犬が部屋の端っこにいる理由とは？もしかして怯えているの？

逃げたい

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部屋の隅に移動することは逃げることに含まれるかもしれません。部屋の中心にいる「何か」を恐れて逃げているのでしょう。部屋の隅であれば、その「何か」の動きをとらえやすいでしょう。相手を警戒している時にも部屋の隅に移動することがあるのです。

問題は「何から逃げているか」ですね・・・。

知らない人がいる？

人見知りワンちゃんでしょうか？そんなワンちゃんたちは、知らないお客さんが来るとお家の隅に移動してしまうことがあるようです。怯えと警戒の両方が関係していることでしょう。知らない相手を警戒するので、近寄ることが出来ません。

できるだけ離れようとすると、自然に部屋の隅になってしまうのですね。人見知りワンちゃんは怯えてもいるので、自分から近づいて相手を調べようという気持ちにはなりません。相手が去っていくのを待つか、自分の気持ちが落ち着くのを待つしかありません。

人見知りのワンちゃんでも時間が経てば、部屋の隅から離れて近づいてくることがあります。強引に部屋の隅から引き離そうとするなら強いストレスを感じるでしょう。ワンちゃんの自らの意志を待ってあげることが最善です。

ほかの生き物がいる？

来客中でもないのにいきなり部屋の隅に移動することもあるかもしれません。もしかしたら素早い虫や小動物を発見したのかもしれません。部屋の中にはゴキブリやネズミが入ってくることもあり得ますね。

そんな獲物を見つけたのでしょう。本能が刺激されて追いかける場合もあれば、警戒して後ろに下がることもあります。

ワンちゃんの獲物をじっくりと観察して、一気に仕留めるために後ろに下がることもあります。部屋の隅に移動して身を低くしているでしょうか？獲物の動きを見極めているのです。動き出したら、一気に走り出して仕留めるつもりでしょう。

ワンちゃんのひとり遊びみたいなものなので放っておいてもよさそうですね。

とても臆病なワンちゃんは、生き物が怖くて部屋の隅に移動することもあります。その際は、震えていたり、「クーンクーン」と助けを求めていたりするでしょう。

飼い主さんが怖い・・・

飼い主さんが怖くて部屋の隅に逃げることもあります。ワンちゃんがイタズラをして叱られるときにこのような場面に出くわすかもしれませんね。ワンちゃんは賢い動物です。飼い主さんの雰囲気や声、表情で起こっていることを察知します。

「ごめんなさい～」「怒らないで。怖いよ～」と部屋の隅まで逃げるかもしれませんね。その時のワンちゃんの表情や仕草は特徴的です。とても悲しそうな顔をしつつ、身体を低くして怯えているでしょう。「反省モード」ですね。

あまりあってはいけませんが、飼い主さんとワンちゃんの関係がひどく悪い場合にも同様の行動にでるでしょう。飼い主さんが怒っていなくとも、同じ空間にいるだけで隅にまで逃げてしまうのです。飼い主さんの事を警戒しているのですね。関係を修復するにはかなりの時間が必要でしょう。

今まで虐待を受けてきたワンちゃんであれば、飼い主さんが変わっても同様の対応をすることがあります。これも時間をかける必要がありますね。

安心できる場所

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部屋の隅がワンちゃんにとって安心できる場所なのかもしれません。ワンちゃんにとってお気に入りの場所なのですね。偶然そのような場所となっていることもありますし、ワンちゃんがそのように作り上げている場合もあります。

その場所が好きなのかも!?

ワンちゃんたちは自分の持ち物があったり、散らかったりする場所を好む傾向があります。広くて何もない場所よりも、壁があったり、物があったりする方が安心できるのです。家具の配置によって部屋の隅に物が集まっているかもしれませんね。

また、ワンちゃんがその場所を好んで、自分の持ち物を移動させているのかもしれません。お気に入りの場所なので、特に理由がなくともその場所に居座ることが多いでしょう。

飼い主さんから離れるのは「安心しているから」かもしれません

ワンちゃんが飼い主さんから離れているからと言って、必ずしも嫌われているわけではありません。むしろ、飼い主を信頼していて安心できている場合が多いのかもしれませんね。

ワンちゃんは自分のご主人様である飼い主さんに安心感を持つものです。その安心感が強いほど、ご主人様から離れても安心できるのです。ご主人を信頼していないと何とか近くにいようとするものです。信頼しているのであれば、少し離れてひとりでいてもリラックスできるのです。

安心できるにおいがある

部屋の隅に偶然安心できる匂いがあるのかもしれません。ワンちゃんは自分のにおいやご主人様のにおいに安心感を持ちます。部屋の隅にはご主人様のにおいが付いているのかもしれませんね。

タンスやラックなど衣服が収納されている家具が近くにあるのかもしれません。ワンちゃんの皮膚が擦りつけられて、壁から自分のにおいがするのかもしれません。

嗅覚が鋭いワンちゃんならではの理由なのですね。

高齢ワンちゃんだから

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ワンちゃんが高齢になると、部屋の隅で過ごすことが増えるかもしれません。どうしてそうなるのでしょうか？

もしかしたら認知症の症状かもしれません

高齢になるとワンちゃんも認知症を患うことがあります。認知症になったワンちゃんたちは方向感覚や鈍ったり、身体を支えることが出来なくなったりします。それで、壁がある隅で意図せずとどまってしまうのですね。

認知症を治療することはできませんから、そのようなワンちゃんの行動にも温かい気持ちをもって、支えてあげるようにしたいものですね。

もちろん、高齢には認知症だけでなく、他の病気にもかかりやすくなります。認知症だからと放っておくのではなく、病気の可能性を考えつつ、獣医さんに相談することも視野に入れておきましょう。

まとめ

ワンちゃんたちはどうして部屋の隅に行くのでしょうか？あなたのワンちゃんも隅っこが大好きでしょうか？その行動にはたくさんの理由があります。

ワンちゃんのもつ本来の習性からそのように行動していることがあります。寝る場所を求めていたり、獲物を警戒していたりする時なども本能的に部屋の隅へ移動するものです。

またワンちゃんの性格からそのように行動してしまうこともあります。特に憶病なワンちゃんは知らない人や生き物に出会ったときに隅へと逃げてしまいます。

病気の可能性も考えられます。体調が悪かったり、高齢ゆえの問題があったりすると。静かにしていたいと思うのです。そんな時には様子を見つつ、獣医さんに相談しましょう。

ワンちゃんの行動は非常に興味深いものです。隅に移動することだけでも、その理由を知ることで、ワンちゃんの気持ちや性格までも知ることが出来ますね。