犬に里芋はOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

犬に里芋はOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

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ねっとりとした食感が特徴の里芋は、煮物や汁物など和食を中心に使われることの多い食材の一つです。また芋類の中でも低カロリー、低糖質なのでダイエット食材としても人気です。犬にも里芋を与えることはできますが、与える際には注意点もあります。今回は、犬に里芋を与える効果や正しい与え方を紹介したいと思います。

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犬に里芋を与えても問題ない?

ざるの上に置かれた沢山の里芋

funny face/shutterstock.com

里芋は、インド東部からインドシナ半島が原産で、サトイモ科の植物です。関東を中心に生産されており、秋から冬にかけて旬を迎えます。

里芋は、親芋を中心に子芋、孫芋、ひ孫芋とたくさんの芋ができることから、日本では子孫繁栄の縁起物としてお正月料理にも使われる食材の一つです。

里芋には、犬が中毒を起こす成分は含まれていないので、犬に里芋を与えても問題ありません。ただし、犬に里芋を与えるときは、与え方や与える量に注意する必要があります。

犬に里芋を与えてもいい量

ごはんを食べている子犬

Natali Zakharova/shutterstock.com

里芋は、芋類の中でもカロリーや糖質が低いとされていますが、健康に良いからといって犬に与え過ぎるのは良くありません。

犬は肉食に近い雑食動物なので、野菜の消化を苦手とします。そのため、一度にたくさんの里芋を与えてしまうと、消化不良を起こしてしまう可能性があります。犬に里芋を与えるときは、きちんと「適量」を守って与えるようにしましょう。

犬に与えてもいい里芋の量は、犬の体重や大きさによっても異なります。では、どのくらいの量の里芋を与えたらよいのか犬の体重別に見てみることにしましょう。

超小型犬の場合

超小型犬には、体重4kg未満の犬が含まれます。超小型犬の中では、チワワやパピヨン、トイプードル、マルチーズなどが人気犬種です。

目安として、体重1kgにつき6~8g程度の里芋を与えることができるでしょう。例えば、体重3kgの犬なら、18g~24g程度です。愛犬の体重に合わせて量を調節してください。

小型犬の場合

小型犬とは、体重が10kg以下の犬のことです。シーズーやシェットランドシープドッグ、スコティッシュテリア、ミニチュアダックスフンドなどが、小型犬に含まれます。

体重が5kg~10kgの小型犬の場合は、だいたい30g~80gまでを目安として与えることができます。

中型犬の場合

中型犬とは、体重が25kg以下の犬のことをいいます。例えば、ビーグルやバセンジー、バセットハウンド、ブルドッグなどを挙げることができます。

体重20kgの犬なら120g~160g程度、体重25kgの犬なら150g~200g程度が目安量です。

大型犬の場合

大型犬には、体重25kg以上の犬が含まれます。大型犬を代表する犬種として、ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバー、ダルメシアン、シベリアンハスキーなどがいます。

体重30kgの大型犬なら180g~240g、体重が40kgの犬なら240g~320gまでが目安量となります。

子犬の場合は注意が必要

子犬に里芋を与える場合は特に注意が必要です。なぜなら、子犬は消化器官がまだ発達しておらず、消化不良を起こしやすいからです。

ゆえに、子犬に里芋を与える場合は、消化不良による下痢や嘔吐に注意し、過剰摂取させないようにしましょう。

犬に里芋を与えることで期待できる効果

二つ並んで置かれた新鮮な里芋

funny face/shutterstock.com

里芋の皮をむいた時のぬめりは、「ガラクタン」という成分によるものです。このガラクタンは、炭水化物とタンパク質の複合体で、コレステロールの低下や高血圧の予防に効果があると期待されています。さらには、動脈硬化を防いだり、ガン細胞を抑制する働きがある成分としても注目されています。

加えて、里芋には「カリウム」が豊富に含まれています。カリウムは、体内の余分な塩分や老廃物を排出する働きがあるので、利尿作用や高血圧予防に効果が期待できます。

犬に里芋を与えるときの注意点

犬に生の状態の里芋を与えるのは絶対にNGです。生の里芋を犬に与えると、里芋中毒を引き起こす可能性があります。犬に里芋を与えるときは、必ず加熱処理したものを与えるようにしてください。

また、犬は食べ物を丸のみする習性があるので、里芋を大きいまま与えてしまうと、喉に詰まらせてしまう可能性があります。犬に里芋を与えるときは、食べやすいように小さくカットしてから与えるようにしましょう。

さらに、里芋には「シュウ酸」が含まれています。シュウ酸を過剰摂取すると、尿路結石になるリスクが高まるので注意が必要です。尿路結石になると、尿が体外へ排出されないため腎臓に大きな負担がかかり、最悪の場合腎臓が正常に機能しなくなることもあります。特に、尿路結石を患ったことのある犬には里芋は与えないでください。

犬によっては、里芋にアレルギーを持つ子もいます。里芋を食べた後に、下痢や嘔吐など何らかの症状が出た場合には、自己判断せずに、すぐに動物病院に連絡するようにしてください。

ジャガイモやさつまいもは与えても問題ない?

新鮮なじゃがいも

Nattika/shutterstock.com

ジャガイモやさつまいもなどの芋類も、犬に与えて大丈夫なのでしょうか。

基本的に、ジャガイモを犬に与えても問題ありませんが、必ず柔らかくなるまで加熱してから与えるようにしてください。また、ジャガイモの芽や緑色の皮部分には、中毒症状を起こす成分が含まれています。犬にジャガイモを与えるときは、必ず芽や皮を取り除くようにしましょう。

さつまいもも加熱したものであれば、犬に与えることができます。ただし、さつまいもはカロリーが高く、糖分も多く含まれるため、犬に与え過ぎると肥満になる可能性があります。また、食物繊維が多く含まれているので、過剰摂取すると下痢や消化不良を起こす原因ともなります。ゆえに、犬にさつまいもを与えるときは、少量だけにし、与え過ぎには注意してください。

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