猫にヨーグルトを食べさせても良い?与えるメリットデメリットを紹介します!

猫にヨーグルトを食べさせても良い?与えるメリットデメリットを紹介します!

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猫の健康を保つためには日々の食事が大切です。そのために健康をサポートする食事を補助食として与えたいと考えている方も多いかもしれません。では、健康に良いとされるヨーグルトは猫に与えても良い食べ物でしょうか?人間とおなじように健康をサポートしてくれるものなのでしょうか?詳しく解説していきます!

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猫にヨーグルトを与える時に気を付けること

牛乳アレルギーに注意

Eskemar/shutterstock.com

猫にヨーグルトを与えるメリットはたくさんあるのですね。しかし、ヨーグルトを与える際には注意すべき点もあります。注意点をしっかり把握しているなら、不要なトラブルを避けることが出来るでしょう。どんな注意点があるでしょうか?いくつかご紹介いしますね。

乳糖不耐性かも?

猫にヨーグルトを与えると下痢を引き起こす場合があります。どうしてでしょうか?それは、その猫が乳糖不耐性だからです。

乳製品には乳糖と言われる物質が含まれています。その物質を分解する酵素が少ないと下痢を引き起こしてしまうのです。乳糖を分解する酵素は体質によって異なります。それらが少ない体質だとお腹を壊してしまうのですね。

乳糖不耐性の猫はヨーグルトだけでなく、牛乳でもお腹を壊します。牛乳で下痢をするネコや、ヨーグルトで下痢をしてしまう猫にはヨーグルトを与えることを避けるべきです。

乳製品アレルギー

猫の中には稀に乳製品に対してアレルギー反応を引き起こす子がいます。アレルギーは体質上しょうがない場合が多いです。

アレルギー反応を無視して与え続けるなら健康を大きく損ないます。最悪の場合には死に至ることもあるでしょう。乳製品アレルギーの子にはヨーグルトを与えることのないようにしてくださいね。

カロリー・脂肪に注意

牛乳にはタンパク質も含まれていますが、脂質も含まれています。当然ヨーグルトにもそれらの成分が含まれています。

ヨーグルトは手軽におやつ感覚で食べることができるので、気付いたらたくさん食べてしまっていることもあります。知らないうちに高カロリー・高脂肪の食事になっているのです。ヘルシーなイメージがあるヨーグルトですが、食べ過ぎるなら簡単に太ってしまうでしょう。

尿路結石

飼い主さんの中には、「ヨーグルトを与えると尿路結石になる」と聞いたことがある人がいるかもしれません。しかしこれは、「過度に摂取するなら」という条件付きです。

ヨーグルトにはミネラルが含まれています。過剰なミネラル摂取は尿路結石の原因となり得ます。通常に生活しているぶんには何の問題もないのですが、猫の中には、尿路結石になったことのある猫やなりやすい猫もいます。そんな猫たちは特に気を付けなければいけません。

ミネラルの過剰摂取はヨーグルトの過剰摂取に限らず、すべての食事に言えることです。

ヨーグルトの与え方

これは多すぎない?

OlgaBartashevich/shutterstock.com

メリットと注意点を把握したなら、実際に猫にヨーグルトを与えるのはいかがでしょうか?どのように与えると良いのでしょうか?ヨーグルトの与え方を考えてみましょう。

プレーンタイプのヨーグルトを与えよう

猫にヨーグルトを与える場合は、プレーンタイプのものを選ぶようにしましょう。通常の甘いヨーグルトにはたくさんの砂糖や人工添加物が含まれています。それらは人間用に調整されたものです。猫には向いておらず、健康を損なうこともあるでしょう。

砂糖不使用でも、フルーツやその他のトッピングが含まれているヨーグルトがあります。それらも基本的にNGです。猫には毒となるものが含まれているかもしれないからです。

さらに、出来れば低脂肪や無脂肪タイプのヨーグルトを選ぶと良いでしょう。人間には通常のヨーグルトの方が美味しく感じるかもしれませんが、猫に与えるものには味を求めなくても良いです。逆に脂肪を少なくすることで、肥満の原因になることを防ぐことも出来ます。

与える量

猫には1度にどれくらいの量を与えると良いのでしょうか?

目安としては、成猫に対して小さじ1~2杯程度です。かなり少量ですよね。しかし与えすぎるなら体調を崩してしまう可能性があります。この程度に抑えておきましょう。

与える頻度

ヨーグルトを与える頻度はどうでしょうか?

成猫であれば、3日に1度くらいがちょうど良いでしょう。子猫であればさらに低頻度にすると良いでしょう。子猫は内臓が未発達なので、ヨーグルトを分解消化吸収する過程で負担になってしまうのです。

ヨーグルトを毎日食べている飼い主さんもいることでしょう。同じような頻度を猫に強要しないことは大切です。

同じヨーグルトを与え続けよう

ヨーグルトは乳酸菌の種類や菌株によって効果が異なることをご説明しましたね。それで、一番はっきりとした効果を出すためにも同じ種類のヨーグルトを食べ続けることをおすすめします。

しばらくの間試してみて、良い効果があらわれているなら続けると良いでしょう。逆に、しばらく続けても改善しないなら他の種類のヨーグルトを試してみるのも良いかもしれませんね。

まとめ

ヨーグルトを食べる猫

Jaromir Chalabala/shutterstock.com

猫へのヨーグルトの効果性を一緒に考えることが出来ましたね。

わたしたちにとってはヨーグルトは健康に良いものです。猫にもヨーグルトを与えて問題ありません。しかし少量にしておきましょう。乳製品に対して耐性がなかったりアレルギーがあったりするなら無理して与えるべきではありません。

ヨーグルトは猫に様々な良い効果を発揮してくれるはずです。乳酸菌によって腸内環境を改善してくれるでしょう。腸内環境が改善されるなら免疫力がアップし、美しい見た目を手に入れることもできます。加えて便秘や下痢などのトラブルも解決してくれるに違いありません。

猫の健康を気遣っているなら、ヨーグルトを与えてみるのはいかがですか?すべての猫に効果があるとは限りませんが、相性が良ければ健康をサポートしてくれるでしょう。食べ物に気を遣ってあげて、いつまでも元気で可愛らしいネコちゃんでいられるようにしてくださいね。

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1 Kimiko Takahashi
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