初対面の相手となって協力してくれる人を探してみましょう。

そして協力してくれる人を見つけたら、犬を怖がらせない距離を保つこと、追いかけないこと、触らないこと、しゃがんで目の高さを犬に合わせること、犬から近づいてくるまで待つことなどを守って接してもらうようにしましょう。

ドッグランへ連れていってみる

愛犬が元気よく走り回ることが好きであれば、ドッグランへ連れていくことができるでしょう。走ることで気も紛れるため、初対面の人に囲まれていても抵抗なく社会に慣れていくことにつながります。

スモールステップで慣れさせる

飼い主さんが愛犬をしっかり抱っこした状態で、初対面の人に接していくというスモールステップで人に慣れさせていくこともできます。

まずは人に慣れてもらうことから始め、撫でてもらう、リードを付けた状態で近づいてもらうなど徐々に慣れさせていくなら、恐怖心や不安を少しづつ取り除いていくことができるでしょう。

しつけ教室を利用する

犬のしつけ教室を利用することも人見知りを克服する効果的な方法です。犬のしつけ教室は、犬だけが通う”犬の幼稚園”と、飼い主さん一緒に通う”習い事”の2つのタイプに大きく分かれています。

犬の人見知りを克服するためには、飼い主さんも一緒に通う習い事タイプのしつけ教室がおススメです。飼い主さんも愛犬と一緒に通うことで人見知りをする原因や行動パターンを把握することができ、それに適した対処方法を学べます。

経験をどんどん増やしていく

人見知りをする克服するためには、子どもや老人などさまざまタイプの初対面の人にたくさん会うことです。相手の行動パターンを犬が経験することで学習し、人見知りの克服につながります。

経験を積むのは子犬の頃がベスト時期と言われています。子犬の時期の経験がその後の生活を大きく左右します。つまり成犬やシニア犬になると、人見知りを改善するには時間が必要となるということです。ぜひ柔軟な子犬の時期から、初対面の人にたくさん会う機会を見つけるようにしましょう。

犬の性格は変えることができる!?

同じ親から生まれた兄弟犬だとしても、人見知りの子もいれば大胆な性格をしている子もいます。

では、生まれ持ってきた性格は一生変わることができないのでしょうか?いいえ、性格が一生変わらないということはありません。むしろ犬は自ら学習し、精神的にも成長していくことが可能な動物です。では、何が犬の性格を作りあげていくのでしょうか?

犬の性格を作り上げる要因とは

いろんな犬種

Gelpi/shutterstock.com

犬の性格は、次の要因が関係して作り上げられていきます。

犬種ごとの特徴や特性

犬は作出された由来や歴史などを大きく分けると、10のグループに分類されています。

国際畜犬連盟(FCI)が採用したこの分類方法によると、牧羊犬をルーツとしているグループ、自ら獲物を捕ってきたルーツを持つグループ、ペットとしての歴史をずっと歩んできたグループなど、それぞれ生まれ持ってきた気質が性格に大きな影響を与えるということが分かります。

遺伝

犬の性格は遺伝による影響も大きく関係してきます。たとえば親犬がとても攻撃的な性格をしている場合、およそ50%の確率で親の性格が子どもに遺伝します。脳の中に存在している影響であると化学的にも証明されているので、親犬が人見知りであれば子どもも人見知りになる確率が高いと言えるでしょう。

個体特有の性格

同じ親犬から生まれても、大人しい子犬もいれば元気よく活発に動く子犬もいます。それと同じように、性格も警戒心が強い子もいれば臆病な子もいるなど、個体特有の性格をそれぞれが持って生まれてきます。

子犬の時期の飼育環境

子犬の時期の飼育環境は、成犬へと成長する犬の性格に大きな影響を与えます。

たとば子犬の頃に大声で怒鳴られる、暴力を振るわれる、長時間ケージの中に閉じ込められるなどの環境下で飼育するなら、警戒心が強く攻撃性のある性格になったり、それとは反対に非常に臆病な性格になる可能性もあります。

飼い主の飼育方法

飼い主さんの飼い方がそのまま犬の性格を作り上げていきます。愛情をたっぷり注いで育てるなら、人懐っこくて誰からも好かれるような犬へと成長するでしょう。

一方、散歩もせず構ってあげないなど放置されて育った犬は、心が傷ついているので人間を信頼することができず、人見知りをしたり攻撃性の強い性格になったりする可能性があります。

犬の性格が変わる原因

犬は次のような要因で、性格が変わることがあります。

成長による過程

一般的に子犬から成犬へと成長する過程の中で、徐々に落ち着きのある性格へと変化していきます。

加齢の影響

10才を過ぎたシニア期を迎えると動きもゆっくりとなり、性格もそれに伴い穏やかになってきます。また痴呆症などの病気を患うと、性格が変わったと感じることがあります。

病気の影響

犬の脳に何かしらの疾患が生じると、自分で自分の行動を制御することが難しくなります。そのため、今までは攻撃的な行動をしたことが一度もなかった犬でも、病気の影響で凶暴化することがあります。

去勢・避妊手術の影響

去勢や避妊手術を受けた後、性格が変わる犬も中にはいます。

母性による影響

出産直後の母犬は、子犬を守るために一時的に警戒心が強くなることがあります。そのため攻撃的な行動をすることがありますが、子犬たちが成長するにつれて、性格も以前の穏やかさを取り戻すようになります。

まとめ

シャイな犬

Senia Effe/shutterstock.com

犬の人見知りについてみてきましたが、いかがでしたか?

犬も個体ごとに異なる性格をしており、人見知りをする犬もいます。しかし、人見知りは飼い主さん次第で克服することは可能です。ぜひ愛犬の人見知りを克服していきましょう。

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