犬の噛む力は人間の倍以上!犬のサイズ別で違う噛む力や、強さの秘密を紹介!

犬の噛む力は人間の倍以上!犬のサイズ別で違う噛む力や、強さの秘密を紹介!

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犬にとって噛む力は食事や攻撃の要で、生きていくために必要不可欠な力です。可愛らしい飼い犬であっても、おもちゃを噛んで引っ張る力や、おやつの骨を噛み砕くパワーに圧倒されることもあります。この記事では、犬の噛む力をサイズ別にご紹介し、犬の噛む力の正体や人間の噛む力との差も解説します。

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サイズ別に見る犬の噛む力

犬

pixabay.com

犬の噛む力は体のサイズ、つまり体格によってかなり異なります。ぬいぐるみのように小さい「チワワ」と、大きな身体がかっこいい「セントバーナード」の体格差を考えると、噛む力が同じでないのは当然ですし、同じ土俵で考えるべきでないことも明らかです。

ここでは、「小型犬」「中型犬」「大型犬」と一般的に分類されている3つのサイズに分けて、それぞれの噛む力をご紹介します。

小型犬

犬の分類に明確な定義があるわけではないですし、団体によって分類方法に違いもありますが、一般的には体重が10kg未満の犬を小型犬とします。ここ数年は犬の小型化に力が入れられ、体重が4kg以下の超小型犬もよく見かけますが、超小型犬も小型犬に分類されます。

日本でペットとして人気がある「トイ・プードル」「チワワ」「ヨークシャテリア」「マルチーズ」「ポメラニアン」などは、知名度抜群の小型犬です。少し大きめな印象のある「柴犬」「ワイヤーフォックステリア」「ジャックラッセルテリア」なども小型犬に分類されます。

ここに名前が挙げられている犬はどれも愛玩犬として飼育されており、大人なら軽く抱きかかえる事ができるサイズです。顎もマズルも小さく、噛む力が強いようには思えませんが、なんと!噛む力は100kgほどあります。驚くべきパワーではないでしょうか。

噛む力が100kgということは、自分の体重の10倍ほどのものを顎の力だけで持ち上げられるということになります。小さな身体にそれほどのパワーが潜んでいるのですから、小型犬であっても噛む力は侮れません。

小型犬でこのパワーなら、身体が大きくなるにつれ、噛む力がどれほど強力になるのか興味が湧いてきたのではないでしょうか。

中型犬

一般的に体重が11kg~25kgの犬のことを中型犬と分類します。「ビーグル」「日本スピッツ」「ボーダーコリー」「ブルドッグ」「北海道犬」「アメリカンコッカースパニエル」などがそうです。

ただ、中型犬も小型犬と同じように厳密な定義はなく、小型犬に分類されている「柴犬」も中型犬に分類されることもあれば、中型犬の「日本スピッツ」でも小型犬に分類されることもありますし、個体もかなりあります。ですからあまり突き詰めて考えずに、体重が11kg~25kgくらいの犬が当てはまるとお考えください。

中型犬の噛む力は小型犬より身体が大きくなる分強くなり、100kg~160kgほどあります。犬が噛み付いたものを見ると、牙が刺さった所に傷ができているだけでなく、歯型の形にくっきりと凹みができるのも、犬が噛む時にかなりの圧力が加えられる証拠です。

もし、人の手や足をこれだけの力を込めて噛んだらと思うと、ゾッとするのではないでしょうか。

大型犬

体重が25kg以上の犬は大型犬に分類されます。日本でおなじみの大型犬だと、警察犬に多い「ジャーマンシェパード」、ペットとして人気の「ゴールデンレトリバー」、天然記念物でもある「秋田犬」などがいます。

他にも、「サモエド」「シベリアンハスキー」「セントバーナード」「ドーベルマン」「ダルメシアン」も見た目の通り大型犬です。

強靭なボディで、いかにも強そうな犬たちがずらりと並んでいますが、噛む力も強く160kg~200kgほどあります。さすが大型犬!すごいパワーです!!

大男の犯人に噛み付いて、どんなに抵抗されても決して離さないジャーマンシェパードの姿を見たことがあると思いますが、大型犬に本気で噛みつかれたら人間の力で振りほどくのは絶対に無理ですし、腕を失うことも覚悟しなければならないほどの力であることを覚えておきましょう。

犬の噛む力の正体とは?

木を噛む犬

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ここまでで、犬のサイズ別に噛む力の数値や、身体が大きくなればそれだけ噛む力も強力になることを解説しましたが、その強力なパワーの正体は何なのでしょうか。次に、犬の噛む力の仕組みについてご紹介します。

犬の口は、上顎骨と下顎骨が顎関節で組み合わさってできています。その骨組みを支えているのが咬筋です。この咬筋こそが、犬の噛む力の正体です。咬筋は大きな筋肉ではありませんが、収縮性に優れ、強靭です。実際、犬の身体を構成している筋肉の中で最も強靭な筋肉といわれています。

獲物を仕留めるための突破力、一度噛み付いたら離さない粘り強さなどは全て、強靭な筋肉である咬筋の働きによって可能となっているのです。

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