犬に昆布はOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

犬に昆布はOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

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昆布には犬の健康にも役立つ栄養素が含まれているので、犬に与えても問題ありません。ただし、与え過ぎると下痢や嘔吐につながるので、与え方や量を守ることが大切です。ここでは、犬に昆布を与える際の注意点や与えていい量をまとめました。

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犬に昆布を与えても問題ない?

昆布を頭にかぶる犬

S Curtis/shutterstock.com

昆布は日本人の暮らしに欠かせない食材といっても過言ではありません。昆布で出汁を採ったりつくだ煮にしたり、煮物で使用したりなどさまざまな調理に使用されています。

昆布には非常にたくさんの栄養素が含まれています。昆布に含まれる栄養素は、犬の健康を維持するうえでもある程度の効果を期待できます。昆布には犬が中毒を起こすような危険な成分は含まれていないので、ぜひ愛犬の食事に上手に取り入れてあげたい食べ物です。

ただし、昆布を与え過ぎてしまうと下痢や嘔吐につながるので、適量を守って与える必要があります。昆布には水溶性食物繊維が豊富に含まれているため、過剰に摂取するとお腹を壊す原因となってしまいます。

また、昆布を大きいサイズのまま犬が丸飲みしてしまうことも、消化不良の原因となってしまいます。犬に昆布を与える時は小さくカットしてあげたり、柔らかく煮てあげたりするなどして、食べやすくしてあげましょう。特に、乾燥昆布をそのまま犬が食べてしまうことがないように注意してあげてください。犬の喉を傷付けてしまう恐れがあるからです。

昆布で採った出汁をドッグフードにトッピングしてあげることもできるでしょう。昆布出汁を与える時は、他に塩や調味料、香辛料が入っていない無塩昆布だけで採った出汁を与えるようにしてください。

犬に昆布を与えてもいい量

犬の置き物とこんぶ

riphoto3/shutterstock.com

犬に与えていい昆布の量は、犬の大きさや体重によって異なります。昆布には確かにたくさんの栄養素が含まれてはいますが、栄養摂取を目的として大量に与える必要はありません。なぜなら、犬は1日に必要とする基本的な栄養素はドッグフードだけですべてまかなうことができるからです。

犬に主食以外に副食を与える時は、1日の食事量の10%程度を目安に与えることが勧められています。副食を与える時は、その分だけ主食を減らして調整を図ります。10%程度ということは、ドッグフードのトッピングやおやつ程度の量で十分であるということです。では、犬の体重ごとにどれくらいの量を目安に副食を与えると良いのか取り上げましょう。

超小型犬の場合

超小型犬とは体重が4kg未満の犬種のことを指します。ヨークシャーテリアやマルチーズ、チワワ、ポメラニアン、マメシバやトイプードルなどの犬種が含まれます。

超小型犬の食事量は約100g~200gの間です。ゆえに、昆布を含め副食を与える時は10%の10g~20gを目安に与えることができます。ちなみに、昆布は水で戻してからの量で計算します。

小型犬の場合

小型犬とは体重が10kg以下の犬のことです。パグやミニチュアシュナウザー、ミニチュアダックスフンド、狆(チン)、ペキニーズ、ボストンテリアやシーズーといった犬種が含まれます。

体重5~10kgの小型犬は300g~500gが1日の食事量となります。ですから、副食は30g~50gを目安に与えることができます。

中型犬の場合

体重25kg以下の犬種が中型犬に入ります。例えば日本スピッツやボーダーコリー、ブルドッグやフレンチブル、バセットハウンド、ビーグル、テリアなどの犬種です。

中型犬の1日の食事量は500g~1000gの間で調整します。ゆえに、副食量の目安は50g~100gの間となります。

大型犬の場合

大型犬は体重25kg以上の犬種のことです。ラブラドルレトリバーやゴールデンレトリバー、秋田犬、セントバーナード、ダルメシアン、ドーベルマンなどが含まれます。大型犬は1000g以上の食事を体重に合わせて与えるので、昆布などの副食は100g前後を目安に与えるようにしましょう。

子犬の場合は注意が必要

子犬に昆布を与える時は特に注意が必要です。なぜなら、子犬は消化器官がまだ発達しておらず、ちょっとしたことでも嘔吐や下痢などの消化不良を起こしやすいからです。

子犬に昆布を与える時は体重や犬種に関わらず、ほんの少しの量にとどめておくようにしましょう。昆布そのものを与えるよりも、出汁にして少し与えてあげると良いかもしれません。

犬に昆布を与えることで期待できる効果

昆布

boommaval/shutterstock.com

昆布には水溶性食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は胃腸を整えたり、便秘を解消したりするのに役立ちます。また、昆布を含め海藻類にはヨウ素が含まれています。ヨウ素は体内の新陳代謝を整える甲状腺ホルモンの働きに効果を期待できます。

他にも、昆布に含まれるカリウムやナトリウムなどのミネラルは体内の塩分量を調節する働きをしてくれます。また、ビタミンKも昆布には含まれていて、ビタミンKは血液や骨を作るのに欠かせない栄養素となっています。

犬に昆布を与えるときの注意点

犬に昆布を与える時は量や大きさに注意することに加えて、味付けされていないものを与えるようになさってください。犬にとっては塩分過多となってしまいます。

腎臓に疾患を持つ犬や以前に尿路結石にかかったことのある犬には与えない方が無難といえるでしょう。昆布などの海藻類はミネラルが多く含まれており、ミネラルを過剰に摂取するとそうした疾患を持つ犬には負担となってしまう可能性があるからです。どうしても与えたい時は、獣医師に相談してからが良いでしょう。

昆布を含め、特定の食材にアレルギー反応を示す犬も犬もいます。もし、昆布を口にした後で愛犬の体調に異変が見られたなら、すぐに病院で診察を受けるようになさってください。

とろろ昆布やおしゃぶり昆布は与えても問題ない?

とろろ昆布ははちみつや砂糖、食塩などが使用されていないものであれば、昆布と同様に少量与えても問題はありません。おしゃぶり昆布は砂糖や醤油で味付けがなされています。犬には塩分過剰または糖分過多になってしまうので、与えないでください。

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