犬が前足で顔を隠そうとするのはなぜ?痒みを感じている行動の時は要注意!

犬が前足で顔を隠そうとするのはなぜ?痒みを感じている行動の時は要注意!

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犬が前足で顔を隠す仕草は見ているだけで癒されますよね。愛犬がそんな姿を見せてくれると嬉しくなるのではないでしょうか?ただ可愛いだけのポーズならいいのですが、この仕草を見せるときにはいくつかの理由も関係しています。ここでは犬が前足で顔を隠す仕草の裏にはどんな気持ちや心理が隠されているのか解説します。

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犬が痒がる部位によって考えられる病気

背中を痒がる犬

PixieMe/shutterstock.com

犬が痒がる部位によって、犬の状態をある程度把握できます。体の部位ごとに考えられる病気を確認していきましょう。

背中・腰・尻尾を痒がる場合に考えられる病気

犬が背中や腰、尻尾付近を痒がっている場合、”ノミアレルギー性皮膚炎”や”クッシング症候群”などの病気の疑いがあります。

・ノミアレルギー性皮膚炎 ノミアレルギー性皮膚炎とは、ノミの唾液に含まれているタンパク質にアレルギー反応を示す皮膚の病気です。犬の背中から腰、尻尾にかけてあらわれやすい症状で、ブツブツとした発疹や痒みなどが伴います。皮膚が炎症するため、症状が悪化すると脱毛することもあります

・クッシング症候群 クッシング症候群とは、腎臓の上にある副腎という部位から分泌されている副腎皮質ホルモンが過剰反応をしている病気です。そのため犬のお腹が異常に大きく膨らんだり、お腹が垂れ下がったり、筋肉の萎縮、異常な食欲などの症状があらわれるようになります。

また、体には左右対称の脱毛が生じます。この病気の場合、脱毛になっても体に痒みが生じることはありません。しかし、免疫力が低下して慢性的な皮膚炎を発症すると、アレルギーや真菌、アラカスなどの細菌が感染することで痒みを伴うことがあります。

顔や耳の内側、目や口の周り、股の内側はアレルギー、目や耳、口、お腹周辺は真菌、目や口周辺、首、四肢、胴体の場合はアラカスに感染している可能性が高いと考えられます。

耳の付け根・耳の裏側を痒がる場合に考えられる病気

犬が耳の付け根や耳の裏側を痒がっているなら、”ミミヒゼンダニ感染症”の疑いがあります。

・ミミヒゼンダニ感染症 ミミヒゼンダニ感染症とは、ミミヒゼンダニという小さなダニが犬の耳の中に寄生することで発症する病気です。耳道内の上皮や体液、耳垢などをエサとして成長し繁殖していきます。

激しい痛みを伴うこともあるので、犬は耳をしきりに掻いたり、頭を振ったりなどの行動をするため、耳や耳周辺を傷つけてしまうこともあります。

足を痒がる場合に考えられる病気

犬が足を痒がる場合は、”膿皮症”や”化膿外傷性皮膚炎”などの疑いがあります。

・膿皮症 膿皮症とは、犬の皮膚の上に常在菌として生息しているブドウ球菌が異常に繁殖する病気です。発疹などの症状が発症し、中心には膿があるため痒みや痛みを伴います。

・化膿外傷性皮膚炎 化膿外傷性皮膚炎は、犬が掻くことで皮膚の角質層の表面の傷が化膿した皮膚炎です。皮膚の痒みや細菌の繁殖具合、皮膚の換気などが症状の進行を左右します。

犬が前足を片方あげているときの心理とは?

片足を上げる犬

Eric Isselee/shutterstock.com

犬は前足を使って顔を隠すだけでなく、片方の前足を上げるという仕草を見せることもあります。散歩中やお客さんが家に来たときなどさまざまなシーンで見せる仕草なので、おそらく多くの飼い主さんが見たことがあるのではないでしょうか?

では、犬が片方の前足をあげる時はどのような心理状態なのでしょうか?

①カーミングシグナルのひとつ

犬が片方の前足をあげる仕草はカーミングシグナル(calming signal)、つまり心を落ち着かせたり、穏やかにさせたりするサインのひとつです。

犬は緊張や不安を感じると、自分や相手を落ち着かせようとしたり、初めて会う犬や人に対して敵意を抱いていないことを相手に伝えたりするために、こうしたしぐさを見せます。つまり、カーミングシグナルは生まれつき本能として備わっているコミュニケーション能力とも言えるのです。

②好奇心

飼い主さんに向かって愛犬が片方の前足をあげている場合は、飼い主さんの気を引こうとしている心理状態です。この行動は”パピーリフト”と呼ばれており、子犬が母犬に母乳を催促するときや遊んで欲しいとき、甘えたいときなどに見せる仕草のひとつです。

成犬になってからも飼い主さんに片方の前足を上げる仕草をみせるのは、子ども時代を思い出して”構って~”と甘えたい心理状態になっているのでしょう。

③構ってほしいから

飼い主さんに向かって愛犬が片方の前足をあげている場合は、飼い主さんの気を引こうとしている心理状態です。この行動は”パピーリフト”と呼ばれており、子犬が母犬に母乳を催促するときや遊んで欲しいとき、甘えたいときなどに見せる仕草のひとつです。

成犬になってからも飼い主さんに片方の前足を上げる仕草をみせるのは、子ども時代を思い出して”構って~”と甘えたい心理状態になっているのでしょう。

④ポインティングポーズのひとつ

ポインター犬種と言われている鳥猟犬は、獲物を見つけると姿勢を低くし”ポインティングポーズ”と呼ばれる、片方の前足をあげるポーズをします。吠えることなく獲物の位置を知らせることを目的としています。

ポインター犬種の場合、特に訓練をしなくても生まれつき本能にポインティングポーズが備わっているようです。

まとめ

顔を隠す犬

SeventyFour/shutterstock.com

犬が前足で顔を隠す理由についてみてきましたが、いかがでしたか?

犬が前足で顔を隠す姿はとてもかわいいですが、目や目の周辺に異常がある可能性もあります。ですからなぜ愛犬が前足で顔を隠す仕草を見せるのか、その理由を把握することはとても大切です。

愛犬の目や目の周辺を定期的に確認することや、耳などに痒みを感じていないかどうか、耳周辺のケアも怠らないようにしましょう。特に散歩の後は、わたしたちの目では確認できなホコリやゴミなどが顔に付いていると思われます。

愛犬の健康維持のためにも、猫のように自分で顔を洗えない愛犬のために犬用のウエットティッシュなどを使って、ホコリやゴミなどをキレイに拭きとってあげることができるかもしれません。

また、犬の皮膚トラブルは顔だけでなく身体全体にも発症する可能性がありますので、愛犬が体を掻くなどして痒みを感じる仕草をみせるようなら、症状が悪化する前に早めに動物病院を受診するようにしましょう。

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