【ドッグトレーナー監修】愛犬と初めてのお出かけにチャレンジ!どんなことに気を付ける?【2023年版】

【ドッグトレーナー監修】愛犬と初めてのお出かけにチャレンジ!どんなことに気を付ける?【2023年版】

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Moe Yoshida

ドッグトレーナー

Moe Yoshida

国際動物専門学校 しつけ・トレーニング学科卒。 噛み・吠え癖の酷い元保護犬のビーグルを引き取った事をきっかけに『褒めてしつける』を念頭に活動。 自身の経験を活かし、しつけイベントにて飼い主に寄り添ったトレーニング方法を指導。 ナチュラルペットフード・栄養学の知識にも精通。 保有資格:NPO法人ドッグトレーナー2級、しつけアドバイザー2級、愛玩動物飼養管理士、ドッググルーマー2級

子犬を家族として迎えてからしばらくしたら、お出かけしてみんなに愛犬を見せたいと思うことでしょう。愛犬とのお出かけはワクワクしますね。 でも初めてお出掛けする時にはいくつかの注意点があります。今回はシチュエーション別にお出かけするときに意識すべきポイントをご紹介します。

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ドッグラン

リードなしで思いっきり走ることができるのがドッグランです。愛犬がストレス発散できるように定期的にドッグランに連れて行きたいですね。はじめてドッグランにお出かけするときの注意点というのもあるのでここでまとめますね。

ドッグランによっては利用するための条件があります。必ず連れて行こうとしているドッグランの利用条件に目を通しておくようにしましょう。たいていの場合は予防接種が済んでいないと入場できないことになっています。予防注射済票、犬の写真、犬観札などの提示が求められることがあるので準備しておきましょう。

ドッグランについたからといっていきなりリードを離して走らせていいというわけではありません。ほかにも利用している犬たちがいるので、圧倒されてしまう場合があります。愛犬が慣れるまでリードを付けたまま入場するようにしましょう。相性の良くない犬もいるかもしれないので、最初は様子を見るようにするのが基本です。

他の犬たちとあいさつができて、愛犬の心の準備ができたと判断したら、リードを離して思いっきり遊ばせてあげましょう。ほかの犬とのトラブルにならないようにしっかりと観察してください。犬同士のトラブルは当事者同士で解決することになるので、他の犬の飼い主たちともいい関係が築けるといいですね。

ドッグランの入り口は二重になっています。犬が脱出しないようにドアの開閉時は注意することも忘れずに。またウンチ袋やおしっこをしたときに水をかけることができるようペットボトルの水を用意しましょう。飼い主の言うことを聞かない犬の入場も断られることがあるので、最低限のしつけは家でしておくようにしましょうね。

ドッグカフェ

おしゃれなドッグカフェが増えているので、散歩がてらに愛犬を連れて行きたいと考えている飼い主もいることでしょう。とはいってもはじめてだと緊張してしまいますね。ドッグカフェといってもそれぞれのお店にルールがあるので、あらかじめチェックしておくと安心です。

ドッグカフェによっては予防注射済票の提示を求めるお店もあるのであらかじめ用意しておくといいでしょう。はじめての場合は愛犬にとっても緊張の一時になるかもしれません。ソワソワしたり他の犬たちのことが気になって吠えたりする可能性もあります。

ドッグカフェで愛犬が吠えると他のお客さんに迷惑をかけてしまいます。また他の犬に噛みついたり喧嘩をしたりすると大変です。飼い主の足元でじっとしていられるようにしっかりと訓練してから連れて行くのが理想的でしょう。

ドッグカフェで楽しい時を過ごすために、守らないといけない最低限のマナーがあります。例えばウェットティッシュを持参して、入店の前に足を拭いてやるといいでしょう。また入店前にトイレを済ませておくこと、毛が散らないようにブラッシングをしておく、または洋服を着せることもできます。

車での移動

車に乗って移動している犬

LeventeGyori/shutterstock.com

遠出をする時に車での移動をすることがあるでしょう。車での移動は飼い主と愛犬のペースで行えるので、慣れてしまえば快適な移動手段になります。ただ、愛犬が車に乗るのを嫌がらないことが前提になります。愛犬をはじめて車に乗せてお出かけするときの注意点も挙げることにします。

まずは安全面を考えて、クレートなどに入れての移動が望ましいといえるでしょう。膝の上にのせることや助手席にのせるのは運転中に気が散ってしまい危険なのでやめてください。また車の中で自由に動けるようにすると、突然飛びついてきたりして危険な場合もあります。

いきなりクレートに入れて移動すること、車に乗せることは愛犬にストレスを与えることになりますから、クレートトレーニングを家で行っておくこと、車の音に慣れさせておくことを事前に行ってください。いきなりの遠出が心配だという場合は、近所を軽くドライブして愛犬の様子を見るのもいいでしょう。

