犬が大きな音を嫌うのはなんで?理由と対策をまとめて解説していきます!
犬は聴覚が非常に優れた動物出す。人間よりも数倍優れていて、私たちが聞き取れない音も日常的に感じることができます。でも聴覚が優れているがゆえのデメリットもあります。犬は大きな音を人間以上に怖がるというデメリットです。今回は犬が大きな音を怖がる理由と、慣れさせるための方法について解説します。
わんちゃんを大きな音に慣れさせる
Forgem/shutterstock.com
わんちゃんが嫌う音に対して自然に慣れてもらうにはどうしたらよいでしょうか。ポイントは「特定の音に対して怖い音、不快な音という特別な感情を抱かせないようにすること」です。そのためにはわんちゃんが怖いと思っている音を、ストレスがかからない弱いレベルから段階的に強い音にして聞かせてあげると良いでしょう。そうすれば最終的には刺激に対して無反応になれるように訓練できます。
具体的には以下のような方法を試してみてください。
愛犬が怖がる音を準備する
最近ではCDやYoutubeなどインターネット上で雷、花火、工事現場、電話、インターホンなど様々な音を集めることができます。そうした音響素材をまず集めてみましょう。
音を聞かせる
愛犬が落ち着いている状態の時に、小さな音で聞かせてみてください。決して大きな音で聞かせないでくださいね。ストレスを与えないことが大切です。
おとなしくできたらごほうび
音を聞いて怖がらなかったらほめて、ごほうびのおやつをあげてください。この時大切なのがタイミングです。「上手にできた→ほめる→おやつ」という図式になるようにしましょう。このタイミングがずれてしまうと、愛犬は何をほめられているのかわからなくなってしまって訓練の意味が薄れるからです。
徐々に音量を上げる
小さな音に慣れてきたら少しずつ音量を上げていきます。少し大きくした音でもおとなしくしていることができたならほめて、おやつを与えてください。少しずつ、少しずつ、5分間×3回~6回のように短時間で繰り返すことが成功の秘訣です。
なんらかの理由で「音恐怖症」になってしまっている場合は5分も聞いていることができずにストレスサインが見られるかもしれません。そのような時には5秒ほど聞かせて静かにしていられたらごほうび、という感じで行ってください。
一般的に犬の集中力は10〜15分と言われています。愛犬に集中力がなくなってきたらその日のトレーニングは終わりにして次の日に改めて始めてください。
おやつを減らす
音を聞いておとなしくしていることができるようになってきたら、今度は少しずつおやつを減らしていく必要があります。いきなり「おやつ」を出してもらえなくなるとわんちゃんも戸惑ってしまいます。毎回あげていたおやつを2回に1回、3回に1回と減らしていくと良いでしょう。代わりに言葉ではしっかりとほめてあげてください。
トレーニングの最終的な目標は、音を我慢させるのではなく、音を聞いても何も感じなくさせることです。こうしたトレーニング方法は飼い主さんの辛抱強さが試みられる時でもあります。焦らず愛犬のペースでトレーニングを進めて、愛犬を音に対する恐怖心から解放してあげてください。
ケーススタディ1:インターホンの場合
では以上の点を踏まえて、玄関のインターホン(ピンポン)に慣れさせる方法を詳しくお伝えしたいと思います。
インターホンというものは突然なります。ピンポンとなっただけでも「ワン!ワン!ワン!」と警戒して吠え始めます。それに加えて知らない人が「こんにちわ〜!」などと大きな声を出して来たら、警戒心に恐怖心が入り混じって、もっと大きな声で吠え続けてしまいます。
お客さんや宅配便の人が来るたびに警戒心と恐怖心をむき出しにして吠え続ければ、お客さんもわんちゃんもストレスがたまってしまいます。ですから愛犬を恐怖心から解いてあげなければなりません。
インターホンがなっても何も起こらない、何も変わらないということを愛犬に理解してもらう必要があります。
『インターホンがなると飼い主さんが動く→知らない人が玄関にくる→縄張りを侵害されるかもしれない』と愛犬は考えるのかもしれません。ということは『インターホン』の音は『不安』の気持ちに直結していることが考えられます。
上記で説明した通りにYoutubeなどから最も小さな音量でインターホンの音を聞かせてみましょう。
「インターホン=不安」という気持ちを、「インターホン=楽しい」と結びつけてしまうと良いでしょう。
『インターホン→おやつ→褒める』という順番でトレーニングしますが、重要なポイントはインターホンの音がなり、愛犬が吠える前におやつを出すことです。吠えた後におやつを出してしまうと、『インターホン→吠える→おやつ』と学習してしまい、吠えたことによっておやつがもらえると勘違いしてしまうからです。
ケーススタディ2:掃除機の音
続いて掃除機の音に慣れさせる方法をケーススタディしてみましょう。
この場合もやはりYoutubeの掃除機音を最も小さな音量で聞かせることからはじめます。また、自宅の掃除機をかける時に、まず別室にわんちゃんを待機させ『弱』で掃除機をかけてみると良いでしょう。それでも怖がっているようなら掃除機を少し離れたところで運転させておいて、音を出したまま愛犬と遊んであげたり、おやつを食べさせてあげたりと楽しく過ごしてあげると良いです。そうすることで少しずつ掃除機との距離を縮め、「掃除機の音は怖くないんだ」と感じることができます。最終的に愛犬のいる部屋で掃除機をかけられるようになればもう大丈夫です。
まとめ
聴覚が優れているわんちゃんは、色々な音に敏感に反応してしまいます。恐怖で恐れおののいている愛犬を見ていると、飼い主さんまでどうしていいかうろたえてしまいますよね。
でも愛犬が頼りにしているのは飼い主さんですから、決して一緒になって怖がらずにしっかりとした対応を取ってください。愛犬を音によるストレスから守ってあげましょう。
落ち着きのあるわんちゃんに育てていくには、飼い主さんの愛犬に対する愛情と辛抱強さが求められます。日々トレーニングを重ねることできっと強い絆で結ばれることでしょう。
-
- 愛犬と一緒に出社する夢を実現した富士通『ドッグオフィス』に行ってみた!
