オーガニック素材にこだわった「オーガニクスキャットフード」を解説!
mofmo編集部です。
オーガニック素材にこだわったキャットフード「ORGANIX(オーガニクス)」はアメリカ産のプレミアムキャットフードとして人気を集めています。とにかくオーガニックにこだわったキャットフードのようですが、実際のところどんなキャットフードなのでしょうか?愛猫に安心して与えられるフードなのでしょうか?
オーガニクスキャットフードの原材料と成分
では早速オーガニクスキャットフードの原材料と成分を見てみましょう。
今回は「チキン&ライス」を見てみたいと思います。
原材料は以下のとおりです。
有機鶏肉、有機チキンミール、有機エンドウマメプロテイン、有機オートミール、有機エンドウマメ、有機玄米、有機大麦、有機ヒマワリ種子ミール、有機ココナッツオイル、有機鶏脂肪、ナチュラルチキンフレーバー、有機亜麻仁、有機鶏肝臓、有機乾燥アルファルファミール、塩、塩化コリン、サーモンオイル、ビタミン(ビタミンEサプリメント、ナイアシンサプリメント、硝酸チアミン、パントテン酸Dカルシウム、ビタミンAサプリメント、塩酸ピリドキシン、リボフラビンサプリメント、ビタミンD3サプリメント、ビオチン、ビタミンB12サプリメント、葉酸)、ミネラル(亜鉛タンパク質化合物、鉄タンパク質化合物、銅タンパク質化合物、マンガンタンパク質化合物、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム)、タウリン、有機クランベリー、塩化カリウム、有機ローズマリー抽出物、有胞子性乳酸菌乾燥発酵品 となっています。
では詳しく見ていきましょう。
肉
nadianb/shutterstock.com
オーガニクスで挙げられている第一原材料、第二原材料は「有機鶏肉、有機チキンミール」です。
いずれも有機飼育の鶏肉です。
まず鶏肉は高たんぱくで猫の好物のひとつである食材です。
猫が必要とするアミノ酸もバランスよく配合されているため、猫に最適なタンパク源といえます。
またオーガニックチキンは育つ過程で化学物質を取り込まないので、良質で安全性の高いお肉になります。
アレルゲンを取り込まないためオーガニックチキンを食べる猫はアレルギーになりにくいとされています。
オーガニクスでは「チキンミール」が使用されています。
一般的にミール系は愛猫家が避けたい原材料と言われています。
なぜならミール系には粗悪な原材料が使用されている可能性があるからです。
例えば食用として取り除いた残りの部位(鶏のとさか、くちばし、骨、羽根、血液、足、ひずめ)を乾燥して粉砕して用いている可能性があります。
それだけではなりません。
中には病気で長期間にわたって薬物投与された家畜の肉、死んで腐りかけた家畜の肉などが使用されている可能性もあるのです。
こういった粗悪な原材料から良質な栄養が摂取できるでしょうか?
消化に良いといえるでしょうか?
当然栄養価は低く、消化にもよくないことがわかりますね。
ですから愛猫家にとってミール系は避けたい原材料のひとつなのです。
しかしオーガニクスでもミール系が使用されていますが、原材料の95%がオーガニックであることを考えると、ミールとはいってもこのような粗悪な原材料を使用したものではないと予想できます。
プレミアムキャットフードの中には良質の肉をあえて乾燥粉砕して使用していることがあります。
乾燥することでたんぱく質を凝縮させることができますし、粉状にすることで消化を良くすることができるからです。
オーガニクスで使用しているチキンミールも品質の良いオーガニックチキンを乾燥させたものということができます。
ですから心配しなくても大丈夫です。
豆類
zcw/shutterstock.com
第三原材料以下に挙げられているのが「有機えんどう豆」です。
えんどう豆に関しては賛否が分かれるところですが、ここでは多くのアミノ酸を含むたんぱく源、またビタミン群も豊富でたんぱく質や脂肪の燃焼を助ける働きがあるとして用いられています。
また消化率も高いアレルギー対策された豆として、大豆の代わりに使用されています。
穀物
他には「有機玄米、有機大麦」といった穀物が使用されています。
大麦は水溶性食物繊維が豊富なのでおなかの調子を整えるサポートをしてくれます。
玄米は白米よりもビタミンb群、ビタミンE、ミネラルなどが豊富です。
食物繊維も豊富で善玉菌を増やしおなかの調子を整えます。
