セント・バーナードの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

セント・バーナードの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

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セント・バーナードの性格や飼い方や歴史についてご説明します。

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St. Bernard dog in the summer outdoors for a walk

Anna Mandrikyan/shutterstock.com

名称:セント・バーナード 性格:人によく懐き温和、用心深く頑固な一面も。 寿命:8~10歳 体重: 66~76kg 体高:54~81cm 毛色:ホワイト&レッドブラウン、ホワイト&ブランケット、ブラウン&ブリンドル、イエローブラウン 値段相場:ペットショップ10~30万円、ブリーダー約15〜40万円、ブリーダー直販のペットショップ約15〜40万円

セント・バーナード St. Bernard
セント・バーナード St. Bernard
セント・バーナード St. Bernard
セント・バーナード St. Bernard
セント・バーナード St. Bernard
セント・バーナード St. Bernard
セント・バーナード St. Bernard
セント・バーナード St. Bernard
セント・バーナード St. Bernard
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セント・バーナードの性格

犬の品種の認定をはじめ、犬種標準の指定を行うジャパンケネルクラブ(JKC)によると、セント・バーナードは雪山で遭難した人を助ける救助犬として活躍していました。判断力が高く、自分で考え行動することができるので、多くの人を救ったとされています。 1887年にスイスの国犬に公認され、現在も多くの人に愛される犬種です。

大きな体からは想像がつかないくらい穏やかな性格をもつセント・バーナードは、飼い主にも従順で甘えん坊です。子どもにも優しいので、家庭犬として性格的には申し分ない犬種といわれています。ただしその大きさから、居住環境や飼い主の体力等の条件が厳しく、実際に飼われている頭数は少な目です。

セント・バーナードの祖先犬は、遥か昔から存在したとされるチベタン・マスティフだとされています。両者の見た目は似ていますが、セント・バーナードが人懐っこい性格なのに対し、チベタン・マスティフはよそよそしく警戒心の強い犬種です。

セント・バーナードの平均寿命

H2:セント・バーナードの平均寿命 セント・バーナードは超大型犬なので小型犬や中型犬に比べると寿命は短く、平均寿命は8~10年です。大型犬の中でも短命の方といえるでしょう。

セント・バーナードの平均体重

セント・バーナードの平均体重は、オスであれば71~76kg、メスであれば66~71kgです。全犬種の中で最も体重の重い犬種で、100kgを越える個体もいます。太りやすい体質なので、体重管理をしっかり行い肥満にならないよう気をつけましょう。

セント・バーナードの平均体高

セント・バーナードの平均体高は、オスなら63~81cm、メスなら54~63~80cmです。個体差はありますが、オスの方がやや高くなります。

セント・バーナードの毛色(カラー)

胸や足、尾の先端、マズル・バンド、ブレーズ、うなじはホワイトでなければなりません。 ホワイト・カラーと左右対象のダークなマスクも望ましいマーキングです。

ホワイト&レッドブラウン
Saint Bernar puppy sitting in the grass

Pipalana/shutterstock.com

ホワイト&ブランケット
Saint bernard in winter

Grigorita Ko/shutterstock.com

ブラウン&ブリンドル
St. Bernard dog resting peacefully in the garden

Ingrid Prats/shutterstock.com

イエローブラウン
St. Bernard dog resting peacefully in the garden

Ingrid Prats/shutterstock.com

  • ホワイト&レッドブラウン
  • ホワイト&ブランケット
  • ブラウン&ブリンドル
  • イエローブラウン

セント・バーナードが成犬になるまでの期間

超大型犬であるセント・バーナードは、おおよそ2年で成犬になります。体の大きさは生まれたときに比べると約100倍にも成長します。

※成犬とは身体的な成長が止まることです。

セント・バーナードの鳴き声

温和で我慢強いセント・バーナードは、吠えにくい犬種です。攻撃性も低いので、他の犬や人に吠えることも少ないでしょう。 ただし、無駄吠えのしつけを怠ると吠えやすくなります。体が大きい分声も大きいので、周囲の人を怖がらせてしまう恐れがあります。子犬の頃から無駄吠えしないようしつけることが大事です。