- “愛犬と一緒に出社する” ワンちゃんを飼っている社会人なら憧れる人も多いのではないでしょうか。そんな夢のような取り組みを富士通は大手企業ながら実現してしまいました。富士通が愛犬家のためにどんな取り組みをしているのか新たに設立された【ドッグオフィス】を取材してきました!
- 犬の生活
-
- 【2023年版】東京都内の犬と入れる人気ドッグカフェ一覧をご紹介!【63店舗】
- 愛犬と一緒に楽しめる東京都内のドッグカフェを紹介しています。わんことのお出かけ中、乗り換えのついでに立ち寄るのにピッタリのお店や、遠くからでもわざわざ訪れたくなる魅力的で新しいカフェで愛犬と一緒にまったり過ごしましょう!
- 犬のお出かけ
-
- ミキ亜生(芸人)/第1回 「犬派だった僕が、3匹も猫を飼うなんて夢にも思ってなかったです」
- お笑いコンビ・ミキの亜生さんは、自身が保護した3匹の猫ちゃん「助六(メス)」「銀次郎(オス)」「藤(メス)」と生活をしています。芸人として活躍する傍らで、街で見つけた猫を保護し、里親を見つける活動を行っている亜生さんに、保護猫活動や猫たちとの生活についてインタビューしました。
- お笑いタレント
-
- ペット同伴できる会社がある!?『ペットフレンドリーオフィス』があるマース ジャパンに行ってきた!
- 「カルカン」「シーバ」等のペットフードや「スニッカーズ」「M&M'S」のお菓子でも知られているマース インコーポレイテッド。日本の拠点であるマース ジャパンでは「ペットフレンドリーオフィス」というペット同伴出社が可能な制度があるんです。
- 犬と暮らしたい
-
- 【2023年版】徳島県のワンコと入れるドッグラン付きのSAPA一覧をご紹介!
- 愛犬と一緒に楽しめる徳島県内のドッグラン付きサービスエリアを紹介しています。ドライブ中に立ち寄るのにピッタリのサービスエリアなので、ちょっと寄り道してワンちゃんと一緒にランチタイムを楽しみましょう。
- 犬のお出かけ
-
- 【2023年版】佐賀県の犬と入れるドッグカフェ・レストラン一覧をご紹介!
- ワンちゃん用ランチやケーキを豊富に提供する佐賀県のドッグカフェを紹介しています。愛犬とのドライブ中に、旅行のついでに立ち寄って、愛犬同伴でランチを楽しんだりドッグランで思いっきり遊んだりしましょう!
- 犬のお出かけ
-
- 【2023年版】佐賀県のワンコと入れるドッグラン付きのSAPA一覧をご紹介!
- 24時間利用可能な自然公園も併設されたドッグラン付きサービスエリアがある佐賀県。休日には愛犬と一緒にドッグランで思いっきり遊んで、美味しい地元の海産物を使った料理を味わいましょう!
- 犬のお出かけ
-
- 【2023年版】島根県の犬と入れるドッグラン付きの道の駅をご紹介!
- 島根県にあるドッグラン付きの道の駅をご紹介します。ワンコと一緒にのんびりと旅を満喫するのにおススメのスポットですよ!
- 犬のお出かけ
-
- 【2023年版】鹿児島県のワンコと入れるドッグラン付きのSAPA一覧をご紹介!
- ワンちゃんと一緒に楽しめる鹿児島県のドッグラン付きサービスエリアを紹介しています。雄大な桜島を眺められる展望台や、地元鹿児島県産黒豚を使用したランチは必見です。
- 犬のお出かけ
mofmo掲示板
-
- 近所の公園で犬のうんち持って帰らない人!!
- うちの近所には、わりと広い公園があります。なので犬の散歩している人が多いのですが、うんちをもって帰らない人がいます。そのまま。何度か現場を目撃しましたが、、、「ちゃんと持って帰ってください」って言えずにいます。みなさんならどうしますか?
-
- 先住の猫と新しく迎える猫の相性
- 自宅にいる猫と、実家にいる猫が一緒に住むことになった場合 お互いの猫に配慮することはありますか? 実家では猫を飼うことが難しくなったので、引きとる方向で話が進んでいます。
- コメント
まず引き取ったら、ゲージの中に入れて先住猫にあわせないまま数日過ごさせましょう。先住猫に存在を知らせることで、面会までに心の準備をさせてあげましょう。その後面会させるときは、慣れるまではお互いゲージ越しのほうがいいと思う。最初が大事なので、じっくりじっくり慣らさないとだめです。
-
- 首輪かハーネスタイプか悩んでます!
- 首輪を使用していましたが、首輪が抜けることがあるので、ハーネスタイプを考えています。 ハーネスにしてよかった点、良くなかった点ありますか??
- コメント
我が家の柴は、気管が弱いのでできればハーネスにしてくださいと言われ、散歩の時はハーネスにしました。 しかし、首輪はつけっぱなしです。 チップは入っていますが、もしもの時のために首輪に迷子札をつけています。