犬にキャベツを与えてもOK?キャベツに含まれる栄養素や簡単レシピを紹介していきます!

犬にキャベツを与えてもOK?キャベツに含まれる栄養素や簡単レシピを紹介していきます!

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最近、愛犬の健康を考えて野菜を使った手作りフードに挑戦している飼い主さんが増えているようです。中でも、「昔から胃腸にやさしい野菜として知られているキャベツを使ったフードを作りたい!」と思っている方も多いことでしょう。今回は、キャベツに含まれる栄養素やキャベツを使った簡単レシピを紹介します!

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犬にキャベツを与えても大丈夫なの?

キャベツの匂いを嗅いでいる犬とウサギ

Liliya Kulianionak/shutterstock.com

近年、愛犬の健康を考えて手作りフードに挑戦している飼い主さんが増えています。

中でも、「昔から胃腸にやさしい野菜として知られているキャベツを使ったフードを作りたい!」と思っている方も多くいます。

キャベツはアブラナ科アブラナ属の野菜で、主に早春から初夏にかけて収穫される春キャベツ、夏から秋にかけて収穫される夏秋キャベツ、秋から冬にかけて収穫される冬キャベツがあります。

つまりキャベツは四季ごとに旬がある野菜と言えます。そのため、スーパーでいつでも手に入る食材として親しまれています。

どの季節のキャベツも食物繊維が豊富に含まれているため、犬の胃腸にとてもよく、問題なく与えることができます。

栄養も非常に豊富に含まれているので、愛犬への手作りフードには最適な食材と言えるでしょう。

キャベツの選び方とは?

では、キャベツを選ぶ際、どのような点をチェックしたらよいのでしょうか?いくつかのポイントをご紹介しましょう。愛犬のためだけでなく、わたしたちが食べるために選ぶ際にも役立つポイントです。

良いキャベツの特徴

良いキャベツは葉がぎっしりと詰まっているので、重さがずっしりとしています。葉の色が鮮やかで、ツヤとハリがあればあるほど新鮮な証拠と言えるでしょう。

キャベツの芯はみずみずしい白色をしており、ひび割れをしていないものを選びましょう。芯は高さがあるものが美味しいと言われていますが、芯が高ければ美味しいという保証はありません。というのも芯が直径3分の2以上あるものは苦味もあるので、あまり芯が高くないものを選ぶことができるでしょう。

キャベツに含まれている栄養素とは?

新鮮なキャベツ

Emily Li/shutterstock.com

胃腸薬でもお馴染みの「キャベジン」は実はキャベツに名前の由来があります。キャベツには「キャベジン」と呼ばれるビタミンU)が豊富に含まれていることで知られています。

そのほかにもビタミンCや水溶性のビタミンの一種である葉酸、カロテンなども含まれています。では、キャベツに含まれている栄養素とその働きを詳しくみてみましょう。

ビタミンC

ビタミンCは抗酸化作用のある栄養素です。疲労回復や発がん物質の活性化を抑える働きをするので、ガン予防の効果を期待できます。

ビタミンU

ビタミンUは胃腸の粘膜の新陣代謝を活発にし、保護する成分です。胃腸の粘膜強化と消化吸収の働きをサポートします。

胃腸の分泌を抑制したり、胃腸粘膜の修復作用があるので、胃潰瘍や十二指腸潰瘍など胃のトラブル予防や治療に効果的な栄養素として期待されています。

ビタミンK

ビタミンKは血液の止血や、丈夫な骨の形成に欠かすことができない栄養素のひとつです。大腸内の細菌バランスが悪いときにビタミンKを補うことで、バランスを取り戻すよう働きかけます。

ビタミンB6

ビタミンB6は、たんぱく質からエネルギーを生産し、皮膚や粘膜の健康維持をサポートします。

ビタミンB1

ビタミンB1は糖質からのエネルギー生産や、皮膚・粘膜の健康維持をサポートします。糖質が栄養源となる脳神経の正常な働きも担っている栄養素です。

葉酸

葉酸は体の細胞の生まれ変わりや成長をサポートしたり、DNAなどの核酸を合成する重要な栄養素で、ビタミンの一種です。

鉄分

鉄分は血中酵素の運搬に欠かせない栄養素です。キャベツには鉄分も含まれています。

カリウム

カリウムは細胞を正常に維持し、血圧を調整する働きがあるミネラルの一種です。

カルシウム

カルシウムは骨、心臓、筋肉、神経の健康に必要不可欠な栄養素です。キャベツにはカルシウムも含まれています。

マグネシウム

マグネシウムには神経の興奮抑制やエネルギー生産のサポート、血圧維持などの働きがあります。

リン

リンは骨や歯を作る成分、また筋肉、脳や神経などの組織に欠かせない成分です。キャベツにはリンも含まれています。

フィトケミカル

フィトケミカルにはイソチオシアネート、フラボノイド、ゼアキサンチンなどのガン予防や免疫力アップをサポートする栄養素が含まれています。

パントテン酸

パントテン酸は糖質や脂質、たんぱく質の代謝、エネルギー産生に必要不可欠な酵素を補助する役割があります。

また、コレステロールやホルモン、免疫抗体などの合成のサポートをし、皮膚や粘膜の健康維持を助けます。

食物繊維

キャベツには食物繊維が豊富に含まれているというイメージがありますが、実はあまり含まれていません。ただし適量のキャベツを摂取することで便秘解消や予防につながります。

しかし下痢などの消化能力が低下しているときにキャベツを与えると逆効果になります。

食べ過ぎに気を付けたい栄養素

元気のない犬

Anna Hoychuk/shutterstock.com

上記でみたように、キャベツには健康維持をサポートする栄養素が豊富に含まれていますが、キャベツを食べ過ぎることで病気を発症してしまう危険性がある栄養素も含まれています。 それは尿路結石の原因となるシュウ酸と、甲状腺機能低下症になってしまう可能性があるゴイトロゲンです。

シュウ酸

キャベツにはシュウ酸がたくさん含まれています。

シュウ酸は体内でカルシウムと結びついて、シュウ酸カルシウムとなり、それが結晶化すると腎臓や尿管、膀胱、尿道などに結石を生じさせます。

結晶が尿管や尿道につまってしまうと排尿できなくなり、腎臓の機能が低下し、腎不全を招く恐れがあります。

ゴイトロゲン

キャベツやブロッコリーなどのアブラナ科に属している野菜には、ゴイトロゲンという成分が含まれています。

ゴイトロゲンは、体内で甲状腺ホルモンをつくるために必要なヨウ素の吸収を阻害するため、甲状腺機能低下症が発症しやすい可能性があります。

現在のところ、キャベツの大量摂取で犬の甲状腺機能が低下したという臨床報告はありませんが、甲状腺疾患を持っている犬には万が一に備えて注意しましょう。

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