社会で活躍する身体障碍者補助犬のデビューから仕事内容を紹介。訓練士になるには?

社会で活躍する身体障碍者補助犬のデビューから仕事内容を紹介。訓練士になるには?

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社会で活躍する3つの身体障碍者補助犬、盲導犬、聴導犬、介助犬のそれぞれの仕事内容や、犬種の向き不向きなどについてまとめました。各身体障碍者補助犬がデビューするまで~引退までの過ごし方についてもまとめました。

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身体の不自由な人の生活をサポートする「介助犬」

dog listening with big ear

Javier Brosch/shutterstock.com

介助犬は手足の不自由な人に対して、ドアの開閉をしたり、ものを拾ったり、着替えの手伝いをしたり、言われたものを取りに行ったりして生活をサポートする身体障碍者補助犬です。

例えば、着替えるための新しいTシャツを、隣の部屋のタンスからとってきて渡す。

介助犬になるにはどんな訓練を受けるの?

Cropped shot of young african lady wearing white costume walking with pretty dog in park

Dean Drobot/shutterstock.com

介助犬はまず介助犬に向いている性格の穏やかな親から生まれた子犬の中から選ばれます。

繁殖ボランティアのところで生まれた子犬たちです。

盲導犬と同じように、1歳まではパピーファミリーと言われる子犬飼育のボランティアの家庭で愛情いっぱい育てられ、人と生活する喜びとマナーを学びます。

1歳になると、訓練センターに入り、3週間にわたる適性テストを受けます。

このテストでは、人間との作業を楽しんでやれるか、どんな状況でもおちついていられるか、など介助犬に向いているかどうか判断されます。

適性テストをパスした犬たちは、介助犬候補生として、基本的な訓練と、落ちたものを拾って運んで届けるというような介助犬特有の動きをトレーニングします。

そのあと、実際に使用者になる手足の不自由な人との共同訓練が始まります。

介助犬候補生だけではなく、ここでは人も、正しい合図の出し方や犬のほめ方、犬の手入れの仕方などをトレーニングします。

使用者と介護犬候補生はペアになって認定試験を受けて見事合格すれば介助犬としてデビューします。

介護犬は10歳まで仕事をしたら、そのあとは引退し、一般家庭やユーザーの家庭などで家庭犬として生活します。

介助犬に向いている犬種

介助犬になる犬の犬種は定められてはいませんが、性格が穏やかで物おじせず、人との共同作業が好きな性格の犬でなくてはなりません。

盲導犬の候補生だったゴールデンレトリーバーやラブラドールレトリーバーの中から選ばれることもあります。

身体障碍者補助犬の訓練士になりたい!

friendship concept, man and dog sitting together on the beach at sunset

Ditty_about_summer/shutterstock.com

身体障碍者補助犬の育成と認定は、厚生労働大臣が認定した団体の全国の育成施設で行うことができます。

盲導犬、介助犬、聴導犬それぞれに、個別の認定が必要です。

身体障碍者補助犬を育成する訓練士は、盲導犬訓練士、聴導犬訓練士、介助犬訓練士の3つに分かれますが、これは国家資格ではなく、それぞれの認定団体もしくは認定NPO法人に加盟している団体のなかで審査をうけて得られる資格です。

盲導犬の訓練士であれば、全国に11ある盲導犬育成団体の職員になることが第一歩です。

現在全国にはおよそ70名の盲導犬訓練士が活動していますが、まだまだ人数が足りていません。

しかしながら、各団体の受け入れ人数にも上限があるため、希望していても職員になるには狭き門をくぐらざるを得ません。

盲導犬訓練士になれば、さらに上の盲導犬歩行指導員を目指すこともできます。

盲導犬歩行指導員は、実際に盲導犬と人とが街中や公共施設の中を歩く訓練に付き添い指導する役割で、より実践的な知識と高いコミュニケーションスキルが求められます。

盲導犬訓練士あるいは盲導犬歩行指導員の養成カリキュラムは、協会によって厳密に定められており、犬の訓練技術および犬に関する基礎知識、視覚障害及び法律に関する知識、視覚障碍者の歩行に関する技術及び知識、盲導犬の歩行指導に関する技術及び知識(日本盲導犬社会福祉施設協議会リハビリテーション部会盲導犬委員会の規定より抜粋)を身に着ける必要があります。

さらに技術的な面でも一定の基準を満たしていなくてはなりません。盲導犬訓練士になるまでには約3年間の養成機関が必要です。

身体障碍者補助犬にもう少し身近にかかわりたいなら、身体障碍者補助犬を支える各種ボランティアに登録するのも良いでしょう。

一頭の身体障碍者補助犬が誕生し、一生を終えるまでには、繁殖ボランティア、パピーファミリー、引退犬の引き受けボランティア、盲導犬訓練士のサポーターなど、さまざまなボランティアの人たちが関わります。

自分のライフスタイルに合った参加の仕方を探して、参加してみるのも良いかも知れません。

まとめ

いかがでしたか?

今回は盲導犬、聴導犬、介助犬の3つの種類の身体障碍者補助犬についてまとめました。

日本ではまだまだ頭数の少ない身体障碍者補助犬ですが、身体の不自由な方のために、社会で活躍しています。

街で身体障碍者補助犬たちの姿を見かけることがあれば、温かい目で見守ってあげてください。

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1 名無しさん
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犬はほんとに優れた動物だと思う。障害を持った人間の手足となり、目となり、耳となれる動物は他にいない。牧場でも牧羊犬などとして、しっかりと仕事をこなすことができる。犬は人間にとって一番のパートナーだと思う。たくさんの犬が悲しい想いをしている現代だから、安易な気持ちで犬を飼うのはやめて欲しい。