
犬が首輪を嫌がる時の対策やしつけ方を解説!
飼い犬を散歩に連れて行こうと思った時は必ず首輪をつけなければなりません。リードをつけないで散歩しては制御不能になるばかりか、ほかの人に迷惑をかけかねません。しかし首輪やリードを嫌がる犬は少なくありません。なぜ嫌がるのでしょうか?そして対策やしつけ方について見てみましょう。

首輪をつけるしつけはいつ始めるの?

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飼い犬が子犬の状態できたのならば、ぜひ子犬のうちに始めましょう。生後14週くらいまでが子犬の学習時期と言われています。この時期にいろんな体験をさせることで、子犬は学習しその後の問題行動が少なくなります。
「褒める」と「無視する」をうまく使ってしつけていきましょう。
首輪をうまくつけることができた時はからだを撫でながら、よくできたということを伝えてあげてください。
最初はエサを使って首輪をつける方法になるかもしれません。首輪を嫌がっていてもエサにつられて首輪をつけるようになるからです。
しかし慣れてくれば、エサなしでも首輪をつけるようになるので、諦めないで繰り返ししつけをしていきましょう。
首輪をつける利点
首輪をつけることは、主従関係をはっきりさせる良い機会になります。犬は主従関係がはっきりしていないとストレスになります。
なので犬は首輪をつけて自分が下であることがわかると、飼い主がリーダーで従うべき存在であることを認識するので安心しますし、今後のしつけや犬のストレス軽減にも役立ちます。
散歩のたびに首輪をすることで、この主従関係をおしえ込めるので、ぜひ首輪に慣れさせるようにしましょう。
また、首輪には犬の鑑札や狂犬病予防注射済み票、迷子札など犬にとっての身分証明書を取り付けることができます。
万一、犬が勝手に外に出てしまったり飼い主とはぐれて迷子になったときでも、犬の身元がわかる情報を身に着けておけることは大切です。
散歩や外出のとき首輪をつけることは、犬にオン・オフの切り替えを行わせる儀式としての意味もありますし、首輪の破損がないことは毎日確認するのが望ましいこと、さらに最初に少し触れましたが首輪を長期間つけっぱなしにしていると犬の首周りに皮膚トラブルが発生してしまうおそれもあります。
ですから、外に繋留して飼っている犬でも、家の敷地内につないでおくときの首輪と外出用の首輪は別に用意してつけ替えるのが望ましいです。 そして室内飼いの犬でも、軽い布製の首輪を緩いサイズにしてつけておき、散歩に行くときに交換する方が良いのです。
室内でも首輪?と思いがちですが、とっさのときに犬をつかまえやすいですし、何かの拍子に犬が家から飛び出してしまったときに首輪の内側に住所と飼い主の電話番号を書いておけば犬を見つけるときに役立ってくれます。
首輪は犬と飼い主をつなぐ絆でもあり、犬にとっては命綱でもあるのです。首輪で犬におしゃれをさせるのも楽しいものです。首輪をつけることは 飼い主と犬双方の益になります。
犬は訓練することで必ず学習していくので、すぐに慣れなくてもゆっくりしつけていきましょう