しかし猫は肉食動物ですので、穀物の消化吸収を苦手としています。特に小麦やとうもろこしは消化がしにくくアレルギーになりやすい食材ともいわれています。 玄米や大麦は低アレルゲンとはいえ穀物であることには変わりないので、たくさん摂取すると消化ができなかったり、消化機能が弱っているときは負担をかけてしまうかもしれません。
とはいえ、アレルギーを起こしやすい小麦やトウモロコシを使用していないことは高く評価できます。
穀物アレルギーを持っている猫や、大麦や玄米でも穀物を使用しているのは気になるという方には「グレインフリーチキン&ポテト」があります。
こちらのフードには穀物が一切使用されていないので、穀物アレルギーの猫も安心して食べることができるでしょう。
油脂
猫が必要としている栄養素には「脂肪」もあります。オーガニクスでは「有機ココナッツオイル、有機鶏脂肪、有機アマニ、サーモンオイル」が用いられています。
どれも上質のオイルで体に良いものです。
ココナッツオイルは中性脂肪になりにくく、コレステロールを下げる働きもあります。
サーモンオイルからはDHAやEPAを摂取できるため脳や神経の健康な成長をサポートします。また免疫力を高める働きもあるのです。
その他のオイルも不飽和脂肪酸であるオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸が含まれており、これらは健康な皮膚や被毛の維持にかかすことができません。
不飽和脂肪酸は体内で生成することができないため、食事から摂取するしかありません。
ですから不飽和脂肪酸を豊富に含むこれら上質なオイルは愛猫の健康をサポートしてくれる食材といえるのです。
また鶏脂肪は嗜好性が高く、食いつきをよくする助けもあります。
添加物
オーガニクスは原材料の95%にオーガニック素材を使用しています。
いくらどんなに体に良い原材料を使用していても、人工添加物も使用していては体に良いフードとはいえません。
それだけ人工添加物というのは体に悪影響を与える恐れがあるのです。
例えばキャットフードによく用いられている「酸化防止剤」があります。
酸化防止剤はキャットフードの保存にかかすことのできない添加物ですが「BHA、BHT、エトキシキン」といった合成酸化防止剤は発がん性があります。
特にエトキシキンは食用への使用が認められたことのないほど危険な酸化防止剤です。
いくらオーガニックで体に良い食材をふんだんに使っていても、一つ発がん性のある酸化防止剤が入っていたら全体的に見てそのフードは健康に良いものとはなりませんね。
ですからオーガニクスでは危険な合成添加物は一切使用していません。
酸化防止剤には安全性の高い天然由来のミックストコフェロールを使用しています。ですから安心して愛猫に与えることができますよ。
成分
オーガニクスの成分はどうでしょうか?成分は以下のとおりです。
粗たんぱく質32.0%以上、粗脂肪14.0%以上、粗繊維3.50%以下、水分11.0%以下、カロリー373kcal100gとなっています。
たんぱく質や脂質の割合が高く子猫でも十分なたんぱく質量が摂取できます。
有機鶏肉を使っており、たんぱく質の質も良いといえるでしょう。
オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸のバランスも良いので皮膚や被毛の健康維持もしっかりサポートしてくれます。
しかし穀物が使用されているので、炭水化物の量が多めといえます。食べすぎによる肥満に気をつけましょう。
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入り口にゲートを付けていることと、首輪に住所や連絡先を書いていますね。まぁマンションなので脱走しても同じ階のフロアをうろうろするくらいなんでしょうけど。
オーガニック素材にこだわったからこそのキャットフードは、健康第一を考える飼い主目線の商品だと言えるかもしれません。体に良くないものを毎日蓄積することがないように、愛猫のためのキャットフード選びをしたいですね。
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毎日食べるキャットフードだからこそ、品質や安全性にこだわりたいですよね。オーガニクスキャットフードは、合成添加物無添加ですし、輸入の際に生じるあらゆるリスクも考慮されているので、安心して与えることができますよね。
オーガニックと聞くだけで、体に良さそうなイメージがあって、目を奪われてしまいます。でも、オーガニックなものは、結構お値段が高いのが多いので、なかなか手が出しにくいというのがネックです。体に良い、安心して体内に入れられるという魅力があるのに、価格を見て、断念してしまうことが多いです。