
犬が足でふみふみしてくる理由はなに?要注意のサインも説明していきます!

mofmo編集部です。
犬が足でふみふみしてくるときの理由は一体どんなものなのでしょうか?とても可愛いしぐさですが、中には要注意のサインが隠れていることもあります。どうした心理で犬が足をふみふみしているのか、理由をさぐってみましょう。

ストレスの原因は何?

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犬にとって何がストレスとなるのでしょうか?
上記でもストレスの原因について触れましたが、ここではもう少し紹介したいと思います。私たち人間から見たら「こんなことがストレスになるのか?」というものもあります。しかし犬は人間よりも優れている点(嗅覚、聴覚など)もあるので、少しの変化もストレスになりうるのです。
物理的ストレス
ストレスには2種類あって、一つは「物理的ストレス」です。
- 暑さや寒さといった気温の変化
- 明るすぎる照明
- 香りの強い芳香剤
- テレビの音、掃除機の音などの機械音
- おなかがすく、のどが渇く
- 病気による痛み、かゆみ
こういったものがあります。特に聴覚に優れた犬は自然ではない機械音に敏感です。家電製品の音はもちろん、外での工事音にも反応してしまいます。電話やインターホンの音もストレスになりえます。
心理的ストレス

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もう一つは「心理的ストレス」です。主に環境の変化や満たされない気持ちなどが関係しています。
- 新しい家族や動物が増える(赤ちゃんの誕生や新たな犬や猫が来る)
- 引っ越し
- 散歩、運動不足による欲求不満
- 飼い主とのコミュニケーション不足
- 独りきりでの長時間の留守番
- 家族内のけんか、不仲
犬は非常に敏感な動物です。ですから環境の変化は大きなストレスとなります。さらに大好きな飼い主と一緒にいる時間が少なかったり、かまってもらえないことも犬にとっては大きなストレスです。家族の中で誰かがいつもケンカしていたり、仲良くない様子も敏感に察知しストレスに感じることもあるのです。
ストレスの発散方法

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こうしたストレスによって、これまで見てきたようなストレスサインを発することがあります。重症化してしまうと自傷行為にまで発展してしまうため、こうしたストレスの原因がわかったなら取り除いてあげましょう。
どんなことができるでしょうか?
新たな家族や動物が来た場合は、家族みんなの注意が新たな家族や犬にいかないように、元々いる犬に対しての関心を忘れないようにしましょう。決して排除するような行為はしないでください。飼い主は「変わらずあなたが好きだ」ということを示しましょう。安心できる存在であることを明らかにしましょう。
散歩、運動不足の場合は散歩の回数や時間を見直しましょう。
飼い主さんとのコミュニケーション不足の場合は、一緒にいる時間を増やし一緒に遊んであげると良いでしょう。
前足を舐める、噛むことをやめさせるには?
まずはストレスになっている原因を取り除き、ストレス発散させるために上記のことができるでしょう。
他には前足を舐めたり噛んだりすることから、他のことに意識を向けるためにおもちゃを与えるのも一つの方法です。
どうしてもやめない、行為がエスカレートしている場合は、エリザベスカラーの使用や靴下の使用も検討できるでしょう。しかしこれは根本的な解決策ではありません。重症になった場合は、専門家の助けが必要でしょう。
決してやってはいけないのが「怒ってやめさせること」です。
無理やりやめさせる、叱ってやめさせることは余計にストレスを与えることになりかねないからです。
まとめ

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今回は犬が前足でタッチしてくる心理は何か?また前足を舐めたり噛んだりする原因について見てきました。
犬は前足を使って自分の気持ちを表現しています。飼い主さんに対しての愛情やかまってほしい思い、不満などを伝えるのです。
そんな愛犬からのサインを見逃さないでください。中にはストレスが原因で自傷行為にまで発展するものもあるのです。
愛犬のちょっとした変化にも気が付けるように日頃から意識してみてはいかがですか?