犬にキャベツを与えてもOK?キャベツに含まれる栄養素や簡単レシピを紹介していきます!

犬にキャベツを与えてもOK?キャベツに含まれる栄養素や簡単レシピを紹介していきます!

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最近、愛犬の健康を考えて野菜を使った手作りフードに挑戦している飼い主さんが増えているようです。中でも、「昔から胃腸にやさしい野菜として知られているキャベツを使ったフードを作りたい!」と思っている方も多いことでしょう。今回は、キャベツに含まれる栄養素やキャベツを使った簡単レシピを紹介します!

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キャベツの正しい与え方とは?

千切りにされたキャベツ

Cozy Home/shutterstock.com

では、愛犬にどのようにキャベツを与えることができるでしょうか?

犬には基本生でも加熱でも与えられます。生のまま与える場合も、加熱する場合も、細かく刻んで与えることがポイントです。

大きいままキャベツを与えると、個体によっては未消化のまま便としてでてしまうこともあるので、しっかり栄養素を吸収できるように細かく刻んで与えましょう。

また、キャベツの葉にはシュウ酸が含まれています。シュウ酸はキャベツの内葉よりも外葉に多く含まれています。外葉は農薬の心配もありますので、可能であれば内側の葉を与えるようにしましょう。

キャベツは葉だけでなく、芯にも豊富なビタミンCが含まれています。芯でも細かく刻めば、愛犬に与えることができます。

しかし、芯を与える際には、与える量に注意しましょう。なぜなら、キャベツの芯には、硫酸イオンという中毒症状を起こす物質が含まれているからです。

ですから、免疫力が低下している時や、敏感な体質をしている子には芯を与えることを控えるほうがよいかもしれません。

キャベツの調理方法

キャベツの調理法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。犬の体質には個体差もあるので、愛犬の消化能力に合わせて使い分けることをおすすめします。

では、生キャベツと加熱キャベツのメリットとデメリットをみてみましょう。

・生キャベツのメリット 生キャベツのメリットは、食事のかさを増したい時にボリューム感を出せることです。そのため、ダイエットが必要な愛犬にはおすすめの調理法と言えるでしょう。

生キャベツを与えるなら、水溶性ビタミンであるビタミンCやビタミンUを効率よく摂取できるというメリットも得られます。

・生キャベツのデメリット 生キャベツのデメリットは、カットが大きいと愛犬が消化しにくいことが挙げられます。

消化率を高めるためには、みじん切りやフードプロセッサーで細かくする必要があるので、手間と時間がかかります。

・加熱キャベツのメリット キャベツを加熱すると、細胞壁が壊れるので、栄養素を効率よく摂取することができます。また、かさを減らせるので、食べる量を増やせます。

キャベツを油でいためるなら、カロチンなどの脂溶性ビタミンを効率よく摂取できるメリットも得られます。キャベツを茹でるなら、キャベツに含まれているシュウ酸を減らせます。

・加熱キャベツのデメリット 加熱したキャベツを大量に摂取すると、おならをしやすくなります。

キャベツを茹でると、ビタミンCやビタミンUなどの水溶性のビタミン類が茹で汁にでてしまいます。それらの栄養素を愛犬に与えたいなら、茹で汁をスープとして与えることができるでしょう。

キャベツを使ったレシピ

美味しそうに並べられたロールキャベツ

Atchacapture/shutterstock.com

では、愛犬への手作りフードにおすすめのキャベツを使ったレシピをいくつかご紹介しましょう。

1:「キャベツと豚肉の野菜炒め」

(材料) キャベツ、豚肉、マヨネーズ

(作り方) 1、キャベツと豚肉を食べやすい大きさにカットします。 2、フライパンに油の代わりにマヨネーズを入れ、火をつけて温めます。 3、フライパンが温まったらキャベツと豚肉を入れて炒めます。 4、マヨネーズが絡まったら完成です。

2:「キャベツとじゃがいものミルク煮」

(材料) キャベツ、ジャガイモ、にんじん、豚肉、牛乳

(作り方) 1、キャベツ、ジャガイモ、にんじん、豚肉を愛犬の口の大きさに合わせて一口サイズにカットします。 2、1の材料を鍋で煮ます。 3、煮えたら火からおろし、牛乳(もしくは豆乳)を加えます。 4、冷めたら完成です。

3:「サーモンとキャベツのスープパスタ」

(材料) サーモン、キャベツ、黄パプリカ、にんじん、ミニトマト、アスパラ、パセリ、スパゲッティ、水

(作り方) 1、野菜は愛犬が食べやすいサイズにカットします。 2、サーモンは蒸すか茹でる、焼くなどで調理します。火が通ったらほぐしておきます。 3、オイルで野菜をいため、水を加えて野菜が柔らかくなるまでよく煮ます。 4、スパゲッティは食べやすいように半分に折り、軟らかめに茹でます。 5、茹で上がったパスタを、3の中に投入します。 6、器に盛り、ほぐしたサーモンとパセリをトッピングして完成です。

