散歩中に色んな匂いをかぐ好奇心旺盛な愛犬!犬が匂いをかぐ意味と対応方法!

散歩中に色んな匂いをかぐ好奇心旺盛な愛犬!犬が匂いをかぐ意味と対応方法!

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mofmo編集部

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愛犬と散歩をすると「なんでこんな臭いもののにおいを嗅ぐの?」と少し不安になる時があります。そのような時、飼い主さんはどうしたら良いのでしょうか? では、わんちゃんが好む臭い匂いにはどのようなものがあるのでしょうか。

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散歩中に匂いを嗅がせるのは良いこと?悪いこと?

Partial view of senior woman taking three small dogs for a walk; dogs looking into camera

LanaG/shutterstock.com

わんちゃんが散歩中に匂いを嗅ぐことは当たり前のことです。「散歩は運動や排泄のため」と考えている人が多いいようですが匂いを嗅ぐことはそうしたことと同じくらいわんちゃんにとっては重要なことなのです。私たち人間がウィンドウショッピングに出かけた時に視覚から様々な情報をリーサーチしているのと同じようにわんちゃんも散歩で様々な情報をリサーチしているのです。

本来わんちゃんの優れた嗅覚は獲物を探すためや、あたりの状況を把握しておくために使われるのですが、今では家庭犬となり餌を探し求めることがなくなったため嗅覚を持て余しエネルギーが有り余ってしまっているのです。ですから散歩の時にいつまでも匂いを嗅いでいるなと思っても、有り余った欲求を満たしてあげる必要があるのです。

つまり、無理に匂いを嗅ぐのをやめさせる必要はないということです。

しかし拾い食いの原因になるのではないのか?犬がわがままになってしまうのではないか?などなどたくさんの心配事があるかもしれません。では、どのようにしたら良いのでしょうか。

拾い食いは大丈夫?

拾い食いに関しては飼い主さんと一緒に散歩に出かけているのですから常に見守っていてください。食べたそうにしていればその場でやめさせることができます。私たち人間がわんちゃんと同じように匂いで探すことはできませんが、目で見て食べさせないようにすることができると思います。

わがままな犬になってしまうのでは?

わんちゃんが気なる匂いを嗅げないと欲求不満になってしまいますし、いつでも自由に匂いを嗅がせていると嗅げない時があると落ち着きがなくなってしまいますのでバランスが重要です。

◆散歩の時の匂い嗅ぎ……バランスの取り方 まずは「ツイテ」や「ヒール」のコマンドを覚えることです。「ツイテ」とは飼い主さんの体よりも犬の鼻先が前に出ない状態で飼い主さんの右側にしっかりとつくことです。「ヒール」はその逆で左側につくことで、言葉の合図で飼い主さんの横に戻るようにしっかりとしつけることです。

それができれば何かわんちゃんにとって興味深いものがあっても、飼い主さんの指示に従い乗り越えることができるでしょう。そして「クンクン自由に匂いを嗅げる」ところと「まっすぐ歩く」ところを決めて散歩をすると良いかも知れません。そうすることで。飼い主さんとの信頼関係が築けるでしょう。

決してやってはいけないことですが、「リードをぐいぐい」と力まかせにリードを引っ張らないでください。リードを引っ張ることによってわんちゃんは反射的に逆に引っ張ろうとします。運動会の綱引きのようなイメージです。そうなると一種の興奮状態に陥ることになり、問題行動が発生しやすい状態になってしまいます。

お尻の匂いを嗅ぎ合うあいさつは、させた方がいいの?

本来散歩はリードをつけて歩いています。ノーリードの状態だと「あいさつしたいんだけど、匂い嗅いでもいいかな?」、「いいよ!」などと犬同士のボディランゲージがはっきりとわかるのですが、リードをつけての散歩の場合ボディランゲージが読み取れにくい場合があります。それでもわんちゃん同士がフレンドリーでいるならば飼い主さんに「うちの犬と挨拶させてもいいですか?」、「近寄っても大丈夫ですか?」など声をかけて、同意を得たのならあいさつをさせても良いと思います。しかし、明らかに嫌がっているにもかかわらず飼い主さんが無理やりあいさつをさせようとはしないでください。

しかし毎回嗅がせていると嗅ぐことができなかった時にストレスになってきてしまいます。子犬の時から嗅いでも良いかどうかを飼い主さんが伝えてから嗅がせるようにしておくと良いでしょう。

ミミズにスリスリはどうしたらいいの?

