猫にお酒は絶対NG!猫にお酒を与えてはダメな理由と飲んでしまった時の対処法を解説していきます!

猫にお酒は絶対NG!猫にお酒を与えてはダメな理由と飲んでしまった時の対処法を解説していきます!

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猫は飼い主が口にするものに何でも興味を示します。アルコールもその一つです。少しくらいなら猫にお酒をあげても大丈夫と勘違いしている人もいるようですが、猫にお酒は危険ですので軽い気持ちで与えたり面白半分で与えることは絶対しないでください!お酒を与えてはダメな理由と誤飲してしまった時の対処法を解説します。

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猫がお酒を間違って飲まないようにする対処法

手でグラスに蓋をしている女性

AndreyCherkasov/shutterstock.com

では上記の点を踏まえて実際の対策を見ていきましょう。

お酒を飲むときは猫が近づけないようにする

お酒を飲むときは猫が周りをうろうろして近づくことがないようにするのも対処法の一つになるでしょう。こぼしたときや目を離したすきにペロッと舐めてしまわないためにも、別の部屋に入れておくなどしてその時間だけは近づかないようにするのです。

「また猫の顔が入らないような大きさのグラスを使うといい」という人もいます。なかなかいいアイディアですが、倒してこぼしてしまえば意味がありません。猫も結構賢い動物なので、見くびることなくしっかりと対策を練っておきましょう。

来客と飲んでいる時は一言注意をしておく

来客と一緒にお酒を楽しむときは、あらかじめ「猫には絶対にあげないでね」と一言注意をしておくようにしましょう。中には猫や犬にとってアルコールが危険な物質であることを知らない人もいます。あげようとした瞬間に大声で注意するとその場の雰囲気が悪くなるかもしれないので、あらかじめ注意しておくと親切でしょう。

お酒以外のアルコール類にも気をつける

消毒液、除菌スプレー、ウェットティッシュなどを日常的に使っている場合は、保管の仕方に注意しましょう。いたずらをして間違って口にすることがないように、猫の手が届かないところに保管をしておくこと、使った後はきちんと片付けることを習慣にしましょう。

猫の傷の消毒をする時はエリザベスカラーをつけるなどして対策をあらかじめ取っておくようにしましょう。また、ウェットティッシュはノンアルコールタイプの物を普段から使用すれば問題はありません。

どうしても一緒に晩酌したい場合

魚とジョッキグラスを抱えている猫

Iryna Kuznetsova/shutterstock.com

飼い主の中には「愛猫と一緒に晩酌のひと時を味わいたい」という人もいるようです。もちろんだからといってお酒はあげてはいけません。しかし以下のようなものならあげても問題ないですし、一緒に晩酌しているような気分になれるでしょう。

またたびを与える

「猫にまたたび」というように、猫はまたたびが大好きだと認識されています。またたびを食べると猫はまるで泥酔状態のようになることもあります。もちろん酔っぱらっているわけではありませんが、またたびの成分が猫を興奮状態に陥らせるわけです。

猫に一時的な快楽を与える成分が含まれているまたたびを与えて、一緒に晩酌の時を楽しく過ごすことができるでしょう。またたびはストレスを軽減させて愛猫をリラックスさせる効果もあるんですよ。リラックスした愛猫は飼い主の愚痴の一つくらい聞いてくれるかもしれませんね。

またたびは、粉末、スティック、スプレーなどで販売されていますが、使用上の注意をよく読んで適量を与えるようにしましょう。またたびの与え過ぎは呼吸困難、心停止の原因になるともいわれているので、取り扱いには注意が必要です。また、またたびの実を飲み込んでしまうと喉や胃腸に詰まってしまうこともあります。

猫用のお酒(ノンアルコール)を与える

猫とどうしても乾杯したい飼い主さんのために、猫のお酒が販売されています。もちろんアルコールは含まれていないので安心して愛猫に与えることができます。

猫用のお酒をいくつかご紹介しましょう。

・ニャンニャンぬーぼー 2013年に猫用のワインとして限定発売された「ニャンニャンヌーボー」は、猫好きの飼い主さんたちが猫と一緒に晩酌を楽しむことができるように作られました。海外でも話題になったようですが、株式会社B&H Lifesがまじめに作った猫のための渾身のワインです。

