ブービエ・デ・フランダースの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

ブービエ・デ・フランダースの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

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ブービエ・デ・フランダースの性格や飼い方や歴史についてご説明します。

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Bouvier des Flandres dog on white background

Sanne vd Berg Fotografie/shutterstock.com

名称:ブービエ・デ・フランダース 性格:穏やか、利口 寿命:10~12歳 体重:27~40kg 体高:58~69cm 毛色:グレー、グレー・ブリンドル、グレーにブラック・オーバーレイ、ブラック 値段相場:希少犬種のためペットショップ不明、ブリーダー18~25万、ブリーダー直販のペットショップ20~30万

ブービエ・デ・フランダース Bouvier des Flandres
ブービエ・デ・フランダース Bouvier des Flandres
ブービエ・デ・フランダース Bouvier des Flandres
ブービエ・デ・フランダース Bouvier des Flandres
ブービエ・デ・フランダース Bouvier des Flandres
ブービエ・デ・フランダース Bouvier des Flandres
ブービエ・デ・フランダース Bouvier des Flandres
ブービエ・デ・フランダース Bouvier des Flandres
ブービエ・デ・フランダース Bouvier des Flandres
ブービエ・デ・フランダース Bouvier des Flandres

ブービエ・デ・フランダースの性格

犬の品種の認定をはじめ、犬種標準の指定を行うジャパンケネルクラブ(JKC)によると、ブービエ・デ・フランダースはベルギーとフランスの国境にあるフランドル地方で牧畜犬、警護犬として活躍していました。「フランダースの犬」に登場するパトラッシュのモデルにもなっています。

起源は明らかではありませんが、アイリッシュウルフハウンドやチベタン・マスティフ、シュナウザー系などの犬と外見が似ていることから、ルーツが近いと考えられています。

1912年にスタンダード認定されましたが、第一次世界大戦の影響で絶滅の危機に瀕してしまいました。その後、頭数が復活し1922年に改めてスタンダードが制定されました。

穏やかで利口な性格をしており、現在では海外で警察犬、盲導犬としても活躍しています。飼い主に忠実で子供にも愛情深く接する優しさも持ちあわせています。

ブービエ・デ・フランダースの平均寿命

ブービエ・デ・フランダースは大型犬で、平均寿命は10~12年ほどです。 大型犬の平均寿命は2018年のデータだと13年なので、ブービエ・デ・フランダースはやや短命と言えます。

ブービエ・デ・フランダースの平均体重

ブービエ・デ・フランダースの平均体重は約27~40kgです。理想的な体重はオスが約35~40kg、メスが約27~35kgです。

ブービエ・デ・フランダースの平均体高

ブービエ・デ・フランダースの平均体高は58~69cmです。オスは65cm、メスは62cmが理想的な体高になります。

ブービエ・デ・フランダースの人気カット

ブービエ・デ・フランダースは、3カ月に1回ほど被毛を整える必要があります。

ただし、被毛を短く切りすぎると紫外線やエアコンの冷風が皮膚に届きやすくなって体調を崩しやすくなったり、虫にさされやすくなるので皮膚トラブルも起きやすくなります。

万が一失敗してしまうと身体に悪影響がでることもあるので、カットはプロのトリマーにしてもらいましょう。

サマーカット
Bouvier des Flandres, 9 years old, in front of white background

Eric Isselee/shutterstock.com

顔まわりのカット
Bouvier des Flandres Dog Isolated  on Black Background in studio

Anna Mandrikyan/shutterstock.com

髭まわりを残したカット
Bouvier des Flandres  in front of white background

cynoclub/shutterstock.com

ブービエ・デ・フランダースの毛色(カラー)

ブービエ・デ・フランダースの毛色は、一般的にグレーが多い傾向があります。さらに、グレー・ブリンドルやグレーにブラックのオーバーレイなど、グレーを基調にしたカラーが多いです。

グレー
Large pepper and salt Bouvier des Flandres dog with ears cropped resting on dark hardwood floor

Anne Richard/shutterstock.com

グレー・ブリンドル
Bouvier des Flandres looks aside. The Bouvier des Flandres stands in the city park.

