老猫の夜鳴きの原因や症状、対策について解説

老猫の夜鳴きの原因や症状、対策について解説

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基本的に猫は夜行性なので夜活発になる生き物ですが、夜鳴きはストレスになりますし、近所の迷惑も考えると頭を悩ます猫の行動の一つと言えるでしょう。特に子供の頃は夜鳴きしなかったのに老猫になったら夜鳴きが始まったというケースがよく聞かれます。ではその原因や症状、対策を見てみましょう。

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老猫の夜鳴きの対策

夜鳴きをすぐに止める対策方法はありません。

不安感から鳴いているのであれば、可能な限り相手をしてあげること、夜も電気をつけたままにしてあげることができるでしょう。

老猫になったことで体温調整がうまくいかなく、暑い寒いを訴えているのかもしれません。 歯の調子が悪くなりご飯が満足に食べられないのかもしれません。

空調を猫に合わせてあげたり、食べやすいご飯に変えるなど、ストレスを減らしてあげましょう。 また、優しく声をかけて不安を和らげてあげるのもいいかもしれません。

しかし病気が原因になっていることがあるので、夜鳴きが激しいときは病院に連れて行って一度見てもらいましょう。

甲状腺機能亢進症だった場合

老猫の夜鳴きが突然激しくなった時疑われるのはこの「甲状腺機能亢進症」です。 これは甲状腺の働きが異常を起こし、甲状腺ホルモンが必要以上に分泌されることで、体の代謝が必要以上にアップする病気です。

老猫なのに元気が良すぎる、発情期のようだ、食欲が増し水もよく飲む、なのに痩せる。 夜鳴き以外にこれらの症状が出ていれば甲状腺機能亢進症が疑われます。

症状が進むと不整脈や心筋症が起こってしまうので、早めに病院で検査をうけましょう。

治療は甲状腺ホルモンを抑える薬による治療があります。 手術で大きくなった甲状腺を取り除くこともありますし、放射線療法もあります。

一見元気に見えるので気づきにくいかもしれませんが、放っておくと手遅れになりかねません。

注意してみてあげましょう。 適切な処置によって夜鳴きも落ち着きます。

認知症だった場合

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evrymmnt/shutterstock.com

認知症になると脳や神経が衰えて餌を食べたことを忘れて、訴えるために夜鳴きが止まらなくなったり、他にも動きが鈍くなったり、突然大きな声で鳴いたり、昼と夜が逆転したり、排泄を失敗するようになります。

老猫で認知症の心配が出てきたら一度検査してもらいましょう。 早い段階で発見できれば症状が進まないようにすることができます。

コミュニケーションをよく取ることは老猫の脳に刺激を与えるので認知症対策にいいでしょう。 一緒に遊んであげたり、声をかけるなどいつも愛猫のことを気遣ってあげてください。

愛猫の夜鳴きは時に頭を悩ませますね。

病気が潜んでいる可能性もあるので、異常を感じたらすぐに病院で診てもらいましょう。

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2 名無しさん
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母の飼っている老猫がよく夜鳴きします。なるほど。早速、母にも、安心させてあげることや明るくして寝てみるなど教えたいと思います。

1 なびき
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夜泣きとは言っても、いつどのタイミングで泣くのかによって、考えられる病気などが変わってくるというのがわかりました。トイレの後に鳴くのであれば、尿路結石の可能性があるんですね。夜泣きは夜泣きとしか捉えていませんでしたが、きちんと向き合うことの大切さを知りました。