犬の毛色『タン』ってどんな色?タンが魅了的な犬種をご紹介。

犬の毛色『タン』ってどんな色?タンが魅了的な犬種をご紹介。

update

犬の毛色に『タン』という色があります。『タン』という色はどんなカラーなのでしょうか?犬の中には体毛の全体でなく部分的にタンカラーをもつ犬種が多くいます。そんな魅力ある犬種にはどんなものがあるでしょうか?

update

犬の毛色の『タン』とは?

犬 毛色 タン

shutterstock.com

『タン』ってどんな色でしょうか?渋色、黄褐色、淡い茶色のことを『タン』といいます。英語のTanは皮革のなめしに使用するタナム、またはタンナム、つまりオーク樹皮に由来します。 動物の皮を皮革製品にする工程をなめしと言いますが、なめし皮の色のことを指してタンと呼ぶので、深みのある色合いという印象をもちます。 犬の毛色としての『タン』は世界的に通用する「ウェブカラー」にも登録されている色の一つです。『タン』の中でも、薄いものを「ライトタン」、濃いものを「リッチタン」といいます。タンがかわいい犬種はたくさんいますね。どこかリッチにみえる感じが『タン』ですね。

『タン』の色をした犬の犬種

ここでは、タンが魅力の犬種を紹介します。多くの犬種は顔の目の上の部分に、人間でいうと眉毛の位置の2か所にタンカラーがあるものが多いですね。、眉の位置にタンがあると、精悍な犬でも小型犬でも顔つきや表情に愛嬌を感じるので、絶妙なアクセントになります。

ミニチュア・ダックスフンド

ブラック&タン、チョコレート&タンのミニチュア・ダックスフンドの毛色は魅力的です。タンが目の上や胸、口、足のところにあります。部分的にあるタンがアクセントになってとてもキュートですね。

ただし、ミニチュア・ダックスフンドの毛色にはタンカラーでない淡いカラー単色だけの種類もあります。このような犬はブリーダーでは『退色』(色が褪せている)と呼ばれ、スタンダードではないため展覧会やドッグショーに出品することや繁殖犬になることはできません。

しかし特に病気であるわけでもなく、ペットとしては可愛らしい個性のある子だと考えられ、あえてタンカラーでない単色のミニチュア・ダックスフンドを求める人もたくさんいます。

チワワ

ホワイト&ブラックタン、ブルータン、チョコレートタンがあります。どのタンも大人気の毛色です。タンが目の上の部分に入っています。この犬種はいろんな毛色があるので、どの毛色にするか迷ってしまいますね。

ヨークシャ・テリア

毛色はスチールブルー&タン、ダークスチーム&タンは、眉やマズル耳や足にタンが入っています。スチームブルーは青みのある銅青色です。これよりも濃いものはダークスチールブルー、これより薄いものをライトスチールブルーといいます。

ミニチュア・ピンシャー

毛色はチョコレート&タン、ブラック&タンがあります。ブラック&タンはブラックを基調にタンが目の上、耳、足、喉、胸にあります。チョコレート&タンも同じように目の上、耳、足、喉、胸にタンが入ります。2色で構成されているので、バイカラーとも呼ばれています。

パピヨン

耳の飾り毛がトレードマークのパピヨンは、ブラック&タン&ホワイトのトライカラーに人気があります。

ビーグル

ブラックタン&ホワイトとう被毛の個体があります。

ミニチュア・シュナウザー

イメージはグレー系の毛色という印象が強いですが、レバー&タンという組み合わせの個体がいます。

アメリカン・コッカー・スパニエル

とても優雅にみえるロングコートが特徴的な犬種です。ブラック&タンやブラウン&タンがあります。加えてブラック&ホワイト&タンという被毛の個体もいます。3色なのでトライカラーと呼びます。

ボーダーコリー

ほとんどの個体はブッラック&ホワイトですが、実はブラック&タンの毛色もありかなり素敵な色合わせです。

ジャーマンシェパード

警察犬のイメージが強い犬種ですが、毛色はブラック&タンがあります。顔は黒ですが眉の位置にタンがあると、より表情が引き締まって見えますし、愛しさもあり味わいがあります。

