愛犬の食事がいつもより遅いのはなぜ?食べるのが遅くなる7つの原因と対策を紹介

愛犬の食事がいつもより遅いのはなぜ?食べるのが遅くなる7つの原因と対策を紹介

update

通常、犬の食事は早いものです。しかし、いつもよりも食べるのが遅いと感じることがあるかもしれません。どうして遅くなるのでしょうか?何か問題を抱えているのでしょうか?ここでは犬の食事が遅い原因をいくつかお伝えするとともに、改善するための方法もご紹介していきます!

update

犬の食事が遅くなる病気とは?

口の中は大丈夫?

Happy monkey/shutterstock.com

犬の食事が遅くなる原因の中には病気があります。食事が遅くなる病気と言ってもいくつか可能性があります。これから犬の食事が遅くなった時に疑うべき病気についてご紹介します。

口内炎

人間と同様、犬も口内炎を引き起こすことがあります。人間の口内炎は軽度である場合が多く、放っておくと治ることも多いのではないでしょうか?

犬の場合はもっと重症です。犬の口内炎は、歯茎や舌、口腔内全域にわたって広がるものです。炎症が起こることで、赤く腫れあがり痛みが生じます。放っておくと腫瘍が出来てしまうこともあるのです。

食べ物が口の中を通るたびに激痛が生じるでしょう。ひどい場合には出血することもあります。

口内炎になると、犬は食事をしたがらなくなります。口を開けることさえ嫌うことでしょう。症状が軽度であったとしても痛みや違和感はあります。当然食事は遅くなってしまいます。

歯周病

愛犬の歯磨きはしっかりと行えているでしょうか?歯磨きを怠るなら歯周病へと発展することがあるでしょう。どのようにでしょうか?

歯磨きを怠ると、歯に歯垢が溜まります。歯垢が放置されるとかたまり、歯石となります。

歯石になると、歯磨きだけでは取り除くことが難しくなります。歯に歯石があると歯垢が溜まりやすくなり、その歯石は放置されることで更に歯石を増やすことになります。

歯垢や歯石にはたくさんの細菌が含まれています。放置することで、歯茎や骨に毒素が入り込み炎症を引き超すのです。これが歯周病です。

歯周病になると、噛んだときに痛みが生じるようになります。歯周病が悪化すると、歯がもろくなったり噛む力が弱くなったりします。当然ごはんを食べづらくなります。食事のスピードが遅くなるのです。

歯周病の菌は放置しておくことで全身へと回ってしまいます。最終的には死につながることもある怖い病気です。

便秘

犬は便秘になると食欲がなくなるので、食事が遅くなる傾向があるようです。

犬はどのようにして便秘になるのでしょうか?多くの場合は水分不足と食物繊維不足です。

犬たちの中には、水をあまり飲みたがらない子がいます。水分が少なくて腸内でうんちが固くなるのです。更に食物繊維が少なすぎることで、うんちが更に出づらくなるのでしょう。便秘は発見しやすい症状だと言えますね。

急性胃腸炎

急性胃腸炎とは、胃や腸に招じる急性の炎症のことです。有毒なものを食べてしまったり、異物を飲み込んでしまったり、アレルゲンとなる食材を食べてしまうことで炎症が起こります。ストレスや寄生虫が原因の場合もあるでしょう。

大抵の場合は症状は短期的なものです。愛犬が急にごはんをゆっくり食べるようになったなら、様子を見てみましょう。

下痢をしていたりするなら、急性胃腸炎を疑ってみましょう。しばらくしたなら回復することもある場合もあります。仮に症状が重かったり長引いたりするようであれば、病院に連れていきましょう。

犬の食事が遅い時にできることは?

フードとボールを工夫

Javier Brosch/shutterstock.com

これまでで、犬の食事が遅い原因を考えることが出来ました。どうすれば、いつも通りの食事スピードに戻すことが出来るのでしょうか?いくつか試すことができる方法をご紹介します。

フードを変える

フードが原因なのであれば、フードを変更することで解決するでしょう。

新しく飼い始めた場合は、強制的にフードが変わることになります。以前の飼い主(ペットショップ)からどんなフードを与えられていたかを聞いておくなら、すぐにフードを戻すことが出来ます。

フードボウルを変える

食べづらさから遅くなっている場合もあるでしょう。フードボウルを変更しましょう。

口が広く、ある程度の深さのあるボウルを購入します。固定できるものか、重さのあるものを購入するなら食事中に動いてしまうことがありません。

置きエサをやめる

置きエサは愛犬の食欲を落とすものです。いつでも食べることが出来るので、お腹もすかなくなります。置きエサをやめてメリハリをつけましょう。食事の時間をつくり、食事に集中できるようにします。

間食させない

間食させないことも大切です。しつけの際にも、おやつを与えないで褒めるか、与えるおやつの量をごく少量に変更してあげてください。

病気を治療する

病気の疑いがあれば、まず動物病院に連れていくようにしましょう。診察によって原因が判明するでしょう。

早い段階で診察するなら病気の早期発見に繋がります。食事が遅くなったなら、病気の兆候が表れていないか観察することが大切なのです。

まとめ

健康チェックは定期的に

Nejron Photo/shutterstock.com

犬の食事が遅い原因をご紹介することが出来ました。犬はもともと早食いする動物です。犬の食事スピードが衰えているなら、少し注意が必要かもしれません。

よく観察して原因を探るようにしましょう。特に病気の疑いがある場合はすぐに行動しましょう。診察を受けて、正しい処方をしてもらうことが大切です。

食事は日常生活の一部です。小さな変化に敏感であるなら、愛犬が大きなトラブルを抱える前に助けてあげることが出来るでしょう。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (0件)
桜 フォトコンテスト 全国のドッグラン一覧
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板