愛犬のために安心安全の遊べるお庭を作ろう!取り入れるべきものと作る時の注意点

愛犬のために安心安全の遊べるお庭を作ろう!取り入れるべきものと作る時の注意点

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mofmo編集部

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わんちゃんを飼っている人なら誰しも愛犬が喜ぶ庭を作ってあげたいと感じたことがあるのではないでしょうか。しかし、いざ愛犬が喜ぶ庭を作ろうと思っても「どんな庭が喜ぶんだろ〜?」なんて思ってしまいます。では、愛犬のために庭作りをしようと考えている方の参考になればと思いまとめてみました。

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トイレスペース

French bulldog sitting on toilet at home

Patryk Kosmider/shutterstock.com

庭に愛犬用のトイレスペースを作る家族も珍しくはないようです。庭のあちらこちらで自由に排泄されて芝生が枯れてしまうのも嫌ですし、どこにされたかもわからないまま子供たちを遊ばせるのも不衛生といえるのでやはり『トイレスペース』を設けておられるようです。

しかし悩むのは庭のどこにトイレスペースを設けるのかということです。土の上に染み込んだ愛犬のおしっこ臭はやはり困ります。特に梅雨時から夏の日差しの強い時期などは湿気とともに匂いが湧き上がってきます。自分の庭といえどもこの匂いはお隣さんにだって臭っているはず……。

もし『コンクリート』を採用するのなら排水路をきちんと確保する必要があります。勾配をつけて水が排水路に流れるように作らなければ水たまりと共に匂いまで溜まってしまうので大変なことになってしまいます。

『人工芝』の場合、品質の悪い人工芝ほど排泄物の匂いがゴムや織布が匂いを吸収して取れなくなってしまうことがあるようです。最近ではあまり匂いがつかないというものも売っていますので、人工芝にしたいと思っている方は購入前に調べておくことをおすすめします。

『ウッドチップ』を採用するなら洗えるものは洗いよく乾燥させたり、匂いのついた古いものは捨て新しいウッドチップを補充するなどの工夫が必要です。

運動スペース

Happy pet dog playing with ball on green grass lawn

alexei_tm/shutterstock.com

毎日運動目的で散歩をする場合でも、リードが必要で、自由に走り回るにはドッグランに連れていかなければなりません。もし、敷地に余裕があればドッグランやプール、アジリティグッズなどを設けてあげると愛犬の運動不足や、ストレス解消になりますし、多忙な飼い主さんにとっても自宅の庭で安心して遊ばせてあげることができます。フライングディスクやボールなどペットが好きなおもちゃで遊びたい時も家にドッグランがあれば、いつでも遊ばせてあげられますし、しっかり運動することによって病気や肥満を予防できます。 しかしドッグランを作るにさいしても足元には気をつけなければなりません。なぜならばわんちゃんの肉球はとても敏感です。暑さや冷たさも感じやすいです。また四本の足で体を支えているわけですから、足元が悪ければ足にも負担がかかりますし、体にも悪い影響が出てきてしまいます。ぜひ、わんちゃんが快適と思える「地面」を理解した上で作ってあげたいと思います。

愛犬が快適に過ごせる地面

Smiling dog

JIFF/shutterstock.com

芝生

芝生の庭は、わんちゃんの足や身体が汚れにくいということと、クッション性が良いというメリットがあります。冬は冷たさを防ぐ効果も十分にあり、夏は地面が熱くなりすぎず爽やかさを感じます。

人工芝

最近の人工芝は手触りや見た目などでさまざまなタイプがあります。人工芝は芝生と違って手間がかからないので扱いやすく、わんちゃんにとって快適な庭を作り出すことができます。

クッション性の高い物を選ぶなら芝がしっかりと立っているものが良いかもしれません。

より天然の芝生に近いものほど値段が高くなりますが、それほどこだわらなければ安く仕上げることもできます。排泄物の匂いに関しては上記でも説明しましたが品質の悪い人工芝ほどゴムや織布が匂いを吸収して取れなくなってしまうことがあるようです。

ひのきチップ

わんちゃんを飼う上で蚊を媒介としたフィラリア対策が必要です。お庭の一部にでも床材にひのきチップを取り入れる事をおすすめします。ひのきチップは蚊が寄りにくいのでフィラリアの予防にもなります。

ひのきには新築の住宅のような特有の香りだけではなく、防虫、防臭、抗菌、防カビ、リラックス効果などにも期待が持てます。

湿気が溜まりやすいので日当たりの良い場所の方が良いかもしれませんし、日当たりの悪い場所でしたらあまり厚く敷き詰めないようにした方が良いでしょう。

古くなったひのきチップは自然に土に還りますので、2年程度を目安にチップを補充してあげると美しく保てます。

真砂土

公園の遊歩道などによく使われています。見かけは普通の土で敷き詰めて平らにならすと固まる土です。真砂土は透水、保水効果もありますし、アスファルトやコンクリートでは避けられない夏の照り返しを抑えることができます。

