犬を一緒にバイクに乗せても大丈夫?犬の正しい乗せ方と役立つアイテムを紹介!

犬を一緒にバイクに乗せても大丈夫?犬の正しい乗せ方と役立つアイテムを紹介!

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移動手段としても便利なバイクですが、愛犬と一緒にツーリングを楽しんだり、移動のために乗せたりすることは出来るのでしょうか?犬をバイクに乗せることは法律的に問題ないのでしょうか?犬の正しいバイクの乗せ方をご紹介していきたいと思います。また、犬をバイクに乗せる時に役立つアイテムも紹介します!

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犬をバイクに乗せてもいい?

スクーターに乗る犬

Zalina Kazanceva/shutterstock.com

バイクでツーリングするのは好きですか?バイクはとても便利な乗り物です。小回りが利きますし、きれいな景色を楽しみながらのツーリングは最高のレクリエーションとなるでしょう。

バイク好きな人は多いものです。大型のバイクでツーリングすることが趣味かもしれません。また、原付などを持っていればちょっとした距離を簡単に移動することも出来ます。自動車よりも維持費が安いため、経済的にも人気の高い乗り物です。

自動車は持っていないけど、バイクは所持しているという犬の飼い主さんもいることでしょう。そんな飼い主さんたちは「バイクに犬を乗せてもいいのだろうか?」と考えることがあるかもしれません。

移動手段としても便利なバイクですが、愛犬と一緒にツーリングを楽しんだり、移動のために乗せたりすることは出来るのでしょうか?犬をバイクに乗せることは法律的に問題ないのでしょうか?

犬はどのような扱いになるのか、犬の正しいバイクの乗せ方をご紹介していきたいと思います。

犬とツーリング!?

大型バイクであれば、人間の2人乗りをしてツーリングに出かけることも可能です。同じように愛犬を乗せてツーリングに出かけたいと思う人もいるでしょう。

また、公園や広場という目的地に素早く到着することを目的としてバイクに乗せたいと思う人もいます。自転車や歩きでは時間がかかってしまうものの、自動車で出かけるほどの距離ではないと感じる場合は特にそう感じるかもしれません。

こんな場合には犬とのツーリングを望むことも多いでしょう。人間とのツーリングが可能なのだから、犬とのツーリングもOKなのではないでしょうか?道路交通法を調べてみましょう。

道路交通法的にはOK?

道路交通法からすると愛犬とのツーリングは違反となりません。方法を間違えなければ、大型バイクだけでなく小さな原付でも犬とのツーリングを楽しむことはできます。

どうして道路交通法的に犬とのツーリングはOKなのでしょうか?なぜなら道路交通法的にみると、犬は「積載物」とみなされるからです。いわゆる「モノ」扱いであるため、積載物の正しい扱い方を守っていれば違反となることはありません。

飼い主さんは、愛犬が生き物であって動くということを意識してバイクに乗せましょう。そうすれば特に違反とされることはありません。しかし、あまりにも安全に配慮の無い方法をとっているなら注意されることもあるでしょう。

バイクの積載物基準とは

バイクの積載物の基準を知っておくようにしましょう。バイクと原付自転車では積載物基準が異なりますので、両方お伝えします。

〇バイク積載物基準 ・重さ:60kg以下 ・長さ:キャリア+30㎝以下 ・幅:キャリア+左右15㎝以下 ・高さ:タイヤの接地面から2m以下

〇原付自転車積載物基準 ・重さ:30kg以下 ・長さ:キャリア+30㎝以下 ・幅:キャリア+左右15㎝以下 ・高さ:タイヤの接地面から2m以下

原付自転車の場合は、積載可能重量が半分になっていますので注意しましょう。この重量は犬だけの重さではなく、愛犬が乗るための箱やキャリーを含む重さです。重量オーバーに注意しましょう。

重量制限があるといっても、バイクや原付自転車に大型犬を乗せることは大きさ的に無理があります。大きさ的には小型犬がベストでしょうから、あまり重量制限をオーバーすることは無いかもしれませんね。

愛犬のことを考えて乗せよう

ここまでで、犬をバイクに乗せるための道路交通法について考えてきました。小型犬であれば基本的には一緒にツーリングすることが出来るようですね。

ただ、法律上では「モノ扱い」だとしても、愛犬が大切な生き物で私たちのパートナーであることには変わりません。法律で問題なくても、愛犬の健康に害を与える方法をとるべきではありません。

過剰にストレスを与えるのであればバイクに乗せるべきではありませんし、交通事故の危険性を考えるなら乗せないほうが良いと判断する人も多いでしょう。

愛犬をバイクに乗せようか考える場合は、何よりも愛犬のことを優先しましょう。「可愛い見た目」「便利さ」「楽しさ」ではなく、愛犬の安全を一番優先するのです。

愛犬の安全を重視したうえで犬の正しいバイクの乗せ方を知るようにしましょう。正しい乗せ方は愛犬の安全にも繋がります。

犬の正しいバイクの乗せ方とは?