volofin/shutterstock.com

ブラック
8 week old male bouvier des flandres puppy isolated on white background

WilleeCole Photography/shutterstock.com

  • グレー
  • グレー・ブリンドル
  • グレーにブラック・オーバーレイ
  • ブラック

ブービエ・デ・フランダースが成犬になるまでの期間

一般的に、犬は身体が大きいほど成長期が長くなる傾向にあります。大型犬のブービエ・デ・フランダースは、約15~18か月かけて成犬になります。

※成犬とは身体的な成長が止まることです。

ブービエ・デ・フランダースの鳴き声

ブービエ・デ・フランダースは大人しい性格をしているので、あまり吠えることはありません。 ただし、家族を守る意識が高く、テリトリーに入ってくる見知らぬ人間に対して吠えることもあります。

ブービエ・デ・フランダースがかかりやすい病気

ブービエ・デ・フランダースの子犬がかかりやすい病気
病名時期や症状治療費
股関節形成不全股関節の異常により、歩行困難を生じる。大型犬に多い。約40万円

※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。

ブービエ・デ・フランダースの成犬がかかりやすい病気
病名時期や症状治療費
慢性膵炎膵炎が慢性的に続く状態。高脂肪の食事を摂る、消化酵素が過剰に分泌されて、炎症を起こす。食欲不振、元気消失、下痢などの症状が起こる。約5万
眼瞼内反症何らかの原因によって瞼が内側に巻き込み、目の炎症を引き起こす。約10万円
股関節形成不全股関節の異常により、歩行困難を生じる。大型犬に多い。約40万円
眼瞼外反症瞼が外側にめくれてしまう遺伝性の病気。角膜や結膜が露出して炎症が起こりやすくなる。涙や目やにが多く出るようになる。不明
胃捻転胃が空気で膨張し、捻じれる病気。命に関わるケースもある。大型犬に多い。約20万円

※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。

気温が22~23度、湿度が60%を超えてきたら熱中症に注意する必要があります。 ブービエ・デ・フランダースは、厚い被毛のダブルコートで暑さに弱く特に注意が必要です。 夏場の散歩は日中を避け、朝夕の涼しい時間帯に水分補給をさせながら行いましょう。

夏場以外にも室温が上がりやすい車内や室内でも熱中症になる危険性があるので、十分注意してください。

ブービエ・デ・フランダースの体臭

ブービエ・デ・フランダースは被毛が多く臭いがこもりやすいので、こまめにブラッシングをして抜け毛の処理をしてあげましょう。被毛に汚れがつくと臭いの原因になることがあるので、散歩の後や食後に汚れがないかこまかくチェックしてください。

ブービエ・デ・フランダースの飼い方

ブービエ・デ・フランダースは忠実で愛情深い性格をしているので子どもがいる家庭でも飼育できますが、身体が大きく必要な運動量が多いです。世話の時間の確保と興奮したときにコントロールできる体力がないと、飼育するのは難しいかもしれません。 キレイな被毛を保つために3カ月に1回ほどトリミングサロンに通う必要があるので、自宅の近くのサロンが大型犬に対応しているか事前にチェックしておいた方が良いでしょう。

暑さに弱いので室内で飼育するのに向いている犬種です。大型犬用のケージやサークルを用意して、関節を傷めないようにフローリングにシートなどを敷いて対策する必要があります。

ドッグフードの量・回数

子犬と成犬、老犬では必要な栄養素やカロリーが異なるので、ドッグフードは成長に合わせた総合栄養食を与えてください。大型犬は消化器官がデリケートな傾向にあるので、消化しやすいフードを与えましょう。

子犬は免疫機能が発達する時期なので、ビタミンEなどを含む抗酸化物質を含んだフードが適しています。骨を発達させるカルシウムやリン、マグネシウムなどがバランスよく含まれているフードもおすすめです。 ただし、成長期に過剰にカルシウムを与えると必要以上に吸収されて成長に悪影響を与えるので注意しましょう。

フードの種類によって給餌量は異なりますが、子犬の場合は1日摂取量を3~4回に分け、ふやかして与えます。 成犬になれば基本的は1日2回与えましょう。ブービエ・デ・フランダースは胃捻転になりやすいので、可能であれば成犬時にも1日3回に分けてフードを与えて食後にすぐ運動させないように注意してください。

フードやおやつを与えすぎると肥満になってしまいます。肥満は関節の病気や膵炎の原因にもなるので気を付けましょう。

食べさせてはいけないもの

犬が食べてはいけない食べ物ネギ類全般(にんにく、ニラ、玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般
犬は避けたほうがいい食べ物ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず

上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

犬に与えてはいけない食べ物!食べてしまった時の対処法もご紹介!

犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。 でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。 今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。

https://mofmo.jp/article/19619

また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。

  • 柑橘類
  • 酢類
  • スパイス類
  • クセのある葉物野菜

上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。

抜け毛の量

ブービエ・デ・フランダースはダブルコートで毛量が多く、抜け毛も多めです。被毛が軽くカールしているので、週1~2回は丁寧にブラッシングをして抜け毛と毛玉のケアをしてあげましょう。スリッカーブラシで全体的に抜け毛をとって、コームやラバーブラシで毛並みを整えてください。

春と秋にある換毛期には、通常よりも多くの毛が抜けるのでこまめにブラッシングをする必要があります。

ブービエ・デ・フランダースは身体が大きくブラッシングが大変ですが、抜け毛を処理することで皮膚病や臭いの発生を防ぐことができるので、丁寧にブラッシングしてあげてください。

お風呂の入れ方

ブービエ・デ・フランダースは大型で被毛が多いので、シャンプーやドライに手間がかかりますが、シャンプーの流し残しや生乾きの箇所があると皮膚病になる可能性もあります。一人で大変な場合は、複数人でシャンプーをしましょう。

あらかじめブラッシングで抜け毛を処理しておくと、スムーズに洗うことができるのでおすすめです。 シャンプーの頻度が多いと肌が荒れる原因になるので、月1~2回程度行うようにしてください。

シャンプーは必ず犬用を使用しましょう。犬の肌や被毛に合うよう作られており、人間のシャンプーとは全く異なるためです。

ブービエ・デ・フランダースの子犬のお風呂の入れ方

  1. お風呂を怖がる場合があるので、おもちゃなどを使ってお風呂場に慣れさせます。
  2. 38度くらいのぬるま湯で身体全体を濡らします。
  3. 顔まわりはデリケートなので、水を含ませたタオルなどで濡らます。
  4. シャンプーを手で泡立てて身体→頭の順に優しく洗います。
  5. 頭→身体の順でシャンプーを洗い流します。流し残しには注意しましょう
  6. タオルで全体的にドライして、ドライヤーを犬の身体から30cmほど離して完全に乾かします。ドライヤーを熱がっている様子なら、温風と冷風を繰り返しながらドライしてください。

ブービエ・デ・フランダースの成犬のお風呂の入れ方

  1. 38度くらいのぬるま湯で身体全体を濡らします。
  2. 顔まわりはデリケートなので、水を含ませたタオルなどで濡らしましょう。
  3. シャンプーを手で泡立てて身体→頭の順に優しく洗います。
  4. 頭→身体の順でシャンプーを洗い流します。
  5. タオルで全体的にドライして、ドライヤーを犬の身体から30cmほど離して完全に乾かします。ドライヤーを熱がっている様子なら、温風と冷風を繰り返しながらドライしてください。

最適な散歩時間

ブービエ・デ・フランダースはスタミナがあり散歩が好きな犬種なので、1回1~2時間の散歩を2回以上行う必要があります。定期的にドッグランや広い公園などで運動させてあげるのもおすすめですが、リードは離さないようにしてください。

散歩が足りないと、運動不足になってストレスが溜まったり肥満になってしまいます。肥満は関節の病気や膵炎などの原因にもなるので、毎日運動させてあげましょう。

ブービエ・デ・フランダースのしつけ方法

ブービエ・デ・フランダースは聡明で飼い主の言うことよく聞くので、しつけを覚えるのは早い犬種です。 ただし、独立心が強く成犬になるにつれて頑固な一面が出てくることもあるので、子犬の頃からしつけを開始してください。

