小型犬に散歩は必要?散歩に連れて行くメリット・散歩に連れて行かないデメリットとは?

小型犬に散歩は必要?散歩に連れて行くメリット・散歩に連れて行かないデメリットとは?

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小型犬を飼う時にふと頭をよぎるのが「散歩」に関する疑問。小型犬は運動量も少ないから、家の中で遊ばせておけば十分だという飼い主さんもいますが実際のところどうなんでしょうか?今回は小型犬を散歩に連れて行くどんなメリットがあるのか、また連れて行かないとどんなデメリットがあるのかそれぞれ解説します。

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散歩に連れて行かないデメリット

家の中でイタズラをする犬

Gladskikh Tatiana/shutterstock.com

散歩に連れて行くことによって愛犬も飼い主さんも成長することができ、健康的な生活を送る助けになることが分かりました。では、散歩に連れて行かないことによってどのようなデメリットがあるのでしょうか。

体力や筋力が衰えやすい

散歩に行かないことのデメリットのひとつとして、毎日散歩させていないと体力や筋力が衰えやすいということが挙げられます。小型犬は1日あたりの必要な運動量が少ないといっても、家の中だけで遊ばせているだけだとやはり運動量が足らないということがあります。

体力や筋力が衰えると犬も老化しやすくなってしまいます。そのため、老犬になったときに一気に体が弱くなってしまい、ケガもしやすくなってしまいます。ですから適度な体力や筋力を維持するためにも散歩は必要と言えるでしょう。

ストレスが溜まりやすい

先ほども述べたように、散歩に連れて行かないで家の中だけで過ごさせていると、犬は退屈に感じてしまいます。そのため、ストレスを発散することができず、無駄吠えや噛み癖、家具やおもちゃを壊すといった問題行動に発展するケースもあります。愛犬のためにも飼い主さんのためにも問題行動は避けたいですよね。

また、家の中の世界だけで生活しているとどうしても社交性が身に着きにくく、精神面で幼いままになってしまいがちです。その結果、ワガママな性格になってしまったり少しのことでイライラしたりしてしまうことがあり、ストレスを溜めこみやすくなるとも言われているそうです。

肥満になりやすい

散歩に連れて行って運動させないと、カロリーを消費しにくくなり、結果として肥満になりやすくなってしまうため要注意です。「家の中でたくさん愛犬遊ばせて運動させているから大丈夫」と思う飼い主さんもいると思いますが、思っているよりも室内での運動量では足りないということがあります。

毎日数十分散歩に連れていって、さらに家の中でも遊ばせている犬と比べて見るなら、運動量は大きく異なると言えるでしょう。特に散歩に行かないで愛犬におやつを与えてばかりいるなら、肥満になる可能性は高くなります。愛犬の健康を保つために体型を管理することも飼い主さんの大切な役割ですので、気を付けていきましょう。

小型犬の散歩の時間

夕方に犬の散歩する夫婦

Dean Drobot/shutterstock.com

小型犬と散歩をする際、どのくらいの時間を散歩すればいいのでしょうか?明確な答えはありませんが、愛犬の体力を考慮に入れて疲れない程度の散歩時間が良いでしょう。小型犬は一歩一歩の距離が短いですし、人はあまり歩いていないと感じていても、小型犬からしたらけっこうな距離を歩いているということもあります。

そのため、小型犬の散歩の時間としては大体10~20分程度を目安に散歩すると良いでしょう。ただ小型犬であってもとてもアクティブな犬種もいて、散歩の時間が少ないと運動不足でエネルギーが余ってしまうことがあります。その場合は、人の少ない公園などでリードをつけたまま一緒にボール遊びを行なったりして、運動不足を解消してあげることができます。

一緒におもちゃを使って遊ぶことによって愛犬とのコニュニケーションがとれ、信頼関係や絆を深めることができます。また、愛犬のことをさらに知ることができるようになるので、「愛犬にどれくらい散歩の時間が必要か」も分かるようになります。必要であれば散歩の時間を増やしてあげることができるでしょう。長距離を散歩するよりも、散歩の頻度を多くすることもできます。

