鼻ぺちゃ犬ってどんな犬?代表的な4犬種の特徴や飼育で注意すべきことを紹介!

鼻ぺちゃ犬ってどんな犬?代表的な4犬種の特徴や飼育で注意すべきことを紹介!

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mofmo編集部

mofmo編集部です。

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ワンちゃんを飼おうか迷っているなら、鼻ぺちゃ犬についても考えたことがあるのではないでしょうか?特徴的でかわいい顔の鼻ぺちゃ犬は飼い主たちに強い人気があります。 今回はそんな鼻ぺちゃ犬についてご紹介したいとおもいます。

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鼻ぺちゃ犬を飼うときに気を付けること

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Zoriana Zaitseva/shutterstock.com

鼻ぺちゃ犬たちは人間が作為的に作ったワンちゃんですので、とてもかわいいのですが、それに応じた弊害が出ています。

ですからワンちゃんたちを飼うときには他のワンちゃんたちを飼う以上の注意が必要になってきます。どのような問題がおきやすいのでようか?いくつかご紹介したいと思います。

短頭種気道症候群

品種改良故の短頭犬種には特有の気道系の問題が多くおこります。それを短頭種気道症候群と呼びます。

寝ているときにいびきをかいたり、起きているときでも呼吸をするたびにいびきのような音が出たりするかもしれません。

また、呼吸をしづらいので、運動が苦手です。すぐに口を開けて激しく呼吸することもあるでしょう。

どうしてそのようなことになりやすいのでしょうか?短頭種の特徴として鼻の穴が細いことが挙げられます。ですから、呼吸しづらく、無呼吸に近い状態になってしまうのです。

軽度の症状ではいびきの音がうるさいくらいで済みます。しかし、症状が悪化して重くなるなら、日常生活に問題が出てきます。

かなりの大きないびきをかいたり、無呼吸状態になったり、唾液がたれたりするようになったりします。さらに興奮して酸欠になって失神するようにもなるかもしれません。

鼻や喉、気管が吐物によって塞がれてしまい、最悪窒息に至ってしまう場合もあるようです。

短頭種気道症候群のワンちゃんは体重に気を付ける必要があります。

通常のワンちゃんでも体に脂肪がたくさんついてしまうと、その脂肪が気道を圧迫して呼吸しづらくなります。太ったワンちゃんがいびきをかき始めることはよくあることなのです。

ただでさえ、気道が狭い短頭犬種が太ってしまうならどうなるでしょうか?

短頭種気道症候群の症状が更に悪化するに違いありません。短頭種気道症候群はどうしようもないとはいえ、命に関わることがありますので、症状が重い場合は病院に連れて行ってあげましょう。

内科療法で症状を緩和することができるかもしれませんし、外科的な治療も考えることができるでしょう。

熱中症

鼻ぺちゃ犬は熱中症にも気を付けなければいけません。気温が熱くなるとワンちゃんたちは体温調整をします。口を開けて舌を出した状態で「ハア、ハア」と呼吸するのです。

よく見かけたことがあるのではないでしょうか?このようにしている時、ワンちゃんは突き出した舌から唾液を蒸発させているのです。そうすることによって熱を放出して体温調整を行なっています。

この体温調整の事を「パンティング」と呼びます。

通常のワンちゃんたちはパンティングすることにより体温調節をスムーズに行うことができます。しかし、品種改良された短頭犬種のワンちゃんたちはパンティングが苦手です。

鼻が短いので、口腔の面積が少なくうまく熱を放出させることができません。また、気道が狭いので呼吸しづらく、たくさんの呼吸を繰り返すことで体温が逆に上がってしまいます。

ですから、鼻ぺちゃ犬は体温が上昇しやすく、熱中症にかかりやすいのです。

飼い主の皆さんは特に暑い時期にワンちゃんがどのような環境で過ごしているかに気を配るようにしてあげてください。直射日光が当たらず、風通しがい良い場所を生活空間とすることができるでしょうか?

もしくは、しっかりと空調設備があって温度管理ができている部屋の中で過ごさせてあげることも出来るでしょう。

熱中症も命に関わるものですから、短頭犬種を飼っている場合はたくさんの気遣いをしてあげることが大切です。

飛行機

鼻ぺちゃ犬は飛行機に乗る時にも注意が必要です。飛行機は時期によっては高温になる場合があります。体温調整が難しいワンちゃんたちには危ない環境なのです。

また気圧の変化も大きく呼吸器系に問題がある短頭犬種にはリスクが伴います。暑さと気圧の変化にうまく体を適応できずに、健康状態が崩れる場合があります。

飛行機はワンちゃんにとってもストレスのかかるものですから、しっかりと配慮するようにしましょう。搭乗を考えているなら、航空会社に問い合わせてみることをお勧めします。

病気

鼻ぺちゃ犬はその特徴からかかりやすい病気があります。鼻が突き出ていないので、鼻にガードされることなく、大切な目をぶつけてしまうことがあります。

草むらなどでは草の先端が目の中に入ったり、とげなどが刺さったりするかもしれません。そのようにして角膜が傷つくことがよくあるのです。

傷ついた角膜が放っておかれると角膜炎となってしまうこともあるでしょう。

また鼻がつぶれている故に、目から鼻へと通じる涙の道(鼻涙管)が狭くなってしまっていることがあります。そのことが原因で涙が目からあふれてしまうことがあります。

頻繁に涙があふれるようになると、目の下に炭のような色がついてしまったり、鼻のしわの間に涙が溜まって、細菌感染によって皮膚炎になったりすることもあり得ます。

短頭犬種の歯並びは悪いことが多いので、歯垢が溜まりやすく、歯石から歯周病へと発展しやすいという欠点もあります。飼い主がしっかりと歯磨きをしてあげることで対策することができます。

まとめ

Young blond woman enjoying with her french bulldog puppy in sunny day. Selective focus.

hedgehog94/shutterstock.com

いかがだったでしょうか?今人気の鼻ぺちゃ犬についてご紹介することができました。

ペットショップでも人気でしょうから、実際に目にする機会も多く、飼いたいとおもうこともあるでしょう。その場合には是非とも今回説明させていただいた注意点もしっかりと考慮するようにしましょう。

短頭犬種が熱中症や短頭種気道症候群にかかりやすいことを把握しておくなら、いざという時にも対処がすぐにできるでしょう。

是非とも対策を万全にして、安心して可愛らしい鼻ぺちゃ犬との生活を楽しむようになさってください。

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1 名無しさん
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ハナペチャ犬にもハナペチャ犬なりの悩みがあったんですね。

体温調整ができにくいから、熱中症になるのか。

暑くならないような対策をしておいてあげたほうが良さそうですね。