セント・バーナードがかかりやすい病気

セント・バーナードの子犬がかかりやすい病気
病名時期や症状治療費
股関節形成不全股関節の異常により、歩行困難を生じる。大型犬に多い。約40万円

※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。

セント・バーナードの成犬がかかりやすい病気
病名時期や症状治療費
軟口蓋過長ノドの奥にある軟口蓋が厚く、空気が通りにくくなる病気。イビキをかいたり食事を詰まらせたりする。約10万円
気管狭窄気管が潰れ、咳や異常な呼吸音の症状を引き起こす。呼吸困難になる場合も。約1~2万円
悪性リンパ腫リンパ節にできるがん。発症した部位が腫れる。治療法によって異なる
胃捻転食後胃が膨張し、捻じれてしまう病気。処置が遅れると死に至るケースも。大型犬に多い。約20万円

※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。

気温が22~23度、湿度が60%を超えてきたら熱中症に注意する必要があります。 雪国を原産とするセント・バーナードは暑さに弱い犬種です。特に高温多湿の日本の夏は苦手で、命の危険すらあります。夏の暑い時間の散歩は避け、エアコンの効いた室内で過ごすようにしましょう。 真夏以外でも温度が上がる可能性のある車内や、室内でエアコンを付けずに置いておくことも熱中症を引き起こす原因になります。

セント・バーナードの体臭

セント・バーナードはダブルコートで被毛が厚いため、ニオイがこもりやすく体臭が強い犬種です。 またよだれが多く、口の回りが汚れやすいのでニオイがちです。定期的なシャンプーやブラッシングはもちろん、こまめに口の回りを拭いてあげることもニオイ対策になります。 必要ならば、よだれかけを使用してもよいでしょう。

セント・バーナードの飼い方

スイスの国犬であるセント・バーナードは、暑さに弱い犬種なので室内飼いが基本となります。 温和な性格で物覚えもよく、室内犬として飼いやすい犬種ではありますが、超大型犬なので広いスペースがなければ飼うことは難しいでしょう。 よだれが多い犬種なので、室内が汚れる覚悟が必要です。

甘えん坊で心を許した飼い主には愛情深く接する一方で、見知らぬ人には警戒心をもつことがあります。訪問者を怖がらせないためにも、来客時は別室で待てるようトレーニングしておくことをおすすめします。

また超大型犬であることから、病気や高齢になり動けなくなってしまった時のことを考えると、一人または複数人で“抱えることができるかどうか”も考慮した方がいいでしょう。 その際の移動は車になるでしょうから、車を所有していないと飼うのは難しいといえます。

ドッグフードの量・回数

基本的にはライフステージに合った栄養素が含まれているドッグフードを与えます。 セント・バーナードは太りやすい体質のため、毎日のカロリーコントロールが大切です。高たんぱくで低カロリーなドッグフードを選びましょう。

体が大きく関節トラブルのリスクが高いので、グルコサミンやコンドロイチンを含むサプリメント等を与えるのもおすすめです。

フードの種類によって給餌量は異なりますが、子犬の場合は1日摂取量を3~4回に分け、ふやかして与えます。 成犬になれば基本的は1日2回、犬の体調等を見ながら量を調節します。胃捻転を予防するために、食後に運動するのは控えましょう。

食べさせてはいけないもの

犬が食べてはいけない食べ物ネギ類全般(にんにく、ニラ、玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般
犬は避けたほうがいい食べ物ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず

上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

犬に与えてはいけない食べ物!食べてしまった時の対処法もご紹介!

犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。 でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。 今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。

https://mofmo.jp/article/19619

また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。

  • 柑橘類
  • 酢類
  • スパイス類
  • クセのある葉物野菜

上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。

抜け毛の量

セント・バーナードは上毛と下毛をもつダブルコートです。 硬くて短い毛が密に生えるスムースタイプと、ほどよい長さの毛が生えるロングタイプの2種類います。

下毛が厚く湿気を含みやすいので、毎日のブラッシングが必要です。 夏毛や冬毛に生えかわる春と秋の換毛期には大量に毛が抜けるので、スリッカーブラシ等を用いて抜け毛対策を行いましょう。

お風呂の入れ方

セント・バーナードは上毛と下毛をもつダブルコートです。 硬くて短い毛が密に生えるスムースタイプと、ほどよい長さの毛が生えるロングタイプの2種類います。

下毛が厚く湿気を含みやすいので、毎日のブラッシングが必要です。 夏毛や冬毛に生えかわる春と秋の換毛期には大量に毛が抜けるので、スリッカーブラシ等を用いて抜け毛対策を行いましょう。

お風呂の入れ方

セント・バーナードはトリミングを必要としない犬種なので、自宅でのシャンプーが可能です。シャンプーは月に1回程度行いましょう。 ただし、体が大きいので広い洗い場が必要ですし、時間や手間もかかります。洗う時間はもちろん被毛を乾かすにも長い時間を要するので、時間に余裕がある日に実施しましょう。

子犬がシャンプーを嫌がる場合は、無理をせず日を分けて洗います。10分程度を目安にして、手際よく済ませることが大切です。

シャンプーは必ず犬用を使用しましょう。犬の肌や被毛に合うよう作られており、人間のシャンプーとは全く異なるためです。

セント・バーナードの子犬のお風呂の入れ方

  1. ぬるま湯をかけて全身を濡らします。シャワーを使う場合は、音や水圧で犬を怖がらせないように気をつけましょう。
  2. シャンプーで優しく洗います。顔を洗うのを嫌がることが多いので、嫌がらないところから洗い始めて顔は最後にしましょう。
  3. ぬるま湯をかけてすすぎます。まず顔についたシャンプーを落としてから、ほかの部分も洗い流していきましょう。
  4. すぐにタオルで水気を拭きとります。子犬は体温が下がると体調を崩しやすいので、身体が濡れている時間を短くすることが大切です。
  5. ドライヤーの温風で毛を乾かします。風の音で犬を怖がらせないように気をつけましょう。

セント・バーナードの成犬のお風呂の入れ方

  1. 足先からぬるま湯のシャワーをかけていき、全身を濡らします。
  2. シャンプーで優しく洗います。汚れが目立つ場合は、予洗いと本洗いの2回に分けてシャンプーするとよいでしょう。
  3. シャワーをかけてすすいでいきます。身体が大きいので大変ですが、シャンプーをしっかりと洗い流しましょう。
  4. 犬の耳に息を吹きかけて「ブルブル」をさせてから、バスタオルで拭きます。1枚では足りなくなるので、バスタオルは多めに用意しておきましょう。
  5. ドライヤーの温風で毛を乾かします。生乾きはニオイのもとにもなるので、毛の根元までしっかりと乾かしましょう。

最適な散歩時間

セント・バーナードは太りやすい犬種なので、毎日の散歩が必要不可欠です。肥満になると、股関節の病気にかかるリスクが高まるため、1日2回1時間以上の散歩を行いましょう。

超大型犬であるセント・バーナードの散歩は時間的な余裕だけでなく、飼い主の体力が必要です。毎日散歩ができるかどうか、飼う前に検討してから迎えるようにしましょう。

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セント・バーナードのしつけ方法

セント・バーナードは責任感が強く自分で考えて判断する力がある一方、頑固な一面もあります。しつけは時間を要する可能性もありますが、物覚えは良いので根気よく教えましょう。

セント・バーナードの「トイレ」「吠え」「噛み癖」「散歩」「待て」のしつけ方法を紹介すします。

超大型犬は何かあってからでは遅いので、超大型犬を得意とするしつけ教室へ預けたり、プロの手を借りたほうがいいでしょう。

トイレのしつけ方

トイレのしつけは、セント・バーナードを飼い始めたその日から始めるべきしつけの1つです。トレーニングが遅れると、犬はどこで排泄してもよいと覚えトイレを認識できなくなります。

