
低体温に要注意!猫の体温が下がっているときはどうすればいい?

mofmo編集部です。
もし猫が低体温になっていることに気付いたらどうすればいいのでしょうか?猫が低体温になる原因と症状、対処法について学びましょう。また日頃から猫が低体温にならないように気をつけることは飼い主の務めです。

猫が低体温にならないためにできること

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完全室内飼育にする
屋外は猫にとって危険がたくさんあります。特に寒い冬に迷子になってしまったり家の中に入れなかったりすると低温下にさらされることによって低体温になってしまうことがあります。雨や雪が降る日にそのようなことが起これば高度低体温によって死亡してしまうという結果にもなりかねません。
また猫が外に出ると喧嘩や交通事故などによって大怪我をするリスクも増えることになります。特に流血を伴う大怪我は体温を下げる原因となり、低体温になってしまうので注意が必要です。またいたずらなどによって虐待されたりすると精神的ショックを受けることにもなるでしょう。
これらのことを考えると猫の飼育は完全室内が適しているといえるでしょう。運動不足にならないように広いスペースを確保したり、上下運動ができるようにキャットタワーなどを設置したりすれば、猫の好奇心を満たすだけでなく適度な運動を促すことができます。
普段から猫が室内にいると飼い主としても様子や体調を観察しやすくなります。ちょっとした異変にも気が付きやすくなるので、軽度低体温の症状にもすぐに気づいて対処することができるでしょう。
暖かい環境をつくる
室内飼育だといっても温度調整をしっかりしていないと屋外で過ごしているのと同じになってしまうことがあります。冷たい床で長時間過ごしていると体温がだんだんと奪われて低体温になってしまう可能性があるので、室内の温度管理もしっかりとしておくようにしましょう。
寒がりの猫は人間よりも平熱が高めなので、そのことを意識して温度調整をしてください。こたつで丸くなるのが好きな猫もいるかもしれませんが、その場合は低温火傷や熱中症にならないように気を付けてください。床暖房やホットカーペットを使う場合も同様です。
室内飼育であっても危険なのは飼い主が留守にしている時です。留守にするからといって暖房機器をすべて消してしまうと、家の中全体がものすごく冷たくなる場合があります。エアコンなどを使って室内温度が一定に保たれるようにしましょう。
飼い主の留守中に猫が家の中で低体温になってしまったら元も子もありません。室内にいるからと油断せずに特に冬場は室内温度を常に一定に保つことができるように工夫しましょう。
緊急事態に備えておく
低体温だけでなくほかの病気や怪我の時にもいえることですが、緊急事態に備えておくことも大切です。自宅でできる応急処置についてはもちろんですが、連れて行く動物病院をピックアップしてくことも緊急事態に役立ちます。
その場で動物病院を探すようだと時間がかかってしまい、もたもたしている間に猫の容態が悪化してしまうことになるでしょう。あらかじめ動物病院をいくつかピックアップしておいて、連れて行くための手段も用意しておくようにしましょう。
猫用の体温計を用意しておくこともいいアイディアだといえるでしょう。特に老猫の場合は平熱が低めなので普段から体温測定の習慣を付けておくことによって異常に気が付きやすくなります。また猫は人間の体温計を嫌がることが多いので、猫用を一つ用意しておくと安心です。
まとめ

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猫の低体温について、そしてその症状についてまとめることができましたがいかがでしたか?猫が温かいのは人間の平熱より高めの38℃から39℃くらいだからです。平熱以下になっていると低体温の可能性があるので気を付ける必要があります。
ブルブルふるえたり元気がなくなったりしていると感じたらすぐに猫用の体温計で平熱を下回っていないか確認するようにしましょう。軽度低体温であれば体を温めることによって回復することができるでしょう。
中度低体温や高度低体温の場合は緊急事態ですから、できるだけそうならないように飼い主としては普段から注意していたいですね。低体温になりやすい冬場は特に、猫の様子を普段から観察しておくこと、暖かい環境で快適に過ごすことができるようにすることなど、低体温の予防に努めるようにしましょう!