犬猫の飼い主さんへ。新型コロナウィルスとペットの現状と感染拡大防止に向けての対策方法

犬猫の飼い主さんへ。新型コロナウィルスとペットの現状と感染拡大防止に向けての対策方法

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この記事は、これまで厚生労働省や国際獣疫事務局、世界保健機関、日本獣医師会及び各地方獣医師会から発表されている情報をもとに、新型コロナウィルスと犬や猫に関する情報をまとめています。また、もしもの場合のために犬を飼っている方が備えておくべきことについても記載しております。

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犬猫の飼い主さんへ。新型コロナウィルスとペットの現状と感染拡大防止に向けての対策方法

新型コロナウィルスはペットに感染するのか

マスクをする飼い主と犬

MT-R/shutterstock.com

新型コロナウィルスが人から犬や猫などのペットに感染したと考えられる事例が、海外ではいくつか報告されています。例えば、2月下旬から3月上旬にかけて飼育犬にPCR検査を行った結果、陽性反応が出て新型コロナウィルスへの感染が疑われたという事例が香港において報告されています。

さらに、ニューヨークやインドの動物園では飼育員からトラやネコ科の動物に感染した可能性についても報告されていますし、アメリカでは猫に感染したという事例も報告されているようです。

しかし、新型コロナウィルスは主に、飛沫感染や接触感染により人から人へと感染するものであり、人から動物に感染したという事例はわずかな数でしかありません。

日本獣医師会は、「感染の主体は人間であること」「感染した人間からペットに感染する可能性は否定できないため、ペットを感染から守るために飼い主が徹底した感染防御を行うこと」が最も大切であるという見方を述べています。

新型コロナウィルスに動物が感染したときの症状

現在のところ、犬に関しては新型コロナウィルスに感染したときの症状についてはっきりとした情報は確認されていません。猫に関しては、呼吸器系や消化器系に症状が出たとの報告がなされています。

新型コロナウィルスはペットから人に感染するのか

現時点において、犬や猫などのペットから人に感染したという事例は報告されていませんし、動物たちから人に感染し、ウィルスが広がったという証拠もありません

しかし、新型コロナウィルスに限らず“人と動物の共通感染症”を防ぐためには、普段から動物とのキスや動物から舐められること、食べ物を動物とシェアするといった、ペットとの過剰な接触を避けることが大切です。

さらには、動物と接触したりフードやペット用品を扱ったりした後は必ず手を洗う、もしくはアルコール消毒をきちんと行うことが勧められています。

もしものために考えておくべき新型コロナウィルス対策

ペットを飼っている方が新型コロナウィルスに感染した場合、最低でも2週間の療養が必要であり、WHOは伴侶動物や他の動物との接触を控えていることを推奨しているため、ペットをどこかに預けなければいけません。

もしも飼い主である自分が新型コロナウィルスに感染した場合のことを考えて、前もってペットを預けるための準備をしておくことは大切です。それには、ペットの預け先を決めておくこと、ご自身のペットに合わせて必要な用具をしておくこと、ペットの性格や飼育する上で注意しておきたい点などの情報をまとめておくことなどが含まれます。

また、ペットを預ける際に相手方に感染しないように、ペットの受け渡し方法にも細心の注意を払うことが重要と言えます。

感染防止のために

人からペットへと感染するのを防ぐために、日本獣医師会ではまずは飼い主がしっかりとした感染防御の対応を取ることがもっとも重要であると強調しています。

特に、新型コロナウィルスは猫の感受性が高いと言われており、人から猫、もしくは猫から猫に感染する可能性があるため、猫を外に出さず室内で飼育することがペットへの感染を防止するうえで大切です。

もし、新型コロナウィルスに感染した飼い主と濃厚接触があった動物に感染症状が認められた際には、事前にかかりつけの獣医師に電話で連絡をし、獣医師の指示に従って動物病院で診察を受けさせるようにしてください。

もし飼い主が感染した場合のことを考え、ペットの預け先を決めておく

飼い主が感染した場合、ペットと接触を控えることが推奨されているため、万が一に備えて事前にペットの預け先を決めておくようにしましょう。一番良い方法は、自身のペットのことをよく理解してくれている、信頼できる家族や知人に預けることです。

ペットホテルを利用するという方法もあるでしょう。また、民間の預かりサービスを利用する方法もあります。例えば、ペット保険のアニコム損保を子会社に持つアニコムホールディングス株式会社では、コロナウィルスに感染した方のペットを長期間預かる「#stayanicom」というプロジェクトを行っています。詳しくは下記のURLから情報をご覧ください。

さらに、東京都だけになってしまいますが、ペットの預け先が見つからない方のために相談ダイヤルが設置されています。

・専用ダイヤル電話番号:03-5320-4392(平日午前10時から午後4時まで)

どの方法でペットを預けるとしても、まず飼い主として預ける前にしておくべきことは事前の準備です。

新型コロナウィルスに感染すると、最低2週間は外に出ることができません。そうなるとペットフードなどを入手することが難しくなってしまいます。ペットの命や住環境に必要な充分な量を備えておくことは大切なことです。

また、どこかに預けることになった際に必要になるのは「ペットの情報」です。名前や年齢、性格、好きなことや生活習慣、かかりつけの動物病院の連絡先などをノートにまとめておくようにしましょう。

受け渡しの際は、相手の方への感染に注意する

ペットを預ける際は、受け渡しの仕方に特に気を付けるようにしてください。感染した飼い主と受け取る側が直接接触しない方法を取ることが、感染拡大を防止するうえで非常に重要です。

例えば、家族や知人に預かってもらう際には玄関先にペットを入れたケージを置いておき、その後受け取る側が取りに行くといった方法を取ることができます。

また、ペットホテルや民間預かりサービスなどを使用する時にも、感染した本人が預けに行くのではなく、知人など代理の人に依頼することができるでしょう。その際も、知人と直接接触せずにペットを引き渡す方法を取ることが重要です。

万が一、ペットを預ける際は想いを伝える

どこかに預けられることで一番不安なのは愛犬でしょう。愛犬を不安にさせないように、「頑張って治して迎えに行くからね」「いい子で、元気で待っていてね」と言い聞かせて、飼い主の思いを伝えてあげてください。

もちろん一番大切なことは、飼い主本人が新型コロナウィルスに感染しないように感染対策を十分に行っておくことと言えます。

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