洋服を着せてみるのはどうでしょうか。散歩の時のわんちゃんの洋服はノミやダニ、蚊、ほこり、花粉、寒さなど様々なことから愛犬を守ってくれます。ミミズにスリスリしたとしても洋服を着ていれば愛犬への影響は最小限に抑えることができるかもしれません。洋服を着ないで散歩に行った時は自宅に戻って玄関先でブラッシングをして汚れを取ると思いますが、洋服を着て散歩に出かけた後ももちろんブラッシングはするのですが、着ていない時に比べてケアが楽になります。愛犬に直にミミズの匂いがつくのと洋服につくのとでは飼い主さんの気持ち的には少しは許せるのかなぁ〜とも思います。

それでも散歩の時に臭い匂いを嗅がせたくないという飼い主さんもおられるでしょう。他の犬や猫のおしっこや便を舐めたり食べたりしてしまうリスクはあるわけですから、そのような考え方もあって当然です。

そのような飼い主さんは愛犬にリーダーウォークを教えると良いでしょう。

散歩の時に臭い匂いを嗅がせたくなければ……

Owner and labrador retriever dog walking in the city

Rohappy/shutterstock.com

リーダーウォークを教えよう

リーダーウォークとはわんちゃんが行きたいところに自由に歩かせるのではなく、リードを持っている飼主さんが進む方向に従ってわんちゃんがついてくるようにしつけることです。上記で「ツイテ」や「ヒール」に関して書きましたがそのような状態を保ちながら歩いて行くわけです。

犬の本能のおもむくままに育てていくと愛犬の好きな匂いがする方向に向かってしまいますが、リーダーウォークができているわんちゃんは飼主さんのことを信頼しているので好き勝手な方向には向かいません。

しかしリーダーウォークで散歩している最中であっても、飼主さんは常に愛犬に意識を向けコミュニケーションをとることが大切です。愛犬の意識を飼主さんの方に向けておかないと愛犬にとってのいい匂いがしてくると、そちらに導かれてしまいます。愛犬が楽しいと思える散歩は『匂いを嗅ぐことよりも飼主さんとコミュニケーションのある散歩』であると導いていってください。

リーダーウォークは基本的なしつけです。リーダーウォークができるようになれば飼主さんを信頼し、わんちゃん本来の服従本能が飼主さんに向けられるのでその他のしつけもしやすくなるでしょう。リーダーウォークは匂いを嗅がせないことが目的ではありませんが、結果的には匂いを嗅がなくても散歩が楽しめるようになります。

まとめ

今回は犬が好む臭い匂いについてまとめてみました。飼主さんからしてみると「ちょっとやめてよ〜」という感じのものばかりですがわんちゃんの嗅覚にとっては「大好きな匂い」のようです。

上記にも書きましたがわんちゃんの嗅覚は人間の100万から1億倍といわれています。加えて匂いを伝達する嗅神経もそれに反応する脳も非常に発達しています。好奇心旺盛のわんちゃんは周りの匂いを嗅ぎたいと思っている事でしょう。そのような愛犬のためにも散歩の時にはきちんと「クンクン自由に匂いを嗅げる」ところと「まっすぐ歩く」ところをルールとして決めてあげると良いと思います。

それでも、そのような匂いを嗅がせたくないという飼い主さんはリーダーウォークを出来るだけ早い段階から教え、散歩の主導権は飼い主さんがしっかり持ってください。リーダーウォークは臭い匂いを嗅がせないだけではなく愛犬の安全や健康を守るためにも必要なしつけです。

飼い主さんが脱ぎ捨てた洋服や、飼い主さんの体にすり寄り、飼い主さんの匂いを体にまとっている姿は微笑ましいものを感じます。愛犬が飼い主さんの匂いに心を預け元気でいる……そんな幸せな日々がいつまでも続くといいですね。

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