もちろんノンアルコールで、オリゴ糖、ブドウ果汁、猫が大好きなまたたびを配合しているのが特徴です。ボジョレヌーボーの解禁に先立って限定発売された「ニャンニャンぬーぼー」ですが、モニターテストでは9割の猫が飲まなかったという衝撃的に残念な結果だったそうです。

それでも愛猫と一緒に乾杯気分が味わえるということで飼い主さんのために販売されました。残念ながら限定発売ということで現在は手に入れることができませんが、リニューアルされて再び販売される日が来るかもしれません。

・MOSCATO&PINOT MEOW こちらはアメリカのコロラド州デンバーのワインメーカーである「Apollo Peak」が2015年に発売したペットワインです。「MOSCATO」、「PINOT MEOW」という洒落をきかせたネーミングが特徴的です。原材料もオーガニック素材を使っていて、猫の健康を考えたまじめなワインです。

ホームページによると現在「WHITE KITTENDEL」と「CATBERNET」がラインナップに加わっており、まだまだ販売を続けていくようです。またたびのような効果があるとされるキャップニットを使って愛猫もほろ酔い気分になれるとか。ちなみにこちらでは犬用のワインも販売していますよ。

猫とお酒に関するQ%A

グラスやボトルに入った色々な種類のアルコール

Christian Draghici/shutterstock.com

最後に猫とお酒に関して予想される質問をいくつか取り上げたいと思います。

猫にビール酵母は与えてもいいの?

猫にビールを与えてはいけませんが、ビール酵母ならいいのでしょうか?答えは「大丈夫」です。ビール酵母は弱った胃腸の働きを活発にし、栄養補給もできることから、サプリメントとして猫に与える飼い主さんもいるくらいです。ペット用のサプリメントとして「ビール酵母Eb」という商品も販売されていますよ。

また、お腹の調子を整えたり免疫力をアップさせたりすることを目的として、ビール酵母からできているエビオス錠を猫に与えることをすすめる獣医師さんもいるようです。これは獣医師さんに相談しながら与える量に気をつけて使用するようにしましょう。

アルコールとしてのビールは絶対に与えてはいけませんが、サプリメントとしてビール酵母を与えることには問題がありません。

またたび入りのお酒もダメなの?

またたび酒やまたたび焼酎というのも販売されていますが、「猫といえばまたたびが大好きなのでこれなら与えても大丈夫なのでは」と思う人がいるようです。繰り返しますが、猫にアルコールは大変危険です。またたび酒もまたたび焼酎も人間用のアルコール入りのお酒なのでNGです。

アルコールを分解できない猫がこれらのお酒を飲んでしまうと、中毒を起こして最悪死に至ることがあるので大変危険です。「またたび」とあるので猫によさそうな響きがありますが、お酒なので絶対に与えないでくださいね。

猫に甘酒を与えても大丈夫?

甘酒は猫に与えても大丈夫なのでしょうか?名前からしてお酒なのでダメな印象を受けますが、実は甘酒には種類があって、酒粕から作る甘酒はアルコールが入っているので猫に与えてはいけませんが、米麹から作られた甘酒はアルコール分を含んでいないので猫に与えても大丈夫です。

甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれるほど栄養価が高く、水分補給もできる優秀な飲み物です。猫も歳を取ると食欲がなくなり、ただでさえあまり飲まない水をさらに飲まなくなってしまいます。そこで甘酒を適量与えると水分補給の効果があるとされています。

甘酒を与えるときは、酒粕から作られているものや砂糖がくわえられているのものは避けて、米麹から作られている無糖のものを与えるようにしましょう。また家庭でも簡単に猫用の甘酒を作ることができるので、インターネットでレシピを探すのもいいでしょう。

いきなりたくさんの量の甘酒を与えることは避けて、少しずつ慣らすようにしてください。また、カロリーが高いので、肥満にならないように注意することも必要です。

まとめ

猫にビールなどのアルコール類を与えても大丈夫なのかどうかについて説明しました。アルコールを分解することのできない猫にとってはアルコールは危険です。最悪の場合死に至ることもある危険な物質なので絶対あげてはいけません。

面白半分にお酒を飲ませるようなことは虐待ですので絶対にしないでくださいね。また、不注意で誤飲することがないように飼い主としてしっかりと管理することも大切なことがわかりました。

どうしてもお酒を一緒に楽しみたい場合は猫用のノンアルコール飲料もあるので、一度試してみることをおすすめします。

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