犬が山芋を食べても大丈夫?山芋に含まれる成分と与える際の注意点を解説します!

犬が山芋を食べても大丈夫?山芋に含まれる成分と与える際の注意点を解説します!

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日本古来から多くの人々が好んで食べられた食材の一つに「山芋」があります。滋養強壮に効果が期待できる山芋ですが、犬に食べさせても問題ないでしょうか?山芋に含まれる成分や、犬に与える際の注意点についてまとめてみました!山芋を取り入れた手作りドッグフードもご紹介していきます!

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山芋を愛犬に食べさせる時の注意点とは?

アレルギーに注意

Africa Studio/shutterstock.com

山芋には、愛犬にも摂取してほしい成分がたくさん含まれていることが分かりました。しかし、愛犬に山芋を食べさせる時の注意点も幾つかあります。その点をこれから見てみましょう。

山芋のかゆみの成分に注意する

山芋は健康に良い成分がたくさん含まれています。しかし、山芋はすりおろしする時に手がかゆくなりますし、食べる時には口の周りがかゆくなることがあります。

かゆくなるのは、山芋の皮の周りにシュウ酸カルシウムの結晶があるためです。シュウ酸カルシウムの結晶は、先がとがっている針に似た形をしています。

山芋をすりおろすと、シュウ酸カルシウムの結晶がバラバラになります。バラバラになったシュウ酸カルシウムの結晶が皮膚につくと、刺激されてかゆくなります。すりおろしされた山芋を食べるとかゆくなるのはそのためです。

人間が山芋を食べてかゆくなるならば、人間だけでなく、ペットである愛犬もかゆくなるといえるでしょう。山芋を食べさせることによって犬がかゆく感じるのであれば、愛犬に食べさせるのはちょっと躊躇するかもしれません。

しかし、かゆみの原因であるシュウ酸カルシウムの結晶を減らすことは可能です。

シュウ酸カルシウムの結晶を減らすにはどうしたら良いのでしょうか?山芋に含まれているシュウ酸カルシウムの結晶は、山芋の皮の部分の近くにありますので、山芋の皮の部分よりも山芋の中心部分を愛犬に与えることができるでしょう。

また、山芋に含まれているシュウ酸カルシウムの結晶は、酸に触れることによって溶解します。そのため、レモン水や酢の水に山芋を浸すことができます。

しかし、レモンなどの酸っぱいものが嫌いな犬もいることでしょう。その場合、レモン水や酢の水に山芋を浸した後で山芋を水で洗うならば、酸味も抑えられるかもしれません。また、かゆみを抑えるために、愛犬の皮膚などに山芋が付着したならば、すぐに取り除くようにしましょう。

腎疾患のある場合には注意が必要

山芋にはカリウムが多く含まれています。そのため、腎疾患の高カリウム血症の犬の場合は山芋を食べさせない方が良いでしょう。腎疾患の低カリウム血症の犬の場合は、山芋を食べても問題ありません。

どちらにしても、腎疾患がある愛犬の場合は、動物病院の先生に相談してからにしたほうが良いでしょう。

尿路結石になる可能性もある

山芋に含まれているシュウ酸カルシウムを多く摂取しすぎると、尿路結石になる可能性があります。犬は腎臓や泌尿器の病気にかかりやすいので、腎臓や泌尿器系の病気などで摂取に制限がある犬の場合は特に注意しましょう。

山芋を与えたい場合は、自己判断せずに動物病院の先生に相談するのが賢明です。

アレルギーがある犬には注意

アレルゲンとは、アレルギーの原因となるものです。アレルギン要素は食べ物すべてに含まれています。そのため、アレルギーがある愛犬の場合は特に、初めて山芋を食べさせる際に注意が必要です。

食材の一つである山芋にアレルギー反応を示す犬もいます。ですから、愛犬に山芋を初めて食べさせる際は、ほんの少しだけ試しに食べさせてみて、愛犬の様子を見ることが必要です。

食べさせた後で愛犬が嘔吐したり、かゆがったりしていないかをきちんとチェックしましょう。もし、山芋を食べさせた後に気になる症状が出る場合、すぐに動物病院の先生に診てもらうようにします。

愛犬の皮膚が弱いとか、アトピー性皮膚炎の場合は、山芋を与えない方がよいかもしれません。それは、山芋に含まれているかゆみの成分によって、アトピーの症状や皮膚炎が広がって悪くなる可能性があるためです。皮膚が弱い愛犬には、山芋を食べさせない方が無難と言えるでしょう。

山芋の粘り気に注意して与える

山芋はすりおろすと、粘り気が非常に強くなります。粘り気が強い山芋をそのまま愛犬に与えと、犬によっては喉につかえてしまうことがあります。

それで、すりおろしをした山芋を愛犬に食べさせる際は、山芋に水などの水分を加えて粘り気を少なくすることができるでしょう。そうすれば、愛犬が喉につかえる心配もありません。

食べやすい大きさにカットする

犬は食べ物をそのまま丸のみしてしまう習慣があるため、山芋が大きすぎると喉に詰まらせてしまうことがあります。そのため、山芋を愛犬が食べやすい大きさにカットすることがおススメです。

与えすぎは良くない

山芋の中には食物繊維が含まれています。食物繊維は、腸内の悪玉菌や毒素を排出し、善玉菌を増やしてくれる働きをしてくれます。

しかし、食物繊維をたくさん与えすぎると、下痢や便秘になる可能性があります。さらに、山芋はカロリーもそれなりにありますので、与えすぎると肥満の原因になるので気をつけましょう。

おわりに

犬と飼い主の幸せそうな様子

BestPhotoStudio/shutterstock.com

山芋は与える方法に気を付けるならば、愛犬にとっても健康効果が期待できる成分が多く含まれているので良いといえます。健康な愛犬であれば、山芋は食べても問題のない食材の一つと言えるでしょう。

しかし、山芋を食べさせ過ぎないように注意が必要です。山芋をふだんの食事に取り入れたオリジナルレシピにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。山芋を与える量や方法などに注意しつつ、愛犬の食生活に取り入れてみることができます。

それにより、季節の変わり目に体調を崩すことなく、愛犬と共に山芋を食べて元気に生活することができるかもしれません。山芋を取り入れた食生活によって、人間も愛犬も共に長生きライフを目指してみるのはいかがでしょうか。

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