犬に豆腐はOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

犬に豆腐はOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

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豆腐は「畑のお肉」と言われるほど、体に必要な栄養素を豊富に含む健康食材の一つです。豆腐は人だけでなく、犬にとっても健康にメリットがあります。豆腐は基本的には犬に安心して与えることができます。しかし与え方や量に工夫が必要です。ここでは、犬に豆腐を与えるメリットや注意点を詳しく解説します。

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犬に豆腐を与えても問題ない?

豆腐

Mikhailov Studio/shutterstock.com

豆腐は「大豆」と海水からできた「にがり」を原材料として作られています。大豆には豊富な植物性たんぱく質が含まれていて、体を作るうえで欠かせない栄養素の一つです。

そんな栄養豊富な豆腐は、基本的には犬に与えても問題ありません。犬にとっても健康にある程度のメリットが期待できます。

豆腐はヘルシーでカロリーが低いように思えるかもしれませんが、実は意外と脂肪を多く含んでいます。豆腐には「木綿」と「絹ごし」の2種類ありますが、絹ごし豆腐のほうがカロリーは低いので、肥満気味な犬に与えるなら絹ごしのほうがいいでしょう。

豆腐には水分がたくさん含まれています。絹ごし豆腐は約89%、木綿豆腐は約87%が水分です。便がゆるくなったり下痢を起こしやすくなったりする食材でもあるので、与え過ぎないよう注意が必要です。

犬に豆腐を与えてもいい量

基本的に犬が必要とする栄養素はドッグフードの中にすべて含まれています。ですから副食を与えたい時はドッグフードのトッピングやおやつ程度の量にとどめておきましょう。そうでないと、逆に健康に悪影響を与えかねません。

犬に与えてもいい豆腐の適正量は犬の体重や体の大きさによって異なります。では、犬の体重別に豆腐の目安量を解説します。

超小型犬の場合

超小型犬とは体重が4kg未満の犬を指します。チワワやトイプードル、パピヨン、ボロニーズ、豆柴、ポメラニアン、ヨークシャーテリアといった犬種が超小型犬に含まれます。

あくまで目安ですが、超小型犬であれば豆腐10g~20gぐらいが良いでしょう。豆腐1丁がだいたい350~400gなので、1/20程度もしくはそれよりも少ない量になります。

小型犬の場合

小型犬とは体重が10kg以下の犬のことです。シーズーやチベタンスパニエル、テリア、パグ、狆、ミニチュアダックスフンドやミニチュアシュナウザーなどが挙げられます。

小型犬に食べさせる豆腐の目安量は30g~40g前後です。豆腐1丁の1/10ほどです。

中型犬の場合

体重が25kg以下の犬が中型犬に入ります。コッカースパニエルやウェルシュコーギー、ジャーマンピンシャー、バセンジー、ブルドッグ、日本スピッツなどが含まれています。

中型犬に与えていい豆腐量はだいたい50g程度です。豆腐1丁の1/6から1/8程度になります。

大型犬の場合

大型犬は体重が25kg以上の犬のことです。秋田犬やアフガンハウンド、アイリッシュセッター、シベリアンハスキー、ドーベルマン、ダルメシアンなどが含まれています。

大型犬であればだいたい150g程度を目安に与えることができます。豆腐1丁の約半分からそれより少ない量と覚えておきましょう。

子犬の場合は注意が必要

子犬にも豆腐を与えることはできますが、子犬は消化不良を起こしやすいので注意が必要です。子犬はまだ消化器官が発達していない状態です。豆腐には水分が含まれていますし、大豆に含まれるレクチンが下痢を起こしやすくすることもあります。

子犬に豆腐を与える時は「ごく少量」にとどめておくか、もしくはわざわざ与えなくてもいいといえるかもしれません。

犬に豆腐を与えることで期待できる効果

犬

pexels.com

豆腐には体にメリットがあるたくさんの栄養素が含まれています。その中でも代表的な栄養素をいくつか取り上げます。

植物性たんぱく質

たんぱく質は皮膚や筋肉といった体のさまざまな組織を健康に保ち、作るのに必要なエネルギー源です。それで、特に成長期の犬の体つくりに必要な栄養素となります。たんぱく質は絹ごし豆腐よりも木綿豆腐の方が多く含まれています。

サポニン

サポニンには界面活性作用があります。このサポニンは血管についたコレステロールや脂肪の吸収を抑えて、肝機能を守る働きをしてくれます。抗酸化作用もあるため、老化を防止し、皮膚や被毛をきれいに保つアンチエイジング効果も期待できます。

イソフラボン

イソフラボンは体内でエストロゲンと似たような働きをする、ポリフェノールの一種です。骨粗しょう症や循環器系の疾患を予防する効果を期待できる栄養素となっています。

イソフラボンにも抗酸化作用があるため、活性酸素を除去し、体の健康を維持するのにも役立ちます。

犬に豆腐を与えるときの注意点

健康な成犬に適量を与える分には、豆腐は健康に一定の効果を期待できます。冷蔵庫から出してすぐだと冷たすぎてお腹を壊してしまうことがあるので、常温に戻したものを与えるようにしましょう。ペースト状にしてあげると、なお消化が良くなります。

稀に大豆アレルギーをもつ個体もいるので注意が必要です。特に初めて豆腐を食べさせる時はごく少量だけ与えて様子を見るようにしてください。もし、耳や体を掻き出したり、皮膚に赤みが出たりした場合はアレルギーの可能性があるので、食べさせてはいけません。

また、豆腐にはカリウムやマグネシウムといったミネラルも豊富に含まれています。健康な犬であれば問題はありませんが、腎臓に疾患を持つ犬や結石を起こしやすい犬には与えない方がいいでしょう。

もし、豆腐を食べた後で愛犬に何らかの体調の変化が見られる時には獣医師に判断を仰ぐようにしてください。

たまご豆腐や枝豆豆腐は与えても問題ない?

豆腐にはたまご豆腐や枝豆豆腐、ごま豆腐といった加工された豆腐もあります。大豆とにがりで作られた豆腐に食材を加えて作られたものであれば与えても大丈夫ですが、塩や砂糖、出汁が混ざっているものは与えないようにしてください。

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