ドーベルマン・ピンシャー

ドーベルマンのように堂々とした風格を醸し出す犬種です。ブラック&タンとチョコレート&タンの毛色をもつ個体があります。

ブリュッセル・グリフォン

パグの交配犬種でマズルのない鼻ぺちゃな小型犬です。日本ではあまり見かけませんが、ベルギー王室では愛されている犬種です。毛色はブラック&タンがありとても可愛いです。

犬の毛色について

犬の被毛のカラーについては、どんな色の犬種とも交配できるわけではありません。この犬種にはこのカラーというスタンダードが定められています。決められた犬の標準規則を守るべき理由は、不適切な交配により聴覚や視覚に障害をもつ子犬が誕生したり、次世代へ遺伝的欠損を伝達しないように保護する目的があります。例を挙げるとミニチュアダックスフントのある毛色同士で交配させることを禁じる規定があります。それを踏まえてタンカラーの犬種も大切に飼うようにしたいものですね。

どの犬種の『タン』も魅力ある毛色です!光の当たり具合ではゴールドにも見えたりします。『タン』がよく似合う魅力的な犬種がこんなにたくさんあるので、いろんな種類の犬が欲しくなってしまいますね。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (12件)
桜 フォトコンテスト 全国のドッグラン一覧
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板

12
通報

日常生活の中でタンときいて思いつくのはお肉くらいで、色のことなんて知らなかったなって感じです。淡い茶色のことをタンって呼ぶなんて、なんだかおしゃれでいいなって思います。

11 Hitomi
通報

タンって日本では馴染みのない色ですよね。茶系だとベージュとかブラウンとか言うし。薄茶色とは微妙に違う色なんですよね。下の書き込みにもあったけど、ゴールデンレトリバーはリッチタンになるんじゃないかな。ポメラニアンはライトタンとかかな。

11 ウォン
通報

タンって何か焼肉みたいで、びっくりしたけど毛の色の話だったんだ。犬と焼肉なんて繋がらないもんね。正直、少し焦りました(笑)タンの犬って、お上品な感じの雰囲気の子が多いと思うんです。今度から、「あの子は毛色がタンだね」って周りの人に言ってみる。

9 テスト
通報

タンの色を持つ犬種がここまで多いとは何だか意外でした。その呼び名も初めて聞きました。タンっていうのは通な感じがしますよね、普段なかなか使わない呼び方だなと思いました。渋色、淡い茶色のことをタンというと記されてありましたが、どんな色合いなのかイメージが湧きにくくて気になりますね。

8 名無しさん
通報

犬のタンカラーって、そういうことだったんですね!ペットショップで、犬など説明しているのに見かけたりしますが、何も考えずスルーしてました。1つ知識が増えましたー。

7 名無しさん
通報

この写真の子もタン色??じゃあ、ゴールデンレトリバーとか、柴犬とかもタン色??ちょっと、どんな感じの色なのかいまいちよく分からないです。

6 あさこ
通報

タンって日本では馴染みのない言い方ですよね。私は刺繍をするので、刺繍糸では淡い茶色をTANと呼ぶので知っていますが、日本では薄茶色とかベージュなんて言われるので馴染みがないと思います。リッチタン、ライトタンなんて言われても違いがパッと思い浮かばないし。

5 名無しさん
通報

タンの色の毛はきれいですよね。私は好きな色です。見入ってしまいますし、手入れが大変そうだなとも思ってしまいます。変えるならタンの毛色している犬を飼いたいと思います。

4 名無しさん
通報

タンカラーの犬って毛並みが奇麗に見えますね。外を散歩させていても艶のあるような光り方を見せます。いろいろな犬種で見れる毛並みのカラーも犬を飼う楽しみの一つですよね。

3 アゴー
通報

毛の色をタンと表現するんですね。初めて知りましたよ。記事を読むまではタンといったら舌でした。犬好きな方と話す際に、タンというワードを是非とも使ってみたいです。知らないことを知ると、色々な方に教えてあげたいって思っちゃいます。

2 名無しさん
通報

タンは光るとゴールドにも見えるってのがいいですね。キラキラしていて素敵です。タンという色は色々な犬種でもある色なんですね。ペットショップでもいっぱいいるかな。今度見てみたいと思います。

1 名無しさん
通報

タンって聞くと肉屋のタンのお肉を思い浮かべてしまいますが、犬の毛色のタンにはこんな意味があったんですね。聞いたことがあったけど、深く考えなかった。。またどの毛色でも交配できると思っていましたが、違うんですね。これも知らなかったです。