犬も入浴剤を使ってスキンケア?!犬用入浴剤の効果と正しい入浴方法を解説!

犬も入浴剤を使ってスキンケア?!犬用入浴剤の効果と正しい入浴方法を解説!

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人間がお風呂で入浴剤を使ったり、温泉に浸かったりすることで癒されるように、犬もお風呂で人間と同じような効果を得られると言われています。 そのため近年では犬専用の入浴剤が注目されています。この記事では、犬専用の入浴剤やその効果について詳しく解説していきます。

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犬専用の入浴剤にはどんな効果があるの?

お風呂グッズと子犬

Liliya Kulianionak/shutterstock.com

人間がお風呂で入浴剤を使ったり、温泉に浸かったりすることで癒されるように、犬もお風呂で人間と同じような効果を得られると言われています。

そのため近年では犬専用の入浴剤が注目されています。この記事では、犬専用の入浴剤やその効果について詳しく解説していきます。

犬の皮膚はとても敏感!

愛犬を入浴剤入りのお風呂に入れる前に、犬の皮膚のデリケートさについて理解しておくことは大切です。

■犬の皮膚は薄い 犬の皮膚は人間の約3分の1程の薄さしかないと言われています。そのため、乾燥などによりバリア機能が破壊されやすいデリケートな皮膚をしています。

バリア機能が破壊されてしまうと、外敵からのダメージをそのまま受けてしまい、皮膚を守れなくなることで、アトピー性皮膚炎などの皮膚トラブルの発症リスクを高めます。

■PHが高い 人間の皮膚は弱酸性ですが、犬の皮膚はアルカリ性に近い中性です。一般的に細菌はアルカリ性で繁殖しやすいため、犬の皮膚は細菌感染を招きやすく、膿皮症やマラセチア性皮膚炎などにかかりやすい傾向にあります。

■被毛は密集している 犬の毛穴は1つから複数の毛が何本も毛が生えています。そのため、毛穴からでてくる皮脂汚れが外に排出されにくい性質をしています。皮脂は細菌のエサとなるため、細菌繁殖の原因となり、膿皮症やマラセチア性皮膚炎の発症リスクを高めます。

入浴しながらのスキンケアがおすすめ!

皮膚トラブルを招きやすい性質をしている犬の皮膚を予防するためには、皮脂やアレルゲンの洗浄と保湿がポイントとなってきます。おそらく飼い主さんの多くが、洗浄の大切さはご存知のことでしょう。では保湿ケアはどうでしょうか?

犬も人間の皮膚のように、洗浄後は保湿ケアをしっかり行い、バリア機能を守る必要があります。そこでおすすめなのが、”入浴”です。入浴は体の汚れを落としながら、血行を促進することができますし、入浴剤を使用するなら保湿ケアも同時に行えます。

そのため、最近では犬専用の入浴剤が注目されているのです。

犬の正しい入浴方法とは?

体を洗ってもらう犬

Markus Gann/shutterstock.com

入浴剤をご紹介する前に、まず犬の正しい入浴方法をマスターしましょう。次のような手順で、愛犬を入浴させてください。

①まずは入浴の準備

愛犬の入浴の準備として、まずお湯の温度を調節しましょう。犬の入浴の適温は少しぬるいと感じるくらいがちょうどよいと言われています。愛犬と一緒に飼い主さんも湯船に一緒に浸かる場合は、飼い主さんが風邪をひかない38℃ぐらいを目安にすることができるでしょう。

愛犬だけが入浴する場合は、少し低めの36℃ぐらいのぬるさが理想的な温度です。ただし、犬にとって沸かしただけのお湯は刺激が強く皮膚にダメージを与えるので、入浴剤を使用することを忘れないようにしましょう。

②入浴とマッサージ

犬の入浴は被毛や皮脂の汚れを落とすことが主な目的ですから、お風呂に浸かりながらマッサージをして汚れを落としやすいようにしましょう。マッサージをする際は、毛の流れに沿ってやさしく撫でるようにマッサージをすることがポイントです。決してゴシゴシと力強く行ってはいけません。

また、入浴時間は最大で10分程度を目安としましょう。体が小さい小型犬の場合は5分程度の入浴がよいケースもあります。愛犬があまりにも気持ちよさそうな表情をしているとついつい長風呂になりがちですが、長時間お風呂に浸かっていると熱中症になることがあるので気を付けましょう。

③タオルドライ

入浴後はタオルを使って全身の水分をふき取りましょう。ドライヤーを使って乾かすこともできますが、熱が強すぎると皮膚の水分が逃げてしまい体に大きな負担がかかるので、可能であればタオルドライで完成させましょう。

でも足の指の間など空気が入りにくい部位は、被毛が湿っていると皮膚トラブルを招く可能性もあるので、さっとドライヤーを当てて乾かすことができるかもしれません。また人間が洗顔後は必ず保湿ケアをするように、愛犬にも被毛や皮膚に保湿スプレーなどを使って保湿ケアをすることを忘れないようにしましょう。

スキンケア効果もある犬専用の入浴剤

お風呂でリラックス

Katrina Brown/shutterstock.com

近年、愛犬をお湯のなかでリラックスさせたい!という飼い主さんの願いをかなえる犬専用の入浴剤が注目を集めています。人間の入浴剤のように、湯船の中に入浴剤を入れて溶かすだけです。

入浴剤を溶かしたお湯につかると被毛がフワフワになり、保湿成分効果もあるので、皮膚や肉球も潤いがよみがえる効果が期待できます。

ペットメーカーにもよりますが、タブレットタイプやパウダータイプ、また香りも選べるので、愛犬の好みに合った入浴剤を探してみるのはどうでしょうか?

酵素入浴もおすすめ!

人間のスキンケアでも定番となりつつある”酵素”には、さまざまな効果が期待されています。

酵素には体臭などのニオイの原因物質を分解する消臭作用、菌の増殖を抑えて肌のターンオーバーサイクルの乱れを改善する肌トラブルの改善、発汗作用によるデトックス効果などのメリットが挙げられます。

そんなメリットだらけの”酵素入浴剤”を愛犬のために使用するなら、犬独特の体臭はもちろん、皮膚と被毛の清潔さを維持でき、フワフワの毛並みを手にすることができるでしょう。酵素は皮膚に優しいので、子犬から老犬まですべての年齢の犬が安心して使えるのも魅力となっています。

炭酸泉もおすすめ!

人間同様、犬も”炭酸泉”に入ることで、さまざまな効果を得られます。

そもそも炭酸泉とは炭酸ガスがお湯に溶け込んだもので、人工的に二酸化炭素をお湯に溶かして作ることもあります。そのため炭酸泉は二酸化炭素が解けた二酸化炭素泉と、炭酸塩や重炭酸塩が解けた炭酸水素塩泉の2種類に大きく分類されています。

いずれにしても、アルカリ性なので入浴することで化学反応が生じ、古い角質が溶けることでお肌がツルツルにキレイになる効果が期待できます。

炭酸泉とマイクロバブルの違いとは?

ペットサロンを利用している方であれば、マイクロバブルを愛犬にさせたことがあるかもしれません。

マイクロバブルとは細かい泡を人工的に発生させて、電気分解や超音波などを使って、炭酸泉よりも細かい泡で汚れやニオイを除去していきます。泡がとても細かいので、炭酸泉よりも洗浄力が高いと言われています。

一方、炭酸泉は皮膚から炭酸がしみこみ、血流を促して新陣代謝を活発にさせる働きがあるので、健康維持にもつながります。犬を炭酸泉に入れるとマイクロバブルでは得られない効果を期待できます。

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