犬が伸びをするのは何故?その理由や注意すべきポイントを解説!

犬が伸びをするのは何故?その理由や注意すべきポイントを解説!

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犬が手足を伸ばしておしりを突き出すような「伸び」を見たことがありますか?どうして犬は伸びをするのでしょうか?犬が伸びをするのは単に身体をリラックスさせたいだけではありません。場合によっては病気が見つかることもあり、要チェックですよ。今回は犬の伸びについて役立つ情報をご紹介しましょう。

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犬はよく伸びをする

ストレッチをしている犬

Gladskikh Tatiana/shutterstock.com

犬が身体をグイ~ッと伸ばしている姿を見たことがあるでしょうか?

ワンちゃんを飼っている人にとっては珍しい光景ではないですよね。よく見る光景ゆえに、特に気にも留めていないことが多いものですが、実は、犬の伸びにはいくつかの理由があることをご存知だったでしょうか?

犬が伸びをする理由を知るためには、仕草の細かな違いに気付く必要があります。そのためにも犬の伸びというものがどんなものか、改めて考えてみましょう。

犬の伸びとは?

人間は自分の身体を意識的に伸ばすことがありますよね。

長時間椅子に座り続けてデスクワークを続けている人であれば、少しの間をとって背中を伸ばしたくなるものです。両手を上に伸ばしてグイ~ッと背中を伸ばすのです。他にも長時間立ったままの時にも足を伸ばしたり、腰を沿って身体全体を伸ばしたりするものですね。

この「伸び」は人間にとって自然な行動でよくあることです。犬も同様です。人間と同じように身体をグイ~ッと伸ばすことがあるのです。

犬の伸びは特徴的です。前足を前方に投げ出しつつ、おしりを上につきあげます。背中が反るようにして、前足から腰にかけて伸ばすのです。このような「犬の伸び」はよく見かけることがありますね。

しかし、ただストレッチしたいだけが理由でないことを知っておくのは大切です。もしかしたら、身体のトラブルのシグナルかもしれないからです。

犬が伸びをする理由

伸びをしながら上を見上げている犬

Viorel Sima/shutterstock.com

実は犬の伸びには色々な意味が隠されています。よく考えてみると、人間の伸びも同様です。

単純に身体を伸ばしたい時もありますし、何かの準備として身体を伸ばしているときもあります。癖で体の一部をストレッチする人もいますし、どこかをかばうためにあえて身体の一部を伸ばしている場合もありますよね。

犬の伸びにも同じように色々な理由が隠れているものです。そして、それらの違いは、細かな仕草の違いで判別することが出来ます。

では、これから犬が伸びをする理由をそれぞれ考えてみましょう。それぞれの理由の見分け方や、その時の犬の気持ちをお伝えします。

犬が伸びをする理由①:ストレッチをしている

一番多い理由は、ストレッチのためです。固まった身体をほぐすために「伸び」をするのです。

この場合、犬は筋肉をほぐすためにストレッチしています。犬の伸びがストレッチかどうかを判断するためには、少し前の体制や行動を把握するなら見極めやすいでしょう。

「さっきまで寝ていた」「長時間同じ体制だった」なら、その後にする伸びはストレッチでしょう。筋肉をほぐすために前脚をグイッと伸ばしたり、背中を反ったりします。前足だけでなく後ろ足を伸ばすこともあります。

ストレッチのための伸びは、欠伸などが伴うことも多いでしょう。

ストレッチをしているときの犬は「よく寝た~」「身体が硬いよ~」「伸ばすと気持ちいい~」という気持ちです。私たちも同じように身体を伸ばすことがあるので、この気持ちはよくわかるのではないでしょうか?ぐっすりと眠った後に身体を伸ばすのはとっても気持ちいいですよね。愛犬も同じようにリラックスしている状態です。

ストレッチした後は、身体を動かそうとすることが多いでしょう。動き出す前に固まった身体をほぐしているのです。

それとは逆に、同じ姿勢で寝続けるためにいったん身体をほぐすこともあります。グイ~ッと身体を伸ばして動き出すかと思えば、同じ体制に戻って眠ろうとすることもあります。