ゴムチップ舗装

ゴムチップ舗装の特性は弾力性があり滑りにくく、わんちゃんに優しい素材です。散歩が日課で様々な地面を歩いているわんちゃんは肉球が厚くなりますが、室内で過ごしていることが多いわんちゃんや子犬は肉球がとても柔らかいためアスファルトやコンクリートなどで急に遊びだすと肉球がひび割れたりしてしまうことがありますが、ゴムチップ舗装は足への負担が軽減されます。また転倒や落下によるケガの防止や軽減にも役立ち、わんちゃんの運動に向いています。

保育園など小さな子供が遊ぶところに良く施工してある舗装で、人にもわんちゃんにも優しいといわれています。

スタンプコンクリート

スタンプコンクリートとはレンガ、タイル、石張り等の本物を使わずコンクリートに直接加工して風合いを表現する技術です。本物との違いはほとんどなくとても良い雰囲気です。路面もコンクリートの土間やタイル貼りよりも滑りにくくなっています。

しかしスタンプコンクリートは基本コンクリートですから硬い素材でできています。また熱を持ち照り返しのある床材です。真夏の温度が高くなった時は水打ちする事で地面の温度を冷やすことができますが、体高の低いわんちゃんにとっては厳しいものがあるかもしれません。

日陰や日よけなどでひんやり感を感じるところにはおすすめできる素材です。適材適所を考えて計画を立てると良いと思います。

タイルデッキ

タイルデッキはウッドデッキに比べて、腐り、塗替えの心配はありませんし、レンガなどに比べて泥汚れが染み込みにくいのが特徴です。汚れた場合はデッキブラシなどで洗い流すことができます。いつもきれいに保ちやすいので、玄関や園路の舗装などにもよく使われます。「タイルって滑るのではないですか」っと疑問に思うかもしれませんが、屋外用のタイルは表面がザラザラして雨などで濡れても滑りにくく安全です。

しかしタイルデッキにも注意しなければならない点があります。それは段差です。室内の床とタイルデッキの高さをフラットにしてあげてください。またタイルデッキから地面に降りるとき、地面からタイルデッキに上がる時などはわんちゃんの負担を考慮してスロープを設置することをおすすめします。

なぜならば目線が低いわんちゃんは高低差がわかりづらく小型犬や胴長短足犬、シニア犬などは特に注意が必要です。

せっかくスロープを設置してあげてもタイルデッキから地面に飛び降りたり、飛び乗ったりしてしまうわんちゃんもいます。そのような時にはおやつなどを使って誘導し、スロープを使うと良いことがあることを教えてあげると覚えてくれるでしょう。

愛犬が喜ぶ庭作り……誰にお願いすれば良いのでしょうか?

Sunlight In Green Coniferous Forest, Summer Nature

Grisha Bruev/shutterstock.com

もちろんDIY(Do It Yourself)が得意な方でしたらご自分で、またご家族で作ることもできます。最近のホームセンターの売り場ではプロの方が使う材料であってもビデオなどで作り方を教えてくれています。しかし、ご自分で作る時には愛犬のことを良く理解した上で作られてください。

また、業者さんに頼みたいと考えている方は、『犬が喜ぶ庭作り』の経験者である方にお願いするか、できれば「愛玩動物飼養管理士」のいるエクステリア業者に依頼することをおすすめします。

愛玩動物飼養管理士とは
愛玩動物飼養管理士とは、「動物の愛護及び管理に関する法律」の趣旨に基づき、愛玩動物(ペット)の愛護及び適正飼養管理の普及啓発活動などを行うために必要な知識・技能を、公益社団法人日本愛玩動物協会の通信教育によって体系的に修め、所定の試験に合格し、協会より認定登録された者をいいます。
出典:https://www.jpc.or.jp/kanrishi/

「愛玩動物飼養管理士」は、ペットの習性や正しい飼い方、動物関係法令(動物愛護管理法、ペットフード安全法等)、動物愛護の精神などを、多くの人に広めるペットのスペシャリストです。ペット業界や動物のボランティアなどペットに関するさまざまな分野で活躍しています。できればこのようなわんちゃんに対する正しい知識を持った方に相談してお庭作りをすることをお勧めします。

まとめ

愛犬は家族として大切な存在です。環境に気をつけてのびのびと健やかに生活できるようにしてあげたいと思います。愛犬が楽しく過ごす姿が、私たち飼い主にとっても元気の源となります。事故や危険に気を付けて、愛犬との楽しいガーデンライフを楽しまれてください。

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