大型犬は何かあってからでは遅いので、大型犬を得意とするしつけ教室やプロトレーナーの手を借りた方がいいでしょう。 飼い犬が言うことを聞かないから感情的に怒鳴りつけたり、暴力で押さえつけようとしては「虐待」になります。 犬はトレーニングを重ねることでしつけを覚える生き物なので、根気よく繰り返し教えてください。

トイレのしつけ方

トイレのしつけは、ブービエ・デ・フランダースを家に迎えたらすぐに開始しましょう。開始時期が遅れると、勝手に排泄場所を決めてしまって矯正するのが難しくなります。

1歳以上のブービエ・デ・フランダースにトイレをしつけ直す場合には、子犬と同様の同様の方法で行いますが、習得するのに時間がかかります。 多頭飼いの場合はトイレを共有する方法もありますが、犬のストレスになるようなら個別のトイレを用意してください。 トイレは大体2~3週間ほどでマスターすることができます。

  1. サークルやケージなどに専用のトイレを用意する
  2. 落ち着かない様子が見えたら排泄をしたがっているサインなので、トイレまで誘導する
  3. トイレが成功したら大げさに褒める

無駄吠えのしつけ方法

ブービエ・デ・フランダースは落ち着いていて基本的に吠えることは少ない犬種ですが、テリトリーに見知らぬ人間が入ってきて警戒したり、飼い主に甘えるときに吠えることがあります。 無駄吠えは人を怖がらせたり、騒音としてトラブルになることもあるので、子犬の頃からしつけをする必要があります。まずは吠える原因を探り、それぞれに合うしつけを行います。

  1. 見知らぬ人に警戒しないように、社会化期の頃に他人や犬に慣れさせる
  2. チャイムなどの物音に対して吠える場合は、原因の音を鳴らしてご褒美を与えるトレーニングをする
  3. 飼い主に甘えたり何かを要求して吠える場合は、無視をして「吠える=構ってもらえない」と認識させる

噛み癖のしつけ方法

牧畜犬種は遊んで興奮したとき、人の足に歯を当てることがあります。ブービエ・デ・フランダースはパワフルなので、癖がついてしまうとケガやトラブルに繋がる危険性があります。子犬の頃から癖がつかないようにしっかりとトレーニングをしましょう。

歯が生え替わる時期は、しきりにものを噛もうとします。これは乳歯が抜ける前の違和感による行動で、通常は永久歯が生え揃えば落ち着くため問題ありません。 噛んでもいいおもちゃなどを与えましょう。

  1. 甘噛みをされたら、大きな声で「ダメ」と言う
  2. 「ダメ」と言いながら大きな音を立てる
  3. 飼い主に構ってほしくて噛む場合は無視をする

待てのしつけ方法

トリミングサロンや散歩中など、さまざまなシチュエーションで「待て」は役立ちます。 ブービエ・デ・フランダースは力が強いので、興奮したときに制御できなければいけません。「待て」を覚えれば落ち着くまで待機させることも可能です。

  1. 飼い主の正面にお座りをさせる
  2. 「待て」と指示して「よし」と言うまで待っていられたら、ご褒美を与える
  3. 「待て」と「よし」の間隔を少しずつ伸ばす

留守番のしつけ方法

普段は大人しい性格をしていても、留守番に慣れていないと不安になって問題行動を起こすことがあります。ブービエ・デ・フランダースは身体が大きいので被害も大きくなる可能性もあります。

外から聞こえる物音に警戒して不安になることもあるので、あらかじめさまざまな刺激に慣れさせておくことが大切です。

  1. リラックスして過ごせるケージやサークルを用意する
  2. 短時間の留守番をさせて、成功体験を積ませる
  3. 徐々に留守番の時間を伸ばしていく

保護犬の里親情報をチェック!

shutterstock.com/foster_parent

家族として犬を迎えることを検討されている場合は、「保護犬の里親になる」という選択肢もぜひご検討ください。 新たな飼い主さんのお迎えを待っている子たちがたくさんいます。

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1 名無しさん
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初めてみた犬種です!なにこの写真の子ー!すごい可愛いなぁ。ここを見てると知らない犬種も知れて勉強になります!