猫に菜の花はNG?猫草代わりとして与えてもダメ?注意点やリスクを徹底解説

猫に菜の花はNG?猫草代わりとして与えてもダメ?注意点やリスクを徹底解説

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春になると鮮やかな黄色の花を咲かせる菜の花。独特のほろ苦さと香りが魅力なことから鑑賞以外に食用としても人気の菜の花ですが、猫が食べても大丈夫なのでしょうか?この記事では猫に菜の花を食べさせる場合にどんな点に気を付けたらいいのかを解説します。また猫草代わりに菜の花を与える際に注意したい点も説明します。

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猫は菜の花を好むことがある

菜の花畑の中を歩いている猫

kawamura_lucy/shutterstock.com

春の風物詩とも言える菜の花は見ていてきれいですが、食品として食べるという方も少なくありません。でも、食卓に菜の花がのぼると、心配なのが猫ちゃんの存在です。

猫ちゃんは食欲旺盛で好奇心もかなりあるので、人が食べるのを見て自分も菜の花が食べたくなってしまうという子は多いでしょう。実際菜の花を食べる子は少なくないようです。例えばYahoo知恵袋には以下のようなコメントが見つかりました。

「飼い猫さんが、勝手に生えた菜の花をムシャムシャ食べてます。問題ないのでしょうか?」
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13106465498
「これは野菜ではありませんが、よく育った夏のねこじゃらしが大好きで、春に自宅で栽培した(肥料なし)菜の花をよく食べました。今、自宅で栽培したイタリアンパセリを摘んだのですが、それを食べたがって仕方ありません。レタスやキャベツは食べませんが、花屋で買ったスプレーマム(菊)などの葉は噛み付いてちぎったりしています。所謂「猫草」は、一切食べません。」
出典:https://oshiete.goo.ne.jp/qa/2132955.html
「うちのねこは菜の花の茎をゆでたのをばりばり トウモロコシのゆでたのをむっしゃむっしゃ なっとうも・・・野菜大好物のようです。」
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1118769881?__ysp=6I%2Bc44Gu6IqxIOeMqw%3D%3D

このように、猫が菜の花を好んで食べるということは意外と珍しいことではないようです。飼い主さんの中には心配な気持ちがあるものの、「好きなら食べさせてもいいのかな」と感じている人もいることでしょう。

菜の花をむしゃむしゃと食べる猫たちの動画もありました。

動画をみると少し驚いてしまうかもしれませんが、4匹の猫たちがおいしそうにバリバリと菜の花にかじりついているのが分かります。4匹のうち1匹だけが食べているならまだ分かりますが、すべての子が食べるとなると、さすがに驚きです。

このように、猫の中には好んで菜の花を食べる子が少なからずいます。一生懸命食べてるのを見ていると、つい飼い主も「この子は好きなんだな。もしかしたら健康に良いかもしれない」と考えてしまうかもしれません。 では実際のところはどうなのでしょうか?この記事では菜の花は可食かどうか、可食の場合にどんな点に気を付けたらいいのかを解説いたします。

絶対NGではないが推奨されない

菜の花畑と青い空

Daniel Prudek/shutterstock.com

結論から言うと、菜の花は危険植物ではないものの、基本的に食べさせる必要がない植物です。絶対NGではありませんが、食べさせて良いわけでもありません。菜の花は猫にとって刺激が強いと言われているからです。

もともと猫は肉食であることを考えると、植物を与えることはそもそも自然な事ではありません。そのためあえてエサとして準備する必要はないでしょう。

菜の花は甲状腺機能に悪影響?

メジャーなケースではありませんが、場合によって菜の花は猫の甲状腺機能に悪影響を及ぼす可能性もあるとされています。

「日本微量栄養素情報センター」によると、アブラナ科の野菜(キャベツ、かいわれ大根、カブ、ブロッコリー、クレソン、小松菜、チンゲンサイ、菜の花、白菜、ラディッシュなど)を大量に摂取すると、動物は甲状腺機能低下症にかかるそうです。人間の場合でも重篤な甲状腺機能低下症にかかったという報告があります。

菜の花などのアブラナ科の植物には「グルコシノレート」という成分があり、そこから「ゴイトリン」というものが作られて甲状腺ホルモンの合成を妨げてしまうようです。

そのため甲状腺に問題がある猫の場合、基本的に与えるのは控えたほうがよいです。ヨウ素が欠乏していない限りはアブラナ科の植物を少しくらい食べても問題になるリスクは低いですが、万が一のためやめておくのがベターです。