ストレッチによる伸びは、生理現象のようなものなので、特に心配する必要はありません。リラックスできている証拠でもありますので、温かく見守ってあげましょう。

犬が伸びをする理由②:遊びに誘っている

犬が伸びをしているのは、もしかしたら、あなたを遊びに誘っているのかもしれませんよ。この仕草は「プレイバウ」と呼ばれており、カーミングシグナル(体を使って気持ちを表現すること)の1つとされています。

愛犬の伸びがプレイバウだとどのように見分けることができるのでしょうか?また、プレイバウしている時の愛犬の気持ちはどんなものでしょうか?

犬がプレイバウしている時のポーズは、ストレッチをしている時とは微妙な違いがあります。全体的なポーズは似ているのですが、尻尾の動きに特徴が出ます。プレイバウの場合は、尻尾が高く持ち上がっていたり、ユラユラと揺れていたりします。プレイバウをしながら飼い主さんに向けて吠えることもあります。

プレイバウは遊びに誘っている仕草なので、うれしそうな表情をしていることが多いのもポイントです。

プレイバウは遊びに誘っている仕草なので、飼い主さんに対して「遊んでほしい」」という強い気持ちを持っています。遊びたくてウズウズしていることが多いです。遊んでほしいという気持ちは飼い主だけでなく、犬に対しても抱くことがありますから、犬同士でプレイバウが行われることもあるようです。

プレイバウは相手に対する要求から来るものです。遊んでくれるよう飼い主さんに要求しているわけですね。コミュニケーションなので飼い主さんはその気持ちにどのように答えるかは大切です。

プレイバウに対して飼い主さんはどのように答えてあげるべきでしょうか?プレイバウは「遊びたい」というお誘いですから、基本的にはそのお誘いに乗ってあげると良いでしょう。

ただし、いつでも愛犬の希望通りに行動することは避けなければいけません。犬は自分の要求が通ることが分かると、それを当たり前のものとしてみなすようになります。飼い主さんが自分の要求をいつでも聞いてくれると勘違いするのです。

このようなことが続くと、犬はワガママになってしまい、聞き分けが無くなります。また自分の方が飼い主よりも上の立場だと勘違いすることさえあるでしょう。

飼い主さんはプレイバウに応えてあげるべきですが、すべてに答えなくてもよいのです。

飼い主さんが忙しい時にはその要求をあえて無視することも大切です。遊んであげられない時は、時間が出来たときに遊んであげるようにすることも大切です。そうするなら、犬もストレスを溜めないでいられるでしょう。

犬が伸びをする理由③:ストレスを感じている

犬が伸びをするのは、リラックスしているからではなく、ストレスを感じていることが原因かもしれません。ストレッチする時と真逆の心情のように思えますが、どうしてそのようなことが生じるのでしょうか?

愛犬がストレスを感じて伸びをする時は、基本的にストレッチをする時と同じような仕草を行ないます。ストレッチと同じように欠伸が伴っていることも多いです。見分け方としては、犬が伸びをしている状況に注目出来ます。飼い主さんが強い口調で叱った後でしょうか?また怖い犬が近くにいたり、騒音が聞こえる場所にいたりするでしょうか?最近極端に散歩などが出来ていない状況にあるでしょうか?

これらの場合ように、強いストレスを抱えてもしょうがない環境にさらされている場合に伸びを行なうことがあります。その時の伸びの理由はおそらくストレスが原因でしょう。

では、どうしてストレスを抱えると伸びをするのでしょうか?

