
ポメラニアンってどんな犬?性格・特徴から考えるしつけと飼い方。
ふわふわな毛とくるんとしたしっぽが何とも言えないくらいかわいいポメラニアン。小さくて、しかも賢いポメラニアンはみんなの人気者です。今回は、ポメラニアンの性格や特徴を生かしたしつけや飼い方のコツをご一緒に探っていきましょう。

ポメラニアンってどんな犬?
祖先はあの大型犬

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ポメラニアンの先祖犬は大型のスピッツ族サモエドであるとされています。
その後、ドイツで牧羊犬や 番犬として使用され、のちにイギリスで小型化されて今の「ポメラニアン」と呼ばれる犬が誕生しました。
イギリスのヴィクトリア女王が熱心に繁殖させたことで人気が高まったんですよ。 また、ポメラニアンという名前は、原産地のバルト海南岸のポメラニア地方にちなんでいます。
ポメラニアンのオスの性格とよくある行動
やはり、元気いっぱいでやんちゃな子が多いようです。 活発な子が多く やや攻撃的なため、しつけによっては大変なことになる場合があります。 また、甘えん坊も多いです。
体格的にはメスに比べて大きい場合が多く、オス特有の後ろ足上げおしっこやマーキングにも注意が必要ですので、室内飼いでは特にしつけをしっかりしましょう。
基本的に、ポメラニアンのオスとメスの性格は性的に成熟する時期になると行動に違いが出始めます。
オスとメスの性格の差は ポメラニアンに限らないことではありますが、個体差や育った環境、しつけ方、元々の素質により、大人しいタイプのオスももちろんいます。
ポメラニアンのメスの性格とよくある行動
中には例外もありますが、人懐こく大人しい子が多いようです。
そのため、しつけはオスと比べるとしやすいと言えます。 飼い主さんとまったりと過ごすタイプも多いですね。 メスの場合も基本的には ポメラニアンのみに限らず、しつけや元々の素質にもよります。
個体差はあるものの、基本的に 体格は小柄な子が多いようです。 普段は大人しい子でも、ヒートと呼ばれる発情期には、攻撃的になる場合が多くみられます。
犬の生理は 生後4ヶ月~1歳頃から年に2度あります。 その際には おむつ をさせなくてはならないことも考えておきましょう。
犬を飼うにあたり、犬種や性別をどうしようかと悩みますよね?
体格は育ってみないとわからないこともありますし、性格は育て方によることがありますので、飼い主さんの性格や生活スタイルにも合わせ、よく検討することが大切です。
ポメラニアンの性格から考えるしつけのコツとは!
活発で友好的、しかも賢い!

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じっとしていない活発な犬種です。
そして、飼い主と共にいることを喜ぶ性格ですし、知性も豊かなので、きちんとしつけるなら素晴らしいパートナーになってくれます。 また、学習能力も高いので、たくさんの芸を覚えることができます。
しつけは犬が人間の社会で人間と一緒に安全な生活をして行くために必要なルールを学習することです。 芸は厳密にはしつけとは違い、ポメラニアンの魅力をより引き立てる仕草や動きができるようになることです。
どちらも飼い主さんとの信頼関係があることを前提にして飼い主さんとコミュニケーションを取りながら一緒に覚えて行きますので、無理をせず楽しみながら進めて行きましょう。
きちんとしつけをすればお利口な犬になること間違いなしですね。
警戒心が強い