また仮に大きな問題は引き起こされなくても、嘔吐や下痢、よだれといった症状が出てしまう可能性も否めません。

もし猫が菜の花を食べてしまったら

もし留守中や目が離れたすきに猫が菜の花をはじめとするアブラナ科の植物を食べてしまったとしても、あわてる必要はありません。先述の通り少量ではあまり大きな問題にはなりません。まずは、続けて食べないように菜の花を回収するようにしましょう。

もし大量に食べているようであれば、念のため病院に連れて行くと良いかもしれません。また下痢などの症状がみられるのであれば、それをよく観察して獣医師に正確な情報を伝えるようにしましょう。

大事なのはパニックにならないことです。パニックになると猫の方がびっくりしてしまうでしょう。推奨されないものの、危険物とは違うという点を覚えておきましょう。

菜の花は猫草として使える?

菜の花を加える猫

Oksana Volina/shutterstock.com

猫を飼っている家庭の中には、エサと水と一緒に猫草を用意しているというところがあります。猫を飼ったことがない方の場合は、「猫=肉食」のイメージがあるので草を用意するのが意外に思えるかもしれません。しかし一説によるとイネ科の植物(燕麦、オオムギ、ワカバ、コムギなど)を猫は好んで食べるとされています。

猫草は猫にとっていわば嗜好品のような存在になりますが、同時に猫草を食べることによって別のメリットもあるとされています。それは毛玉の処理です。猫はお腹にたまってしまった毛玉を吐き出すために、胃を刺激しようとしてわざと草を食べるのではないかと考えられています。

そのような中、同じ植物だからという理由で「菜の花を猫草のように使えるのでは?」と考える人もいるようです。「食事としてあげるわけではなく毛玉対策の一環として使う程度だから良い」と考えるのかもしれません。

では菜の花を猫草代わりにすることはできるのでしょうか。残念ながら現在のところその答えはありません。先述のように菜の花は刺激の強さが心配されている植物なので推奨することはできません

しかし、冒頭で述べたように、好き好んで菜の花を口にする猫がいることを考えると、そこまでナーバスになることではないとも言えます。

ですから最終的には飼い主がそれぞれ決定しなければいけません。もし猫草が猫にとって必須だと考え、かつ菜の花を自分から積極的に食べるような猫を飼っているのならそうしても差し支えありません。

逆に猫草の必要性に疑問を感じ、かつ菜の花の刺激が気になるようであればあげない方が良いでしょう。

猫草には賛否両論ある

そもそも菜の花以前に、猫草の効果に関してはいまだにはっきりしたことは分かっていません。先述のように毛玉吐きに有効という話はよく聞きますが、定かではありません。

また、「猫は葉っぱにあるビタミンやミネラルを摂取して栄養素の補給をしたがっている」とか、猫草を食べると食物繊維を摂取することになるので便秘予防になるといった話もありますが、やはり定かではありません。 そういったメリットを全面的に肯定する人もいれば、否定する人もいます。実際以下のようなコメントがありました。

・肯定的な意見

「猫ちゃんが吐く姿は本当に可哀想に思えるのですが猫草を食べ過ぎるという事はないですよ。よく食べる猫は毛繕いを良くする猫ちゃんです。お腹の中に溜まった毛を出すには必要な事ですのであまり気になさらない様に。」
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1023761085

このように猫草は猫にとって役立つものだと考える賛成派の方は少なくありません。 しかしその一方で、猫草は全く必要ないという声もあります。例えば以下のようなコメントがありました。

・否定的な意見

「ウチは猫草は1度も与えた事ないです。カリカリも色々研究開発され、良いのが揃ってます。毛玉コントロールとか食物繊維入りで…もう2歳になりますが誤飲で2~3回吐いた程度で基本は吐かないです。なのでわざわざ猫草食べさせて吐かせるとか毛玉排便の必要も無いかと。」
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1038238295

このように猫草に関する否定意見も少なくありません。結局のところどちらの意見が正しいのかは今のところ分かりません。猫草に関しては獣医師の間でも賛否両論あるほどなので、やはり猫草を用意するかどうかは最終的に飼い主各自の自己責任と言えるでしょう。

いずれにしても、猫草は危険なものではないので、そこまで心配せずに利用しても良いでしょう。「猫草を食べる猫は寿命が短い」とか「胃腸に負担になっている」という科学的根拠はありません。

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