犬も入浴剤を使ってスキンケア?!犬用入浴剤の効果と正しい入浴方法を解説!

犬も入浴剤を使ってスキンケア?!犬用入浴剤の効果と正しい入浴方法を解説!

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人間がお風呂で入浴剤を使ったり、温泉に浸かったりすることで癒されるように、犬もお風呂で人間と同じような効果を得られると言われています。 そのため近年では犬専用の入浴剤が注目されています。この記事では、犬専用の入浴剤やその効果について詳しく解説していきます。

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ペット用の炭酸入浴剤の効果とは

きれいな毛並みの犬

chaoss/shutterstock.com

ペット用の炭酸入浴剤でも炭酸泉のような効果が得られます。炭酸泉によって得られる効果には次のようなものが挙げられます。

血行促進

犬が炭酸泉に浸かると毛穴などから二酸化炭素が吸収されます。それにより一時的に血液の中に酸素が足りない状態になるため、体は酸素を取り込もうとする働きかけます。その結果、血流が活発になり、身体全体の血行が促進されます。

新陳代謝のアップ

犬が炭酸泉に浸かると血流が活発に流れるため、皮膚の老廃物が溶解します。その結果、皮膚の再生が進み、皮膚の新陳代謝がアップする効果を期待できます。また、血流が促進されることで全身の隅々の細胞に栄養がしっかり届くため、皮膚や被毛はもちろん、全身の新陳代謝アップにつながります。

血圧の低下

血流が促進されると体温が上がり、それによって毛細血管が開くようになり、血圧の低下につながります。心臓疾患など血圧が高くなることで病気を患っている犬には、炭酸泉がおすすめです。

ただし血液循環が良くなることで心臓への負担が大きくなるケースもありますので、全身炭酸泉に浸かるのではなく足湯にするなどの工夫が必要になることもあります。

毛並みのツヤ

炭酸泉にも洗浄効果はあるので、皮膚の皮脂など汚れや被毛の汚れなどをキレイに落とすことができます。フワフワの毛並みも手にすることが可能です。

保湿効果

炭酸泉に浸かると身体をしっかり温めることができるので、冷え性の予防にもなります。熱が体内にとどまることで、体調不良の予防にもなります。

温泉もおすすめ!

温泉

leungchopan/shutterstock.com

人間にはさまざまな効果をもたらす温泉ですが、犬も同じような効果が得られるのでしょうか?結論から述べるなら、犬も温泉の効能から効果を得ることが可能です。

実は犬に対する温泉効果の実験が行われていて、効能があることが報告されています。実験によると、温泉入浴後の犬はストレス値が下がること、非常にリラックスした状態になること、入浴後も体温が上昇していることなどが実証されました。

つまり、犬も温泉に浸かることで血行促進の効果が得られるのです。

犬の温泉で注意したいこと

犬の温泉で注意したいことのひとつに、まず温度が挙げられます。犬にとって最適なお湯の温度は、上記でもみたように36度が理想的です。くれぐれも人間の体感温度で決めないようにしましょう。

温泉だとしても、犬にとって適温でなければリラックス効果を得ることはできませんし、お湯が熱すぎると熱中症になる可能性や皮膚の乾燥にもつながります。

また、温泉施設は独自でさまざまなルールを設けています。たいていの温泉施設は公共施設となっていますので、当たり前のことですが入浴前にルールをきちんと確認し、マナーを守るようにしましょう。

硫黄温泉には要注意!

数ある源泉の中でも、硫黄温泉には注意が必要です。なぜなら、硫黄温泉は含有量はごく僅かですが、空気より重い高毒性のガスである硫化水素が含まれているからです。人間の場合は特に問題ありませんが、犬は人間よりも体重が軽いため、たとえ僅かな含有量だとしても十分気を付ける必要があります。

また硫黄温泉に浸かっている際、愛犬が温泉水を大量に飲んでしまう可能性もあります。万が一大量に温泉水を飲んでしまうと、まぶたの痙攣、咳、肺炎、肺水腫、呼吸促迫、嘔吐、めまい、錯乱、痙攣、昏睡などの症状があらわれる可能性があります。

もちろん個体差もあるので、温泉水を飲んでしまうと必ずそれらの症状がでるわけではありませんが、十分に気を付ける必要があります。

温泉で期待できる疾患の効果

温泉の持つ効能によって、愛犬が患っている疾患の症状を改善へとサポートする働きを期待できます。

・皮膚疾患 近年アトピーをはじめとした皮膚トラブルを患っている犬は増えています。高アルカリ泉の温泉に浸かるなら天然の石鹸効果があるので、皮膚の表面の汚れを取り除き、皮膚を清潔に殺菌する作用を期待できるでしょう。

・神経疾患 関節の炎症や筋肉の動きが悪くなる運動麻痺などの神経疾患による神経痛には、鎮静効果や浮力作用などの効果が得られる塩化物泉やラジウム泉などの温泉がおすすめです。

・筋肉ケア スポーツ競技を行う犬にとっては温泉の温かいお湯自体が筋肉のケアとなり、血液循環をサポートします。また新陣代謝もアップし、老廃物を体外へ排出するよう促すので、筋肉疲労の回復が早まる効果を期待できます。

・お腹が弱い 犬の中にはお腹を下しやすく、胃腸炎をよく発症するなど、もともとお腹が弱い子もいます。温泉に浸かるなら体全体が温まり、湯船からでた後も保温効果が持続するので、お腹の調子の改善をサポートします。

また上記でみた、炭酸泉が作れる入浴剤を使って自宅で浸かってもお腹の調子に効くので、試してみるのはどうでしょうか?

まとめ

お風呂に入るブル

iofoto/shutterstock.com

犬の入浴剤の効果や入浴についてみてきましたが、いかがでしたか?

犬はシャンプーで洗浄するだけでなく、入浴剤の入った湯船に入浴することで保湿効果をはじめとする効果を期待できます。また、今注目されている酵素や炭酸泉、また温泉に浸かることでもさまざまな効果が得られ、健康維持につながります。

しかし水を苦手とする子もいることでしょう。まずは自宅の湯船に少しずつ慣れることからはじめてみるのはどうでしょうか?愛犬と一緒にお風呂に浸かったり、温泉に出かけたりするなどして、心と体をリフレッシュさせてあげてくださいね。自慢できるフワフワの毛並みを手にすることもできますよ。

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