車酔いをすることもあるので、車での移動の時は直前に食べ物を与えない、または与える量を調整するようにしましょう。また、車内の温度調整に気をつけてください。直射日光が当たっていないか、クレートの中は高温になっていないかを確かめて、熱中症にならないように気をつけましょう。

車で長距離の移動をする時は、こまめに休憩時間を設けてあげましょう。ドッグランのあるサービスエリアやパーキングエリアを事前に調べておいて、休憩場所にするといいでしょう。また犬がゆっくり休憩できそうな公園なども事前にチェックしておくようにしましょう。

車から降りるときは事故防止のために愛犬が勝手に飛び降りてしまわないようにしましょう。まずは飼い主が降りてから、愛犬にリードをつけて降りるようにしましょう。

電車やバスでの移動

愛犬のサイズによっては電車やバスを利用した移動も便利です。交通機関によって乗車ルールが異なるので事前に調べておいてください。基本的にはクレートやキャリーバックに入れて、犬の体が外に出てはいけないことになっています。愛犬が落ち着いて乗車できるように訓練しておく必要があるでしょう。

電車やバスでの移動も愛犬にとってはじめての経験だとストレスになる場合があります。あらかじめ電車の音や踏切の音に慣れさせておくことや、クレートの中でじっとしていられるように訓練しておきましょう。試しに一駅だけから始めてみるのもいいかもしれませんね。

電車やバスに乗る前に、トイレは済ませておきましょう。また混雑する時間帯の利用を避けることによって不必要なトラブルを避けることができるでしょう。犬が苦手な人やアレルギー持ちの人もいるのでそのことも忘れずに、そしてマナーを守って利用するようにしましょう。

ペット同伴ホテル

ペット同伴で宿泊できるのはうれしいですね。ホテルによってルールが違うので、やはり事前に確認しておくようにしましょう。家で許されていることでも、ホテルでは許されていないことがあります。たいていの場合は予防接種済の証明書を提示することが求められますので、持ち物リストに入れておきましょう。

はじめての宿泊だと愛犬が興奮することがあります。事前にトイレを済ませて、他のペットともトラブルを起こさないようにリードは離さないでください。ベッドや布団に上がることが禁止されている場合もあるので注意しましょう。言うことを聞かない場合はクレートの中に入れておく必要があるかもしれません。

はじめての宿泊は愛犬にとってストレスになりやすいので、一人ぼっちにしないようにしてください。パニックを起こして暴れたり吠えたりするかもしれず、ホテルやほかのお客さんたちに迷惑をかけてしまう可能性があります。常に一緒に行動するようにし、部屋に愛犬を取り残すことがないようにしてくださいね。

山・川遊び

山・川遊びも飼い主と愛犬にとって楽しい一時になるでしょう。愛犬には自然にもたくさん触れてほしいと考えている飼い主もいることでしょう。はじめて山・川遊びに連れて行くときの注意点もあるのでいくつか挙げてみます。

山遊びで気を付けたいのが虫刺されです。動物病院でダニやノミの防虫剤を処方してもらえるのであらかじめ対策をとるといいでしょう。また山にはたくさんの生き物がいますが、中には毒蛇など危険な生き物もいるので注意して遊ばせましょう。

川遊びに連れて行くときは川の水を飲まないように愛犬用の水を持参しましょう。川の流れが急な場所もあるのでおぼれないように注意することも大切です。

山・川遊びに共通した注意点として、拾い食いをしないようにしつけておくようにしましょう。またいきなりリードを離してしまうと、興奮して走り回って迷子になってしまうこともあります。周りの人に迷惑をかけることもあるので、その場所に慣れるまではリードをつけてしばらく落ち着かせてください。

帰宅したら愛犬をシャンプーで洗ってあげましょう。寄生虫やノミ、ダニがついているかもしれませんし、たくさん遊んで汚れていることでしょう。注意点を守るなら山・川遊びも愛犬にとって楽しい行事になります。自然にたくさん触れることによってストレス発散することにもなるでしょう。

まとめ

愛犬とはじめてお出かけするときの注意点について調べてみましたが、いかがでしたか?お出かけが飼い主と愛犬の両方にとって楽しいものになるように、これらの注意点を参考にしてくださいね。

どんな場所にお出かけするにしても、事前に調べておくことはとても大切だということがわかりました。場所によってルールがあるのであらかじめ知っておくと物事をスムーズに進めていくことができます。恥ずかしい思いをしたり愛犬にストレスをかけてしまったりすることを避けることができるでしょう。

愛犬とのお出かけは、まずは近場から始めて、慣れてきたらだんだんと遠出ができるようにしたいですね。下調べと準備をしっかりとして、はじめてのお出かけをクリアしたなら、いろいろなところに遊びに行って愛犬との思い出をたくさん作ってください。

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