犬が隠れる心理とは?愛犬が隠れたときの対処法を解説!

犬が隠れる心理とは?愛犬が隠れたときの対処法を解説!

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愛犬の姿が見えないので探してみたら、机やベッドの下や家具の隙間などに隠れていたという経験をしたことはありませんか?では、なぜ犬は隠れるのでしょうか?この記事では、犬が隠れる理由やその心理について解説していきます。

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はじめに

愛犬の姿が見えないので探してみたら、机やベッドの下や家具の隙間などに隠れていたという経験をしたことはありませんか?おそらく犬を飼っている方の多くが経験していることでしょう。

では、なぜ犬は隠れるのでしょうか?この記事では、犬が隠れる理由やその心理について解説していきます。

犬が隠れる心理とは?

ソファの下に隠れている犬

Aleksey Boyko/shutterstock.com

どうしてワンちゃんは、狭い場所に隠れるのでしょうか?それには次のような心理が関係しています。

心理①恐怖心からの隠れ

多くのワンちゃんは、何かに驚いたり怖い思いをしたときなどに、テーブルやベッドの下、家具の隙間など暗くて狭い場所に隠れる傾向にあります。

また、嫌いな物や嫌いな音などの恐怖心から隠れることも珍しくありません。特に犬の聴覚は人間の何十倍も優れているため、人間にとっては何でもない物音だとしても、犬にとっては恐怖の対象となります。そのため、急いで隠れようとするのです。

たとえば車のクラクションが聴こえた、雷の音がした、皿が落ちて割れた、外から大きな声がした、テレビやラジオで大きな音がした、花火の音がしたなど生活音に過敏に反応します。

普段は飼い主さんと一緒にいることが一番安心するかもしれませんが、驚いたときや恐怖を感じたときには、本能的に身体全部を隠そうと狭い場所へ逃げ込む傾向にあります。

愛犬が嫌がる原因を見つけ、それを取り除いてあげましょう。

心理②体調不良

ワンちゃんが隠れる別の理由には、体調が悪いことが挙げられます。

体調が悪い場合、暗くて狭い所が落ち着くという理由から隠れたり、飼い主さんに心配をかけたくないという気持ちから姿を隠すことがあります。特にメス犬の場合、出産前になると隠れたがることが多くみられます。

体調が悪くて隠れている場合は、優しく声をかけて様子をチェックしましょう。また、体調が悪化していないかどうかの確認もしましょう。

心理③飼い主さんに構ってもらいたい

ワンちゃんの中には、飼い主さんに気を引こうとして隠れる子もいます。その場合は、愛犬と一緒に過ごす時間を見直すことができるでしょう。

心理④好奇心

好奇心旺盛のワンちゃんの場合、箱や隙間など狭い場所への好奇心から隠れるようです。危険がない状況であれば、自由に遊ばせてあげましょう。

犬が隠れることが好きな理由とは?

テーブルの下に隠れている犬

nininunu/shutterstock.com

そもそもワンちゃんは、本能的に狭い場所が落ち着くと言われています。狭い場所が落ち着くことには、次のような理由が関係しているようです。

理由①先祖が穴ぐらで生活していたから

犬の先祖は、山の中の穴ぐらなど狭くて暗い場所で暮らしていたため、現代の犬もその名残から狭くて暗い場所が落ち着くようです。

これは外敵の目から逃れ、身を守るための本能とも言われています。また、暗くなくても、狭い場所は本能的に落ち着くので好む傾向があります。

現代ペットとして飼われているワンちゃんも、広い場所よりも狭い場所を好み、眠るときは身体の一部をどこかに密着させて眠る習性が残っています。

理由②外敵が入ってこないから

広い場所にいると、常に神経を張り巡らせて、周囲を警戒している必要があります。

そのため、ゆっくり疲れをとりたいときは、外敵が入ってこない安全な狭い場所に移動することがあります。

犬が隠れたときの対処法とは?

カーペットの上で粗相をしてしまった犬

Pixel-Shot/shutterstock.com

では、愛犬が隠れているとき、飼い主さんはどのように対処することができるでしょうか?