例えば、ジャックラッセルテリアは1日2回の散歩としても、1回50~60分が目安になります。とても活発で運動量が必要です。パグやマルチーズ、ミニチュアダックスフントやペキニーズも意外と運動量が多めで1日2回の散歩として、1回の目安は30~40分が目安だそうです。もろろん、犬にもそれぞれ個性がありますので、必ず目安通りというわけにはいかないと思います。

また犬に病気がある場合や高齢になったときには歩く散歩だけでなく、カートで外出したり、公園のベンチでまったり過ごすことも散歩になります。散歩することが難しいときには窓を開けて室内から外の空気に触れさせてあげることもできるでしょう。いずれにしても散歩に出かけたときは小型犬の歩幅に合わせてゆっくりと歩いてあげるようにして、散歩の時間がリフレッシュの時間になるようにしていくように心がけましょう。

小型犬であっても出来れば毎日2回朝晩にするのが理想的です。「散歩に行こう!」と出かけて行くのは犬にとってウキウキするものですが、それ以外にもちょっと郵便ポストまでハガキを入れに行く時や朝のゴミ出しの時に外に連れ出してあげるだけでもワンちゃんはとても喜びますし、リフレッシュできるでしょう。

散歩する時間帯としては早朝と夕方がおすすめです。なぜなら、日光が出ているときに散歩するとアスファルトからの熱によって犬が火傷をしてしまう危険性があるからです。特に大型犬と比べて足が短い小型犬には体が地面に近いところにあるため、アスファルトの熱の影響を受けやすいと考えることができます。夏は特に注意を必要としますので、そのことを考慮してなるべく朝は6時前後、夕方は18時頃に散歩に行くのが良いでしょう。

同様に冬の寒さも外気や足先からだけでなく、地面からも被毛の薄いお腹側に伝わってきますので、腹巻や服を着用させて散歩させることもひとつの方法です。気温に応じて散歩に出かけるときに必要なものを揃えておくことができるでしょう。服を着用することを嫌がる子もいますので、おやつを与えたりしながら慣らしていくことができるかもしれませんね。

飼い主さんも忙しい生活を送っているので、愛犬のために散歩の時間を取り分けることが大変なときもあるでしょう。小型犬を散歩しながらメールや電話をしている飼い主さんをよく見かけますが、愛犬にとって散歩の時間は飼い主さんを独占できる特別な時間になります。ですから散歩のときはできるだけ犬のことを第一に考えてあげるようにしましょう。

また、散歩中に道路への急な飛び出しで事故死してしまったり、他人への飛びつきでトラブルになるのも小型犬が一番多いそうです。愛犬を危険な目に合わせたくありませんし、悲しい出来事に繋がりかねないことを避けたいですよね。そのためにも散歩をしている時は愛犬から目を離さずに、愛犬に注意を集中するようにしましょう。

まとめ

小型犬は室内で運動させておけば十分だと思われるかもしれませんが、犬にとって散歩は運動量を満たすことだけでなく、社交性を身に着けたり、ストレスを解消しリフレッシュすることができるので、とても大切な時間になることが分かります。問題行動につながりかねないストレスを発散させてあげるためにも、小型犬であっても散歩の時間を取り分けていきましょう。

さらに、散歩の時間は飼い主さんにとっても顔見知りができたり、新しい道やお店などを発見できるという大きなメリットもあります。

散歩に連れて行く際には、小型犬は大型犬よりも地面の温度を体で敏感に感じとるということを忘れないでください。夏は比較的涼しい時間帯に出かけたり、冬は服を着用させるなど必要な対策を取るようにしましょう。また、散歩は愛犬が飼い主さんを独占することができる時間です。愛犬とよくコミュニケーションをとり、愛犬のことをもっと理解し、絆を強めていくことができる時間であることを意識し、是非愛犬との散歩の時間を楽しんでくだいね。

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