犬の噛む力は人間の倍以上！犬のサイズ別で違う噛む力や、強さの秘密を紹介！

人間の噛む力はどれくらい？

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20歳~30歳の健康な男性を対象に噛む力を測定したところ、個人差がかなり見られましたが平均すると59kgという結果になりました。

また、20代男性150人を対象に行った別の測定では、さらに口の中を細かくわけて計測した結果、前歯15.66kg、犬歯27.74kg、奥歯66.90kgという数値が明らかになりました。平均すると60kgとなっています。

この2つの測定はどちらも若い男性をターゲットにしているので、女性や子供、老齢の方の数値はもう少し低くなると考えられます。

多くの歯科医師の見解では、人間の噛む力は自分の体重と同じくらいとなっています。個人差はもちろんありますが、一般的に女性なら40kg、男性なら60kgとなるでしょう。特に力を入れて歯を食いしばった場合は数値が上がり、70kgほどのパワーを出すこともあります。

「私の噛む力は40kgなのね！」と分かっても、あまりピンとこないのが正直な気持ちでしょう。少しイメージできるように例をあげますが、硬いおせんべいを噛むのに必要な力は15kg、ピーナッツだと12kgなので、普段の食事をするのに十分な力がある事は明白です。

さらに、20代男性の握力の平均は47kgほど、女性は約28kgであることを考えると、人間の噛む力は握力よりもはるかに強いこともわかります。まん丸のリンゴを手で潰す事はできないけど、かじって食べることができるのもそのためです。

人間にも、生命を維持し美味しいものを楽しむのに十分な噛む力があることははっきりしましたが、犬と比べるとやはり少ないです。小型犬でも100kgありますから、女性の噛む力の倍以上、一番噛む力が強い20~30代男性よりも多いわけです。

チワワよりも自分の方が劣ると思うと少し微妙な感情に襲われますが、落ち込む必要は全くありません。当たり前のことですが、犬と人間は違う生き物で、必要な力も異なります。比較する必要は全くないのですが、ちょっと気になったので比較してみました。

しかし、犬の噛む力が強いことを知ると、より責任感を持って犬のしつけに取り組む必要性を強く感じるのではないでしょうか。

噛みグセをつけると、ものを壊すだけでなく人に怪我をさせることもあるので、子犬の時から噛んではいけない対象をしっかりと教え込む必要があります。

また、不必要な攻撃性を身につけさせると、小型犬といえども人に深刻な危害をもたらしますし、大型犬なら取り返しのつかないことになってしまうこともお分かりいただけたと思います。犬の噛む力を侮ることなく、真剣に向き合っていきましょう！