1歳を過ぎた成犬でもトイレのしつけは可能です。ただし、犬は自分の寝床ではトイレをしない習性をもちます。成犬の場合は寝床とトイレを離した方がトレーニングがスムーズに進む可能性が高いです。

犬はきれい好きのため汚れたペットシーツでは排泄をしません。多頭飼いの場合はトイレの数自体を増やしたり、汚れたペットシーツはすぐに取り替えたりする必要があるでしょう。 セント・バーナードの大きな体に合ったサイズのトイレを設置することも大事です。

  1. 大きな身体がはみ出さない程度にペットシーツを敷き詰め、仕切りをしてトイレの場所にする
  2. 犬が床のニオイを嗅いでそわそわしたり、クルクル回りはじめたりしたらトイレへ誘導する
  3. 排泄が終わるまで目を離さないようにし、終わったらたっぷりと褒める
  4. トイレ用トレーの広さだけでできるようにすることを目指して、ペットシーツの範囲を少しずつ狭めながらトレーニングを続ける

無駄吠えのしつけ方法

セント・バーナードは、温和で無駄吠えが少ない犬種です。 しかし、しつけを怠ると吠えやすくなります。子犬の頃から無駄吠えのしつけを行うことが大事です。

  1. 犬は、「何か不安がある」または「何か要求がある」という場合に吠えることが多い
  2. 不安があるようにみえる場合は、何が不安の対象になっているのかを考えて根本原因を取り除く(慣れない音やニオイなどが考えられる)
  3. 要求があるようにみえる場合は、無駄吠えを助長しないためにも安易に応じないようにする(無視するのが基本)
  4. ほかの犬や知らない人と触れ合う機会を積極的につくり、むやみに吠えなくてもよいことを教えていく

噛み癖のしつけ方法

セント・バーナードは温和で我慢強い性格なので噛みにくい犬種です。 しかし体が大きいため、思わぬ事故を招く可能性も否定できません。子犬の頃から噛まないようしつけることが重要です。

また、歯が生え替わる時期は、しきりにものを噛もうとします。これは乳歯が抜ける前の違和感による行動で、通常は永久歯が生え揃えば落ち着くため問題ありません。 噛んでもいいおもちゃなどを与えましょう。

  1. 噛むと危険なものや噛まれると困るものは、犬から見えない場所に隠しておく(噛み癖がつきにくい環境にするため)
  2. 噛みごたえのあるガムや丈夫なおもちゃを与える(「噛んでもよいもの」を教えるため)
  3. 噛み癖がついてしまったら、自分だけで無理にしつけようとせず、プロのトレーナーに相談してアドバイスを受ける

待てのしつけ方法

「待て」は犬の自制心を育て、さまざまな場所で役立つコマンドです。体が大きいセント・バーナードが周囲の人を怖がらせないためにも、待てのしつけは必須です。

  1. 犬の正面に立って「お座り」をさせる
  2. 「待て」と声をかけてから、少しの間だけ待たせる(はじめのうちは1秒でも待てれば十分)
  3. 「よし」と声をかけ、よく褒める(ご褒美に遊んであげるとよい)
  4. 犬にストレスにならないペースでトレーニングを続けながら、待たせる時間を長くしていく

留守番のしつけ方法

セント・バーナードは飼い主と過ごす時間を好む犬種なので、留守番は苦手です。 しかし、物分かりが良い性格なのでトレーニングを行うことで、安心して留守番ができるようになります。 まずは短時間の留守番で慣らしていきましょう。

  1. 犬がリラックスして過ごせるスペースを確保しておく
  2. たっぷりの飲み水を用意し、トイレのペットシーツは多めに敷いておく
  3. 暑さが苦手なので、夏場はエアコンを入れて快適な室温を保つ
  4. そっと出かけて、早めに帰宅する(短時間から練習し少しずつ家をあける時間を長くしていく)

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保護犬の里親情報をチェック!

shutterstock.com/foster_parent

家族として犬を迎えることを検討されている場合は、「保護犬の里親になる」という選択肢もぜひご検討ください。 新たな飼い主さんのお迎えを待っている子たちがたくさんいます。

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