犬の聴力ってどれくらい?犬の耳の仕組みと聴力低下を防ぐ方法!

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mofmo編集部

mofmo編集部です。

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最近、ワンちゃんの耳が悪くなってきたと感じることがあるでしょうか?もしくは、そうならないために意識していることがあるでしょうか?今回は、そんなワンちゃんたちの聴力が気になる飼い主さんたちのために、ワンちゃんの聴力を様々な角度から分析してみました。

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ワンちゃんの聴力低下の原因

beautiful close-up dog from behind view

Natee K Jindakum/shutterstock.com

ワンちゃんの聴力の仕組みをしっかりと紐解くことができましたね。

しかしながら、この仕組みも体の一部分であるため、当然不具合が生じることがあります。つまりワンちゃんの聴力が低下することもあり得るというわけです。

ではその聴力低下にはどのような原因があるのでしょうか?それぞれの要素を探っていきましょう。

老化

私たち人間も年を取って高齢になっていくにつれて聴力も衰えていくのではないでしょうか。ワンちゃんたちも同様です。老化が原因で聴力が低下していきます。

若い時は物を落としてしまった時などびっくりして飛び上がっていたワンちゃんも、「おじいちゃんになって全く反応しなくなった」なんてこともありますよね。

ワンちゃんの老化はいつごろから始まるのでしょうか?

大型犬はだいたい7歳くらいから、小型・中型犬は9歳ぐらいから始まるといわれています。それくらいの年齢になったら聴力低下の兆候が表れ始めているかもしれません。

例えばワンちゃんの名前を読んでみてください。今までは一言ですぐさま反応してくれていたのに対し、最近は名前を何度か呼んでやっと気づくようになってきたでしょうか?

またワンちゃんに対するしつけを守れなくなってきていないでしょうか?今までは「おすわり」「まて」とかいう指示に従っていたかもしれません。

また、悪いことをしたら「だめ」と言って注意すれば反省したり、悪い行動を控えたりしたかもしれません。

老化によって聴力が低下するなら、私たちの言葉が聞き取れずにこうした指示を守ることができないかもしれません。

最近、指示を守らずわがままになったと考える前に、ワンちゃんの年齢も考えてあげてください。もしかしたら老化が始まっているのかもしれません。

老化による聴力の低下の原因は何でしょうか?

それは加齢に伴い蝸牛や振動を伝える小さな骨(耳小骨)の機能が低下していくからです。そしてこの機能は徐々に弱くなっていくので、ある日、急に聴力がなくなるということはありません。

耳の炎症

耳の構造にはそれぞれ外耳、中耳、内耳があることを紹介しましたが、それぞれが炎症を起こすことによっても聴力は低下します。外耳炎、中耳炎、内耳炎となるわけです。

耳の中に細菌が入り増殖するときに炎症が起こります。その炎症が進行することによって鼓膜や他の器官に悪影響を及ぼし、聴力の低下に繋がるようです。

ワンちゃんが耳をしきりに痒がったり、また耳から嫌な臭いがしたりするなら耳が炎症をおこしている可能性があります。早い段階で病院に行くようにしましょう。早めに治療をすることができるなら比較的早く完治します。

ワンちゃんの聴力が下がっていることに気付いたときにはすでに症状が悪化している状態です。ですから、できるだけ痒がっている状態で異常を見つけることができるようにしましょう。

この場合も大抵は聴力の低下というかたちで症状があらわれます。

しかし、急に、聴力が全く失われることもあります。その場合は炎症や病気などが原因で耳の中が塞がれてしまった可能性があります。すぐにお医者さんに診てもらいましょう。

遺伝

遺伝によって聴力が低下したり、失われたりすることがあるようです。子犬のころから耳が聞こえていないのであれば遺伝が原因かもしれません。

はっきりとしたことが証明されているわけではありませんが、犬種や毛の色によって先天的に耳が聞こえない犬である割合が高くなることがあると言われています。

この遺伝による聴力低下は治療法がなく回復させることができません。

仮に、新しく飼ったワンちゃんが聴覚障害を持っていたとしても、しっかりと対策をすることができますので、あまり心配しないようにしてください。

あなたのワンちゃんが幸せかどうかは聴力が関係しているのではありません。飼い主であるあなたの愛情が関係しています。ですから、しっかりとした愛情をもって育ててあげれば問題ありません!

大きな音

Wide eyed double dapple Dachshund puppy looks intimidated and surprised

Tom Harper Photography/shutterstock.com

私たち人間は耳栓をしないで大きな音がある場所で過ごしているなら聴力が低下してしまいます。工事現場や工場などではそのようなことが起こり得るのです。

ワンちゃんも同様です。あまりにも大きな音を聴き続けると内耳の中の細胞が損傷を受けてしまい、結果として聴力が低下します。

化学物質

何らかの薬剤が鼻や皮膚などから体内に取り込まれてしまうことがあります。その薬剤の成分が蓄積し、聴力の低下に繋がることがあります。

また治療用の薬の副作用が原因となって聴力が低下することもあるようです。薬を使用していて聴力低下の兆候が表れたならすぐに薬の使用を中断し、お医者さんに相談しましょう。

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2 名無しさん
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聴力が人間の4倍ってびっくりしました!鼻が良いとは思っていましたが、耳も良いんですね。寝てるときも少しの物音で起きたりするので敏感なんだなって思っていました。耳が良すぎると眠りも浅そうで可愛そうだなとも思いますが。。。

1 名無しさん
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ワンちゃんの耳は外耳道がL字だから、耳掃除しても奥の方までは行かないんですね。

耳掃除が苦手で、いつも自分ではやらないんだけど、怖かったから少し安心しました。