対処法その①そっとして出てくるのを待つ

驚きや不安から隠れているので、無理矢理引きずりだすことはとても可哀相です。恐怖心が強い場合は、良かれと思って飼い主さんが手を伸ばしたのに、噛みついてくる可能性もあります。

もちろん、隠れている愛犬に対して怒ったり、大声を出したりすることもしてはいけません。さらに恐怖心が強くなり、怯えてしまうことでしょう。

たいてい時間が経過すれば気持ちが落ち着きますので、自分から出てくるのを待ってあげましょう。そして、愛犬が出てきたら優しく声をかけて、そっと撫でて安心させてあげることができるでしょう。

対処法その②粗相をしていないか確認

愛犬が出てきたら、隠れていた場所に粗相をしていないかどうかを確認してみましょう。怖くて隠れていた場合、おもらしをしていることがあります。

おもらしを片づけないでそのまま放置しておくと、そこがトイレと勘違いしてしまう可能性があるので、すぐに片付けることが大切です。

対処法その③ぐったりしていたらすぐに動物病院へ連れていくこと

驚きや恐怖心ではなく、身体の痛みなどの体調不良で隠れていた場合、ぐったりしていたり、様子がおかしくなっていることが考えられます。すぐに動物病院を受診しましょう。

犬が飼い主さんの後ろに隠れる心理とは?

飼い主の後ろに隠れている犬

iyd39/shutterstock.com

愛犬はテーブルやベッドの下など狭い場所に隠れるだけでなく、飼い主さんの後ろに隠れることもあります。では、飼い主さんの後ろに隠れるときは、どのような心理なのでしょうか?

心理①何かに怖がっている

愛犬が飼い主さんの後ろに隠れる場合、何かに対して恐怖を感じていることが考えられます。

そのため、飼い主さんの後ろに隠れるという行動は、愛犬が飼い主さんのことをとても信頼し、頼りにしている気持ちの証拠とも言えます。

散歩中に大きな音がしたときや、突然何かが転がってきてびっくりしたときなど、とっさに飼い主さんの後ろに隠れるのは、”助けて~!”というサインです。

是非、愛犬から恐怖心を取り除き、安心させてあげましょう。

心理②飼い主さんを守ろうとしている

正義感の強いワンちゃんや、飼い主さんのことが大好きで信頼しているワンちゃんの場合、何かに警戒している飼い主さんを守ろうとして、飼い主さんの背後に行くことがあります。

そもそも犬は、集団行動をする生き物なので、群れの仲間をお互いに守るという習性があります。

その習性の名残から、仲間でありリーダーでもある飼い主さんを背後から守っていると思われます。家族の一員として信頼されている証拠とも言えるでしょう。

心理③飼い主さんの背後が気になる

飼い主さんの背後に隠れているのではなく、飼い主さんの後ろにあるものが気になって背後に行く場合もあります。

たとえば、散歩中に飼い主さんの足元や背中に何かが付いている場合、愛犬はそれが気になって飼い主さんの背後に回ることがあるでしょう。

愛犬が背後に回る仕草をするなら、一度止まって愛犬の行動を確認してみることができるでしょう。

心理④飼い主さんにピッタリくっつきたい

犬は信頼している仲間同士でお尻をくっつき合い、お互いの見えないところを確認し合うという習性があります。それにより、周りを監視して自分に危機が迫っていないかを認識しているようです。

ペットとして飼われている現代の犬にもその習性が残されており、信頼している飼い主さんの後ろに回ってお尻をくっつけているようです。

犬が部屋の隅っこにいく心理とは?

隅っこに隠れているチワワ

Muravev Dmitriy/shutterstock.com

では、愛犬がどこかに隠れているのではなく、いつもの場所とはちょっと違う”部屋の隅っこ”にいるときはどんな心理なのでしょうか?

愛犬は部屋の隅っこに行って、何かに隠れているつもりなのでしょうか?犬が部屋の隅っこにいくことには、次のような心理が考えられます。

心理①恐怖心

部屋の中にいて、ほかに逃げる場所がない場合、恐怖の対象から逃げるために部屋の隅っこに行くことがあります。

部屋の隅っこで体を震わせていたり、怯えている目つきをしているなら、恐怖心を抱いている証拠ですので、恐怖となっているものを素早く取り除いてあげましょう。

心理②静かにしたい

同じ部屋の空間にいる家族やお客さんから距離を置きたい場合、部屋の隅っこに移動することがあります。

部屋の隅っこに移動して、静かに休みたいと思っているのでしょう。時々、様子を伺うようなしぐさもみせますが、自分から隅っこに移動した場合は、そのままそっとしておいてあげましょう。

心理③お気に入りの場所

ワンちゃんの中には、部屋の隅っこをお気に入りの場所としている子もいます。

もし愛犬が部屋の片隅を気に入っているなら、そこに寝床を作ってあげることができるかもしれません。

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