4:「春キャベツのリゾット」

(材料) キャベツ、ダイコン、ベーコン、ごはん、カツオ出汁

(作り方) 1、水とカツオ出汁にカットしたベーコンを入れて温めます。 2、キャベツとダイコンを千切りにカットし、1に投入します。 3、煮立ったらごはんを加え、弱火にします。 4、ごはんがやわらかくなったら、火をとめてさまします。 5、冷めたら完成です。

5:「キャベツと鶏ささみのポトフ」

(材料) 鶏ささみ、キャベツ、赤パプリカ、にんじん、じゃがいも

(作り方) 1、野菜を愛犬の食べやすい大きさカットします。 2、鍋にお水300㏄を入れ、沸騰したら食べやすい大きさにカットした鶏ささみを入れます。 3、鶏ささみの色が変わったらカットした野菜を投入します。ジャガイモが柔らかくなるまでしっかり煮込みましょう。 4、お皿に入れて冷めたら完成です。

6:「鶏ひき肉とキャベツの雑炊」

(材料) 鶏ひき肉、ごはん、キャベツ、にんじん、チンゲン菜、パセリ、ごま油

(作り方) 1、キャベツ、にんじん、チンゲン菜を愛犬の口に合わせて食べやすい大きさにカットします。 2、鶏ひき肉、ごはん、キャベツ、にんじん、チンゲン菜を水で煮ます。 3、2が煮えたら、ごま油を少量加えて混ぜます。 4,3を皿に盛り付けて、冷めたらパセリのみじん切りをトッピングして完成です。

7:「ロールキャベツ」

(材料) 鶏むね肉、鶏砂肝、キャベツ、にんじん、ダイコン、片栗粉、パスタ、オリーブ油

(作り方) 1、鶏むね肉を肉と皮に分けます。肉と砂肝は、2㎝程度にカットし、皮は細かくカットします。 2、にんじんとダイコンは5㎜程度の角切りにカットします。 3、キャベツは1枚づつにし、さっと茹でます。 4、角切りにカットした肉と砂肝を、フードプロセッサーを使ってミンチにします。 5、茹でたキャベツにミンチした肉をのせて、くるくると巻きます。そして、3分の1に折った乾燥したスパゲッティをさします。 6、鍋に5を並べ、その上にカットしたにんじん、ダイコン、鶏の皮を入れて、全体が被るくらいの水を入れて火にかけます。 7、にんじんとダイコンが食べやすいやわらかさになるまで煮込みます。 8、野菜が煮えたら、鍋に水で溶いた片栗粉を入れます。トロトロになるまでとろみをつけます。 9、お皿に盛り付け、オリーブオイルをたらして完成です。 10、愛犬が食べやすい温度になるまで冷まし、冷めてから与えましょう。

8:「夏バテ防止に大豆粉を使ったお好み焼き」

(材料) 豚肉、キャベツ、大豆粉(大豆粉がなければ薄力粉で代用してもOK)、山芋、たまご、出汁、オリーブオイル

(作り方) 1、お鍋に昆布を1時間以上浸し出汁をとります。(市販の出汁を使ってもOK) 2、豚肉とキャベツを愛犬の口に合わせて食べやすいようにカットし炒め、冷ましておきます。 3、出汁が冷めたら、大豆粉を入れて混ぜます。ダマができないようにしっかりと混ぜるのがポイントです。 4、混ぜた粉にキャベツと山芋のすりおろしを加え、もう一度よく混ぜます。 5、フライパンにオリーブオイルを熱し、生地を焼きます。 6、生地が柔らかいうちにカットした豚肉をのせていきます。 7、ある程度焼けたら、生地をひっくり返します。 8、両面焼けたらお皿に盛り、青のり、かつお節、削り節をトッピングして完成です。 9、ある程度冷めてから、愛犬に与えましょう。

キャベツの与えすぎには注意しよう!

たくさん置かれたキャベツ

Aripai Leangphet/shutterstock.com

犬にキャベツを与えても大丈夫ですが、上記でも触れたとおりキャベツには尿路結石の原因となるシュウ酸や、甲状腺機能低下症を引き起こす可能性があるゴイトロゲンが含まれています。

キャベツを少量与えているなら問題はありませんが、長期的に継続して食べ続けるなら過剰摂取してしまいます。ですから、キャベツを積極的に与える必要はありません。

犬は基本的に総合栄養食と記載されているフードを食べていれば、体に必要な栄養素を摂取することができるので健康を維持できます。

もちろんキャベツには豊富な栄養素が含まれていますが、無理して与える必要もないでしょう。いつものフードにトッピングするくらいでもいいかもしれません。

まとめ

キャベツには豊富なビタミン類が含まれているうえ、胃腸に優しく、年間を通じて手に入りやすい食材です。

ですから、愛犬に手作りフードを与えている方にとってキャベツは、最適な食材と言えるでしょう。

とはいっても、毎日継続的に長期間キャベツを与え続けると、知らないうちに過剰摂取をしてしまう可能性もあります。

雑食動物に該当する犬ですが、肉食動物に近い消化器官をしているので、キャベツをメイン食材とすることは適していません。バランスが偏ってしまい、体調を崩す可能性があります。

愛犬の健康を守るためにも、愛犬に適した調理法と適量を与えるようにしましょう。

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