サイドカーに乗る犬

Nehris/shutterstock.com

犬をバイクに乗せるにはどんな方法があるでしょうか?これから犬の正しいバイクの乗せ方を3つご紹介します。

それぞれにメリットとデメリットがあります。費用も異なってきますから、あらゆる観点から考えて、愛犬と飼い主さんにベストなものを選べると良いですね。

①犬用キャリーバッグを使用する バイク専用というよりも、お散歩用のキャリーバッグです。犬を連れて歩くときのリュックです。小型犬がすっぽりと入るようなリュックになっており、飼い主さんが背負うことで一緒に移動することが出来ます。

ほとんどの犬用キャリーバッグにはメッシュ素材が使用されており、バッグのフタを閉じていたとしても呼吸できたり、外の景色を見ることができたりします。

愛犬が外に飛び出さないように、バッグのフタのチャックはしっかりと閉じておきましょう。飼い主さんはリュックを背負ったままバイクにのって移動することが出来ます。愛犬は移動中ずっとバッグの中ですから、ツーリングの楽しみはほとんど無いでしょう。

しかし一番安全な方法でもあります。いつも飼い主さんの近くにいるので、愛犬の様子の変化に気付きやすいです。飼い主さんが事故に遭わない限りは、愛犬がケガすることも無いでしょう。

犬用キャリーバッグは「犬をバイクに乗せる」というよりも、「犬を背負った飼い主さんがバイクに乗る」というものです。

②バイク用ペットキャリーを使用する バイク用ペットキャリーを活用することも出来ます。バイクの前後にはカゴが付いていたり、ボックスが付いていたりしますよね。後から付属させる人も多いはずです。そこには荷物やヘルメットが入っています。

ペットのためのバイク用キャリーもあるようです。大抵の場合は後部にボックスを取り付けるものが多いでしょう。外側からしっかりとフタできるボックスとなっており、のぞき穴が付いているものもあります。愛犬を荷物のように運ぶためのものですね。

このバイク用ペットキャリーにもメリットとデメリットがあります。愛犬はずっとボックスの中に入っているので、ツーリングとして景色を楽しむことはほとんど出来ないでしょう。

またリュックと違って、走行中には愛犬の様子を確認できないデメリットもあります。リュックは飼い主さんが背負っていますが、バイク用ペットキャリーはバイクに直接設置されています。バイクからの振動を直接受けるので、犬への振動ダメージは大きいでしょう。いつにも増して慎重に走行する必要があります。

メリットは、硬いボックスの中にいるので風が当たることがありません。風で体温が低下したり体力を消耗したりすることは無いでしょう。また、万が一モノが飛んできたとしてもボックスの中にいるので安全です。

バイク用ペットキャリーはどちらかというと、「モノとしての扱い」に近いと言えるでしょう。犬を運ぶためのアイテムです。

③サイドカーと固定ベルトを使用する バイクの横にはサイドカーを装着することもできます。サイドカーに犬を乗せるのです。サイドカーには人を乗せることも出来ますので、犬も乗せることが可能なはずです。

ただし、犬が動かないようにしっかりと固定ベルトなどで固定する必要があるでしょう。人間が使用するベルトではなく、犬用のベルトを使用してください。犬が暴れても逃げ出すことが出来ないものを購入しましょう。

原付自転車でもサイドカーを装着することは出来るようですが、人は乗せることが出来ないので注意しましょう。

また、サイドカーを付けた運転は通常のバイクの運転とは感覚が大きく異なります。まずは人や犬を乗せないで、サイドカー有りのバイクの運転に慣れることが大切です。

サイドカーと固定ベルトを活用する方法にもメリットやデメリットがあります。サイドカーを活用するなら愛犬もツーリングを楽しむことができます。

これまでに紹介してきた2つの方法は、景色や風を感じることが出来ないものでした。しかしサイドカーの場合は、移動中に変化する景色を楽しむことができますし、ツーリングの吹き付ける爽やかな風を直に感じることが出来るでしょう。

愛犬にとってツーリングで得られるものは、これまででは味わうことが出来なかった感覚ばかりです。そうしたものを楽しむか怖がるかは分かりませんが、好きになる子はいるかもしれませんね。

もちろんデメリットもあります。まずサイドカーを購入しなければいけませんから、かなり費用がかかります。実際にサイドカーを買ったものの、愛犬が好んで乗ろうとしない場合もあるでしょう。

サイドカーに慣れていないうちは事故しやすいことも覚えておきましょう。固定ベルトが甘いなら、走行中に犬が飛び出して大ケガする可能性もあります。

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