犬が前足で「ちょいちょい」するのは何故?その理由とその仕草をする時の注意点を解説

犬が前足で「ちょいちょい」するのは何故?その理由とその仕草をする時の注意点を解説

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犬を飼っている方なら、愛犬が前足で「ちょいちょい」するしぐさを見たことがあるかもしれません。上目づかいで何かを必死に訴えかけている姿は見ていて癒されますよね。犬は一体何を訴えているのでしょうか?そこで今回は、犬が前足で「ちょいちょい」する理由について紹介したいと思います。

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はじめに

愛犬が飼い主に前足で「ちょいちょい」するしぐさってかわいいですよね。上目づかいで何かを必死に訴えかけている姿は見ていて癒されます。

愛犬が前足を使ってするこの「ちょいちょい」というしぐさは何を訴えているのでしょうか?そこで今回は、犬が前足で「ちょいちょい」する理由について考えてみたいと思います。

犬が前足で「ちょいちょい」する理由

前足を上げている犬

BublikHaus/shutterstock.com

愛犬に「ちょいちょい」されると「何をして欲しいのかな?」と考えてしまうことがありますよね。いつも同じことを要求しているわけではありません。いろいろな理由があって「ちょいちょい」をしているのです。

愛犬のことを少しでもよく知ることができるように考えられる限りの理由を挙げてみましょう!

構ってほしい

愛犬もやはり自分が家族の一員であることを認識しているのでしょう。いつもひとり遊びをしていては飽きてしまいます。たまには飼い主や家族と一緒に遊びたいと思っているはずです。人といることが大好きな犬は構ってほしくてチャンスを狙っています。前足で「ちょいちょい」すれば飼い主が構ってくれるかもしれないことを知っているのでしょう。

我が家の愛犬も事あるごとに前足を「ちょいちょい」してきます。「たまにはこっち向いてよ~」とか「たまにはナデナデしてよ~」、または「たまには遊ぼうよ~」と訴えているかのようです。たまに「ちょいちょい」の執念深さに負けて撫でてあげます。そうすると、ここぞとばかりに顔を足の間に入れて「もっと撫でて~!」といっているかのような動きを始めます。顔を必死にすり寄せてくるので思いっきり撫でてやると本当にうれしそうです。

犬は賢いので一度うれしい経験をするとそのことを覚えているようです。前足で「ちょいちょい」したら撫でてくれることを覚えているのでしょう。毎回成功するわけではありませんが、構ってもらえる可能性を信じてこっちへやってくるのでしょう。

甘えたい

犬は飼い主やその家族のことが大好きです。時には母犬に対するように甘えたいと思うことがあるでしょう。そんな時に前足で「ちょいちょい」してくることがあります。母犬から離されて子犬の時にやってきたかもしれませんね。母犬に甘えていた時のことを思い出すのでしょう。そんな時はたっぷりと甘えさせてあげましょう。

ちょっと頭を撫でてもらったらすぐに満足する子もいますし、中にはいつまでも飼い主にベタベタしていたいというタイプの子もいます。犬によって甘えたいレベルはそれぞれなので、愛犬のタイプに合わせて、犬が飼い主さんの愛情を感じることができるようにしっかりと接してあげましょう。

散歩の催促をしている

毎日の習慣である散歩は犬にとって楽しいイベントです。散歩の時間を覚えてしまうとっても賢い犬もいるくらいです。散歩の時間が来ると犬は早く外に出たいので飼い主に必死のアピールを始めます。そんな時に前足を飼い主にかけて「ちょいちょい」するのです。早く散歩に出かけたくて待ちきれないのでしょう。

犬は散歩の時間だけでなく飼い主の動きを見て散歩に連れて行ってくれることを察します。リードを持った途端に大喜びして前足で「ちょいちょい」を開始するのです。興奮して吠えてしまう犬もいますが、近所迷惑にもなってしまうのでしつけをしっかりとしたいところですね。

しかし、天候や飼い主の体調によって散歩に連れて行ってあげられない日もあるでしょう。そんな時は「あれ?おかしいな。今日は散歩に行かないのかな?」といった具合に前足で「ちょいちょい」してきます。残念ながら散歩には連れていけませんが、そんな時は撫でてあげたり遊んであげたりして気を紛らしてあげましょう。

散歩ができないとストレスが溜まってしまうので、他の方法でストレス発散させてあげるようにしましょう。小型犬であれば室内でもできる簡単な運動があります。引っ張り合いをするだけでも十分ストレス発散になりますよ。

ご飯やおやつの催促をしている

ご飯の時間やおやつの時間も覚えてしまう賢い子がいます。「そろそろご飯の時間ですよ~!」と自分から飼い主に訴えかけているのです。お腹が空いて待ちきれないのでしょう。中にはエサ入れを飼い主のところに持ってきて催促する子もいるようです。催促の仕方があまりにもエスカレートするようでしたら、きちんとしつける必要がありますね。

とはいえご飯の時間をじらしすぎないようにしましょう。飼い主が与えたものしか食べることができないのですから、できるだけ時間通りにご飯を与えるようにするのが親切です。

我が家の愛犬は実家に預けている時に人間の食事の残飯の味を覚えてしまいました。自分のドッグフードは他の犬や猫にあげて、残飯が出てくるとがっつくように食べていたのです。残飯の味を知ってしまってからは我が家の食事中はつばを飲み込みながらこっちを眺めています。子供が何かを落としたら隙を狙って食べてしまうこともあります。

食事中に何かを与えることはしませんが、食後にほんのたまに少しだけ残り物を与えることがあります。そのことを覚えてしまったようで、食後に席を立つと前足で「ちょいちょい」してきます。

誰かが来たと教えてくれている

来客の時に「誰かが来たよ~!」と教えるために前足で「ちょいちょい」する子もいます。チャイムが聞こえているのでこちらとしても分かっているのですが、さっさと対応してほしいということなのでしょう。

来客のチャイムに反応して吠える子もいますが、きちんとしつけることによって吠えるのをやめさせたいですね。小型犬は特に臆病な子が多いので、チャイムの音にビックリしてしまうようです。チャイム音を少し抑えてあげるといいでしょう。

不安を感じている

犬は不安を感じている時も前足で「ちょいちょい」することがあります。例えば、雷の音が鳴っている時にビックリして飼い主のところへやってきて前足で「ちょいちょい」をするのです。雷が苦手な子は多いですよね。

我が家の愛犬は前足で「ちょいちょい」をして助けを求めてきますが、布団を見つけるとすぐに丸くなって雷が過ぎるのを待ちます。子犬の頃は雷が鳴っている間ずっとブルブルと震えていました。本能的に危険を感じていたのでしょう。最近では布団の中に逃げ込みはしますがブルブル震えることはなくなりました。じっとしていればやがて過ぎ去るということを知ったのでしょう。

いつもと何か様子が違うと犬は敏感に察します。地震などの自然災害が起こる時も犬は不安になって前足で「ちょいちょい」してくるかもしれませんね。愛犬も家族の大切な一員ですから、万が一の時に一緒に逃げることができるように準備をしておきましょう。

愛犬が不安を感じていることが分ったら、できる限り安心させてあげるようにしましょう。不安な状態が長く続くと愛犬はストレスを溜めてしまいます。ストレスは愛犬の健康に害になるので、できるだけ溜めないように気遣ってあげたいですね。優しい声をかけたり、優しく撫でてあげたりすると愛犬も安心することでしょう。

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