知っておきたい!保健所と動物愛護センターの違いとは一体??

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mofmo編集部

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保健所と動物愛護センターはどちらも動物に関連した施設ですが、その詳しい業務内容や違いを知らないという人も多いです。新しい家族に保護された動物たちを迎える際など、役立つ両者の違いや業務内容について今回はご説明します。

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動物愛護の取り組み

動物愛護の取り組み

Maksym Kaharlyk/shutterstock.com

動物愛護センターは公的な業務上殺処分を敢行しているとはいえ、殺処分を減らす動きを何もしていないわけではありません。 行政は殺処分ゼロを目指して様々な取り組みを行っています。

例えば神奈川県ではなんと平成25年度から犬の殺処分ゼロを5年連続で達成しています。 また猫については平成26年から4年間継続しています。 どのような取り組みでこれを達成しているかというと、まずは基金の設立です。 動物愛護の取り組みに賛同する人からの寄付によって、県に保護された犬や猫を守り、希望者に譲渡するようにしています。 譲渡会を開催していて、希望者が新しい飼い主になれるようにしています。また正当な理由がない限りは引き取らないようにしていることも功を奏しているようです。

また、飼い主不明の犬や猫を生み出さないために、動物にマイクロチップを埋め込んで所有者を明確にしているようです。 札幌でも2年連続で犬の殺処分ゼロを達成しました。北海道、札幌市、動物愛護団体が主催するプロジェクトが開催されるなどして、少しでも新しい飼い主を見つけられるようにしています。

また興味深いのは広島県です。 この件は2011年に殺処分のワースト記録を作ってしまったという不名誉な過去がありますが、殺処分ゼロを達成して維持しているという逆転現象がありました。「ピースワンコ・プロジェクト」というプロジェクトによってふるさと納税が有効に使われていて、殺処分対象の犬を引き取れるようにしています。 まだまだ全国的にこういった取り組みを進めていく必要が大いにありますが、少しずつ殺処分が減っていくと期待できるでしょう。

動物愛護センターから家族を迎える

新しい家族を歓迎する

Pressmaster/shutterstock.com

新しくペットを飼いたいと思っている家庭は、ペットショップやブリーダーから犬や猫を引き取るという方法も考慮できますが、動物愛護センターから新しい家族を迎えるという選択肢もあります。例えば東京都の「ワンニャンとうきょう」というサイトでは、動物愛護相談センターやボランティア団体で保護されている犬や猫を譲渡するための情報を提供しています。センターから譲渡を受けるには以下の条件を満たしている必要があります。

・原則、都内にお住まいで20歳以上60歳以下の方 ・現在、犬や猫を飼育していない方 ・家族に動物に対するアレルギーを持っている方がいない方 ・飼うことを家族全員が賛成している方 ・最期まで責任を持って飼い続けることができる方 ・経済的、時間的に余裕がある方 ・動物に不妊去勢手術による繁殖制限措置を確実に実施できる方 ・集合住宅・賃貸住宅の場合は、規約等で動物の飼育が許されている方 ・当センター主催の譲渡事前講習会を受講している方

これを見ると、単に動物好きであれば良いというわけではないことが分かります。責任感を持っていることや飼育環境をきちんと構築できるのでない限り引き取ることはできません。ボランティア団体からの引き取りについては、団体によって条件や手続きが異なるのでそれぞれ確認する必要があります。もし情報を入手した後に「責任をもって最後まで飼育できるか分からない」と不安になった場合は、散歩ボランティアや一時預かりボランティアなどの取り組みもあるため、利用してみると良いでしょう。

譲渡制度を利用した人の声

では譲渡制度を使って殺処分から動物を救った人の声を見てみましょう。

推定6~7歳の元気いっぱいのミニチュアダックスフントを譲り受けました。健康状態は良好です。頂いてすぐ去勢手術を行いました。性格が朗らかすぎて、思いもかけない行動を取ることが多いので、「少し落ち着くこと、ゆっくり!!」と家族みんなで言い聞かせ、やりきかせに努力しています。が、そんな家族みんなのしつけにめげないかわいい子です。
出典:http://wannyan.metro.tokyo.lg.jp/isshoni/
推定5歳のフレンドリーな女の子を譲り受けました。心配していたトイレは初日から完璧で、お留守番中もとってもお利口さんです。引き取ってすぐに動物病院へ連れて行ったところ、心疾患が見つかりました。早期発見できたので、悪化させないためのお薬を続けています。激しい運動はできませんが、その分たくさん話しかけて、スキンシップをとっています。この子が待っているので、仕事場からも早く帰宅するようになりました。いただいたご縁に感謝し、ずっとずっと、大切に飼います。
出典:http://wannyan.metro.tokyo.lg.jp/isshoni/
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