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先祖は勇敢な牧羊犬ですから仕方がないのかもしれませんが、何かの物音や見知らぬ人に警戒し、吠えることがよくあります。 中には、吠えるのが癖になっている子もいます。
しかし、賢い犬種なのできちんとしつけをすれば、無駄吠えも抑えることができます。 ポイントは「無駄吠えをしたら無視、止めたら褒める!」ことです。
吠えているときについつい「ダメ!」と叱ってしまうことがありますが、犬は叱られていることを理解できません。
普段は空気を読む能力も高く、飼い主さんが怒っているのか褒めてくれているのかを察して行動できるポメラニアンでも、吠えていると次第に興奮も高まるため、そこで飼い主さんの声を聴くと「飼い主さんも応援してくれている!」と勘違いしてますます。 吠えたり、その後も吠えると飼い主さんが喜んでくれると思い込んでしまうことになります。
警戒心から吠えている場合、犬は内心恐怖も抱いていますから飼い主さんの応援が欲しいところですが、そこは応えてはいけない要求です。
吠え止むまでは心を鬼にして無視し落ち着くのを待ってあげること、冷静になったら褒めてあげることは家族みんなで徹底するようにしましょう。 どの犬にも言えることですが、主従関係をしっかり教えこみましょう。
家族間でもそうですが、飼い主さんの中で首尾一貫していることが何よりも肝心です。 気分によって しつけの仕方を変えてしまったり、かわいいからと甘やかしすぎないのがコツでしょう。
独立心
一匹で遊ぶ時間も必要な特徴があります。 そんな時は構い過ぎず、放っておき、好きに遊ばせてあげてください。
犬に与えるおもちゃですが、おもちゃを飼い主さんと一緒に遊ぶときの特別なものと決めずにひとり遊び用におもちゃを与えていると、ひとり遊びの面白さを覚えてしまい、飼い主さんが遊びに誘っても乗って来ないことがあります。
もちろん例外もあります。お留守番用に、おやつを仕込むタイプの知育おもちゃは有効に活用できるでしょう。
独立心や自立心のある性格を持っているので、近すぎず離れすぎずのちょうどいい関係を築き保つことが、上手な飼い方の コツでしょう。 そしてその自立心から、お留守番に向いている犬とも言えます。
ポメラニアンの特徴から考える飼い方
ポメラニアンは元気いっぱい

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活発な犬なので毎日の運動は欠かせません。 一日2回、10~15分程度の散歩が目安です。
散歩は運動だけではなく気分転換やストレス解消、他人やよその犬とふれあう社会化や認知症予防のアンチエイジングといったメンタル面でも、たくさん目的と効果がある大切な犬の日課です。
室内飼いでフリーにしていると結構部屋の中を走り回って運動しているからという理由や、小型犬だからといって、サボらないようにしなければいけません。 しかし、膝の脱臼や骨が細いため骨折しやすい犬種なので、過激な運動はほどほどに!
ふわふわな毛
最大の特徴であるご自慢のふわふわの毛は、もつれやすいのでブラッシングなどの十分な手入れが必要です。 また、ふわふわしているため、肥満や痩せすぎに気が付きにくいので、ボディチェックも定期的に行ってあげましょう。
夏の暑さにも、しっかりと注意してあげましょうね。
ポメラニアンの性格・特徴から考えるしつけと飼い方のまとめ

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かわいい見た目とは裏腹に、活発でやんちゃな犬種だったんですね。
でも、小さくても勇敢で賢く、物覚えもいいポメラニアンは飼い方もしつけも比較的しやすいために安定した人気を誇るのもうなずけますね。
「遊び好き」や「友好的」、「外交的」と 言われるものの、実際のところは 飼い主さんの育て方やしつけ、接し方が大きく反映されます。実は 元々の素質だけではないのです。
たくさん一緒に遊んであげれば 遊び好きになりますし、たくさんの人間や犬に慣れさせてあげれば友好的になります。 そして生活音や色々な場所に慣れさせてあげれば、外交的になるのです。
行動的には 単純ではありますが、どれも飼い主さん次第なことですよね。
たくさん接してよりたくさんの経験をさせてあげることにより、飼いやすい子になるだけではなく信頼できるパートナーへと成長しますし、かけがえのない存在になること間違いなしです!
ポメラニアンってサモエド系列なんだー!いやちっこいスピッツっていうか丸!!ってイメージあるけど、そっかあのフサフサ具合はサモエドを先祖に持つからだったんだなー。そう言われると納得って感じがしますね。やんちゃで元気な子が多いのも納得だわー。
ポメラニアンの先祖ってサモエラなんだ!?えーーすごい驚きです。でも言われてみれば確かに面影あるような。なるほどね~。元気いっぱいでやんちゃな性格が多いのもそういう遺伝的な要素がなせる感じなんだね~。納得です。
犬は本当に表情豊かですよね。別に個別のパーツを見て判断しなくても、嬉しいんだなとか寂しかったんだなとか表情を読み取れますよね。これは長く人間が犬と暮らしてきた遺伝子がなせる技なのかな?言葉がなくてもお互いに分かり合えるんだから素敵ですよね。