伸びには緊張をほぐす役割があります。ストレッチを理由とする場合は身体の緊張をほぐすことが目的です。同じ体制をとっていると、身体が固まる(緊張する)のでほぐそうとするのですね。

ストレスを感じた時に伸びを行なおうとするのは、精神的な緊張をほぐそうとしているからです。精神が張りつめたときに緊張をほぐすために身体を伸ばしたり、欠伸をしたりするのです。

この反応は身体が反射的に行なうものです。ですから、強いストレスを感じた時に、とっさに伸びをしてしまうことが多いはずです。

ストレスによる伸びをするときは強いストレスを感じている時です。「ちょっと嫌だな~」とか「なんだかソワソワするな~」といった軽度のストレスではありません。「怖いよ~」「逃げたいよ~」「気持ち悪いよ~」といった強い圧迫感を感じるときに伸びやあくびをしてしまいます。

愛犬がストレスによる伸びをしていると感じるなら、その原因を見極めてあげるようにしましょう。そして出来るだけその原因を取り除くよう行動してあげましょう。

飼い主さんの対応が圧力をかけている場合もありますし、環境の変化や身体の病気が原因でストレスをため込んでいる場合もあります。慣れることでストレスが減少することもありますし、ストレス発散させることで対処することも出来るでしょう。

出来るだけ、愛犬のストレスが溜まらないように工夫してあげてくださいね。

犬が伸びをする理由④:痛みを我慢している

犬が伸びをしているように見えるのは、実は痛みを我慢しているサインかもしれません。身体のどこかに痛みがあるのであれば、迅速な対応が必要になります。

犬が痛みを我慢しているかどうかは、表情や尻尾に注意しましょう。基本的にはストレッチしている時と同じ仕草です。しかし、リラックスしたような表情ではなく、悲しそうな表情をしているはずです。おしりは上に突き出しているものの、尻尾は元気なく垂れさがっていることが多いです。

身体の様子も観察してください。痛みを我慢しているので、身体が小刻みに震えている場合もあります。身体の腹部を触られることを強く嫌がるかもしれません。

犬は痛みを感じていても、それを表面にあらわさにことで有名です。痛みに強いともいえる犬が、仕草に表れてしまうほどの痛みを感じているのです。「痛いよ~」「苦しいよ~」という気持ちでいっぱいのはずです。

出来るだけ早く痛みを和らげてあげるようにしてくださいね。犬が痛みを我慢して伸びをしている時は、何が原因なのでしょうか?

犬の伸びが痛みから来ている場合、お腹の痛みが原因であることが多いです。お腹の痛みを和らげようとして伸びるような姿勢になるようです。どんな病気が考えられるでしょうか?

・腹痛 犬もお腹を壊すことがあります。良くないものを食べた時には腹痛と共に下痢になったり嘔吐があったりします。強い腹痛の場合、伸びをすることもあるでしょう。下痢だけなく、便秘になることもあります。便秘もお腹に違和感や痛みを生じさせます。

犬の便の状態を観察するなら、腹痛が生じているかどうか判断しやすいかもしれません。

・胃捻転 胃がねじれてしまう病気です。胃に強い痛みが生じると共に、大量のよだれが流れたり、お腹が膨れたりします。吐こうとしてもなかなか吐けない様子が観察されるなら、胃捻転である可能性が高いです。

胃捻転を放置してしまうなら死につながることもあります。胃捻転のおそれがあるなら、すぐに病院に連れて行って診察してあげましょう。

・膵炎 すい臓の炎症である、膵炎が原因かもしれません。慢性膵炎と急性膵炎があるようです。

急性の膵炎の場合、急に強い痛みが生じます。愛犬の様子がいきなり変わるなら注意が必要です。元気がなくなり、伸びのポーズをしているなら急性膵炎の可能性があります。

膵炎になると、病院で処方された薬を飲んだり食事療法したりする必要があります。

いずれにせよ、お腹の痛みによって伸びをしてしまうのであれば要注意ですね。

まとめ

今回は犬が伸びをする理由についてお伝えすることができました。犬はストレッチ以外にも、遊んでほしかったり、ストレスを感じていたり、痛みを我慢していたりする可能性があります。

特に痛みを我慢している場合には、胃捻転や膵炎などの重い病気が原因となっている可能性があります。出来るだけ早く察知してあげて病院に連れて行ってあげましょう。

愛犬の表情や仕草に注目するなら、犬の伸びの理由を正しく知ることが出来ますよ。

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